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西の空が晴れた夕暮れには
宵の明星が黄金に輝き
地上から仰ぎ見るそれは
宇宙の高貴を惜しみなく放つ

この星に生まれ
過ごした日々は
ただただ眩暈
余りに早く遠去かり
余りに遠く奥ま ....
水の惑星の縁に群れる雲は
答のない問いをささやき
そよ風といっしょに耳をなぜる

私は私の影なので
生き身は自然からのかりもの
魂は何とは言い切れない何かへとつながっている

雪国の
 ....
二〇一七年八月一日 「カサのなか」


いま、きみやから帰った。ラーメン食べて寝る。おやすみ。

 文学極道の詩投稿掲示板に、作品「カサのなか」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。 ....
世界の糊代に迷い込み、四方八方、己の居場所とはまるで違う有様で、色の薄い一日が繰り返される、精神異常者が見る見境の無い夢のような日常の中で、思考は数十年放置された廃屋の窓ガラスのようにひび割れ、所 .... 炭酸ジュースしゃかしゃか振ってプシュッ た ら、あ
シュワッ 近未来

キリンみたい 、な
水銀灯の 塗り絵みたいな光のなかを
コンビニ袋が
虫の知らせみたいに応答して
海の ....
    
       傘を見たものは言う

       尖っているやつだね
       いや、丸かった
       いやいや、三角だった
       短くなかったか
 ....
窓を開けると
爽やかな風が

夏の終わりを告げる
秋の臭いを運んでくる

お盆の頃にやって来た
小さな台風が

まるで
神風のように

この北国の
焼けつく夏から

熱さ ....
     手を伸ばしても、伸ばしても
     掴めないやさしさに
     伸ばした指先に
     宿るかなしみ
     声にだすことも、
     泣くこともできず
 ....
雨が降る
夜更けの街に
濡れていく
ひたすらの闇
広がって
向かいの家に
点る灯り
故郷のように
懐かしく
忙しく動く人影が
家族の居場所を
教えている

ひたすらに
広が ....
{引用=忍路・蘭島}
翡翠と書いてカワセミと読む
そんな宝石が飛び去る刹那の後姿を
有難い気持ちで見送った

3500年前の環状列石は
見かけも手触りもありふれた石
そりゃあそうだろう
 ....
おや
また生理食塩水か?

ちょっと前にもニュースにあった
生理食塩水を誤って最大7人に接種------

何度も何度も
いったいこれはどういうことだろう


思って調べてみたら ....
この島国の片隅。
私が生活している場所。

コンビニ有ります。スーパーマーケット有ります。
学校有ります。病院有ります。駅はわりと近いです。高速バス停かなり近いです。
とは言ってもいつもクル ....
ふるさとみたいな
おなかのつめたい石に
雨が降る

チャコールグレーの傘をさした
すぎやまくんに
水溶性の雨が降る
溶けていくね
好きだったのに

ほんとうは存在していない ....
静けさ 揺れる
にわかな雨、
光の空から
降り注ぎ

宇宙を回遊する言ノ葉たち
凝集しては散開し
思考の流れをこの界へ
屈曲しながら艶やかに
在る物、在る物、造形する

静けさ  ....
眠れない夜にはねこを洗う 
静かにわめいてるドア越し
あけてはいけないと静止する
あけてみてみたいと開始する
それでは、有料、悠々、遊泳

幽霊、みたいではいられない
佇みながら座るため ....
街を越えて
町を越えて
村に辿り着く

山間の静かな場所
湖があり広い心になる

都会の渦に巻き込まれ
狭い心になっても
故郷に戻れば楽になる

都会を離れて村に戻る
全身が喜 ....
その夏、軒先の巣から落下した雛鳥を拾い、かたい土の庭に埋めて
はじめて心の
奥底に──
夏を感じた


(図書館の傘立てから盗んだ傘がわたしの唯一の武器で
傘にはマジックと紙とテープで名 ....
そりゃあそうだろう。
 降ってきたんだぜ。
 俺には確信を持った過ちにしかおもえなかった。
 ひとつやふたつじゃない。
 無数といういいかたが正しければ、おそらく無数という表記の仕方になる ....
身の丈に合わない服を着てみて
この引きずっている感じが良いんだよ、と
大人ぶってみせた
わたしたちはもういない
スカートを折って丸めないで
シュシュで留めないで
靴下は真っ白で脹脛の半分く ....
君が物語の勇者だったら
まずはじめに何をしただろうか
氷の剣を手に入れただろうか
花の城を目指しただろうか
何でも良いのだけれど
其処に僕がいないことを
心から感謝する

ずっと ずっ ....
寺の庭の隅にある
竹筒から……石の器へ
滴る水がしずかにあふれている

そよ風が、頬を撫でる
温かな抹茶を、啜る

僕は今 幸せなのかもしれない
女のお尻は男よりも丸い
僕に耐えられぬ、痛みをも知るひとよ
あのなかにはもしや
青い小さな惑星が回っているやもしれぬ
ちいさな
ちいさないのち
ちりはて
遠いみ空を
かけてゆく

)境界線を越えたなら
)きっと合図するからと
)しろくはかなくそう言った
)ちいさないのちにあふれる涙

あめがふり ....
朝早くから
点滅の信号を少年が渡る

いつまでもそれを忘れてしまわないように
いまはまだ赤い朝日に向かい
息を弾ませながら

この街で
一番高い白い建物を見上げて
右手を伸ば ....
抉り取られた枝、から
予告もなく傾いていく
網が からめとる とられない
誰かの手紙が捨てられて
落書きばかりにうんざり

ひさかたの果実にうつつをぬかす
転がる、ひかり、分散、なつのひ ....
フレンドリ

できない
しない

孤立

罪を、宇宙に、棄てた。

何処へも出て行けなかった
足がすくんでしまって。

反省して
謝罪して
許してもらえたから、

罪を、宇宙に、棄てた。


心で、白い、花が、
 ....
大学時代の知り合いに
硫酸浴びせかけられるのは
誰だってイヤだ

美空ひばりが塩酸をかけられたのは
超有名人の宿命みたいなもんだが
(松田聖子は舞台上で襲われたな
渚のバルコニー歌ってい ....
綾瀬はるかには
興味がないので
綾瀬はるかの飛沫を浴びて
コロナ感染はしたくない
これが広瀬すずだと
飛沫を含めた
あらゆる体液を浴びることが出来るなら
コロナ感染ぐらい
屁でもないと ....
頭が痛くって
同じこと経験した、と友達してても
例えば同じ色見てても
頭の中に入って、あなたの眼球と視神経を使わなきゃ
本当に同じ色だった、て安心できない
頭が痛くって、たまに熱が出て、
 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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リヴィジョン_/_ある女の子篇- 末下りょ ...自由詩2*21-9-5
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