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【まじか】

気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに

もっとまじかに赤を ひきよせて ....
   フルーチェを作った
   冷蔵庫で冷やして
   お風呂上がりに
   娘と二人で食べた
   フルーチェのメロン味が
   美味しいねと娘がいう


     幸せというのは
 ....
自炊の道を極めんと
愚娘の助言を聞き入れ
圧力鍋を購入した

やや季節はずれのブリ大根
今日は黒霧島のお湯割

圧力鍋には
なにやらタイマーが付いていて
超絶簡単レピシ本通りで
 ....
 
ひとりでメソメソ オーケー オーケー

ひとりでプンプン グッジョブ グッジョブ

ひとりでゲラゲラ いーんじゃなーい


 
生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる 朝の空

西から東へ
まっすぐの飛行機雲

確か
この飛行機雲はラドン
ラドンの太い飛行機雲だ

ラドンが目覚めた

いつも怪獣は環境破壊によって目覚める
そして環境破壊す ....
焦げたカレー
僕は
死の味を知らない
生の味も、少ししか知らない
でも食べないと
この焦げたかおりが苦手だけど
食べないと

僕は誰であり
誰なのであればよかったのか
やっと寝かし ....
喉に引っ掛かる
言葉を出せない
喉の痛みは
昨日から

引きずるように
引きずられるように
能力の低さを思い知る

声が変わっても
僕の顔だけで認識してよ
間違えられるヴァージン ....
愛の迸る行為の後、裸のお前に女を見る時、
俺はいつも大きな母性を感じる。
自分が男でいる事の頼り無さを感じる。
これは悪しき習慣だ。

ベッドの中で体を摺り寄せる女のお前に
俺は対等な ....
銀河系のその果てに散っていった星々よ。
再生の時を待ち、いざ解放の雄叫びを上げ、玲瓏と生まれ出でよ。
絶望の闇を抜け、苦悩を苦悩と知りながら、
輪廻の法則に則って、高らかな歓喜の出生を奪え。 ....
出来る男とは
出来ないことをしない男だと
五輪書を読んだ
400戦無敗
ヒクソン・グレイシーから学んだ

なので
今夜は
嫁さんが来る前に
異常に早く16時に寝る
たるんだ朝だった
コンビニでパン買った
うす曇りだった
うす黄色の太陽光
たるんだ昼だった
コンビニでコーヒー買った
コピーかけても
掃除機かけても
たるんだ夜だった  ....
  「時」に噛みつかれなくなったら
        「空」がにらみ始め
      「風」を敬遠しだしたら
   「光」がこんどは戸惑い始める

      八十路のおらにむかって
黒衣の ....
昨晩のメキシコ映画を熱く反芻して屋台の列に並んだものの
ずいぶんと待たされた でも手作りだから仕方ない
5月は近い
風は雲を掃いて頂には太陽
匂いに高揚


じり り



り ....
海岸道路わきに車を停め
赤い傘を立て
女の肩を抱き
突堤を海へと向かって歩く

鉛色の空が
どこまでも低く垂れこめる

雨があがった一瞬
俺たちはそこできつく抱き合って
キ ....
声をあげるべきだろうと思った

今朝はまるで空襲の後の
焼け跡の空に似ている

明るみに出ている
ニンゲンの論理
プラットホームに発着する
列車と時刻表と
疲れきった満員電車の
 ....
自動車、飛行機、電話
テレビ、インターネット
良かれと生まれた物で
世から疎まれた者が
不幸な事件を引き起こす

物づくりニッポン
いや、者づくりだよニッポン
失敗を許すのは三回まで
三回を過ぎたら、期待ごとゴミ箱へ
仏の顔に倣ったのはいいけれど
あんまり正確にしていると
神様と見間違う


私の優しさは有限です
愛も有限です
怒りには ....
苔生した岩が目覚めの胸を押し潰す
浅瀬では精霊の呼び声がまだ響いているので
安らかに泉に潜り込む
カーテンの隙間から立ち昇る朝が角度を傾け
夢の泡を貫いてくる
惜しみながら深部を反転したのち ....
昔カエルに
やってたように
おしりの穴から
ストローで
プウッと空気を入れたなら
あの娘は
アアンと言いました

プウッ
アアン
プウッ
アアン

楽しいな
離ればなれになり
どれくらい月日が流れたのか
わからないくらい遠い

再会は突然来る手紙のように
予想もつかないプレゼント

一つの鮮やかな想い出から
紐解かれていく想いが
塗り絵の ....
タクシーを止められなかった手で背中をかく 誰もいない夜
クレジットカードの請求額を確認していると
代々木駅の 駅前に
並んだ食堂が 頭を掠める
どこに行くというわけでもないけれど
ゲームセンターではない
そんな気がする 記憶が ....
言語というものは
フランス川藤幸三主義ゲンゴロウ学者
ミソシールが言うところの
エロい言語(オマール)
ワキの臭い言語(クサイケドミリョクテキ)
舌絡めの言語(舌表出)の三つに分類される
 ....
いちばんたいせつなもの

財布だろうか

いのちだろうか

ものとかだろうか

いちばんたいせつなもの

いちばんなんてあるのだろうか

いちばんってなんだ

なに決めつけ ....
走って行って渡った
点滅を始めていた
青信号
お昼休みに
買ってきた弁当が
手の中で跳ねている
サラダがいくらか多いのにした
空は晴れ渡っているのに
風は冷たい
私の胸の中にも
 ....
弁当を作りながら
異能する君は謎の生命体
昨日までの怒りと不満が
女のカタチに脱皮して行く
鉤爪は残したままで

朝は不躾に明るい破魔矢
夜明けの夢を葬り去って
吉凶を告げるかのように ....
少女の耳は
たくさんのこころをきこうとして
とっても
おおきく
あたまから
ひらきました。

中心部は
とっても
あつかったです。

あついあつい熱をじゅうじゅう持って
みんな ....
遠くの街の錆びた街路樹に
薄紅色の吐息が咲く
秘密めいた儀式は終わりがない悪夢によく似て
通りすがりの足音を数える孤独な作業みたい


蛇口からほそく水を落とす
鉄くさい地 ....
同じ 花びらでも 
気候によって 咲き方が 違うように 

人間の表情も 
くるくると 変わる

スミレは 一年中 
可愛らしい花を 咲かせてくれるんだよ と 
あなたは言 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湧出鬼没__(三篇のオムニバス)- るるりら自由詩15*14-4-14
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生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる- 北大路京 ...自由詩514-4-13
ラドンの飛行機雲- ichirou自由詩14*14-4-13
焦げたカレー- めー自由詩5*14-4-13
喉に詰まる、言葉潤して- 北橋勇輝自由詩114-4-13
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願い- ヒヤシン ...自由詩7*14-4-13
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