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夢の扉の向こう側に
絹の衣装を纏ったあの時の
嬉しそうに君
幻になった
君の
優しかった歌
ユリの花束も抱え切れないほど
飾って置いた無傷な部屋


/海底に沈んでいった記憶の ....
れんちゃんは犬なのに
お手もできない

ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ....
朝 陽光と爽やかな風に気づいて
眼を醒ます

ふらりと入った喫茶店の
偏屈そうなマスターの淹れる珈琲がすこぶる美味い

擦れ違った女性の残り香は
懐かしい女性のディオリッシモ

他人 ....
連れてってというものたちは
刺をもつ

過ぎ行く時間のすそに
そっと
刺をさす

──エクサンチウム ストルマリウム
野山で遊んだ私たちは
君をくっつき虫と呼んで投げ合った
いつか ....
自分の意思で出ていくのだから
淋しさなんて
感じない

懐かしさなんて
かみしめている余裕はない

感傷に浸るかわりに
明日の夢を必死に数える

幸せになるため
一歩前へ進むため ....
お洒落な 満月なんて要らない
雨が降りそうだし ブルームーンなんて お洒落な言葉は要らない 
青い満月をみたら 幸せになれるなんていう 言葉は要らない
要らない言葉は 小鳥にしか読めないほ ....
      不幸の扉。
扉自体が不幸なのか 扉を開く者が不幸なのか
     それは、 どっちでもいいんじゃない。
      だって 入れ替わり立ち代わり
扉が人間になったり 人間が扉になっ ....
    わたしのなかに
    雨がふる

    あなたのなかに
    雨がふる

     さらさらと
      しとしとと
             

   ....
子供たちが
元気に
穴を掘っていたら
砂の中から
じいさんが出てきた
ベンチに座って
エロトピアを読んでいる
俺に子供たちが知らせにきた
面倒くさかったが
大人は俺一人だったので
 ....
海の真ん中で言葉を捨てる また死んだ人のせいにしてしまった ねぇ?
なあに?

ゆめ を みたの
どんな?

とても キラキラした


ねぇ
なぁに?

ゆめ を みたいね
キラキラした


七色の風 吹く夜は
永く  ....
途中で途切れた時刻表は
遠い昔に自分で書こうとして
そのまま諦め
しまい込んだものです。

今引き出しの中で見つけ出し
ボロボロになった時刻表を
膝において眺めていると
随分、発車時刻 ....
今の御時世 いろいろ便利な世の中になり
その透き間に感情が潜り込む

私の心に棲んでいる 愛しい貴方の気になる過去も
目の前や手の中の 電子機器でほら ひと調べ

そこに現れる貴方の過去に ....
「水の中の六月」

錆びた鉄の味のする手摺を伝って
空っぽの水槽を満たそうとする早朝
浸水された浴槽の縁を滑らないよう歩く
生まれた時から水に溢れていた




「駆け落ち」

 ....
               
名前を呼ばれていつものように 診察室に入る
顔も見ないで どうぞと言う医師
顔も見ないで 
 「不整脈は 落ち着いているようです」
と言いながら シャツをぬぐ ....
あたたか

そぼくな

にんげんの

らくになる

ホッとする

なつかしくなる

あめのまえの

かぜ

がいとうにてらされた

みどり

もっといっしょにい ....
中庭の芝生の上に
プリーツスカートを
花のように拡げ
背筋を伸ばし、
聖書の言葉を引用する彼女は
修道女みたいで
美しく聡明なその先輩を
私は崇拝していた
(彼女は廃部が既に決定し ....
 今夜の月は何か変だ

と 思ったその時
小さく ひびが入り
――欠片が落ちた
何かが動いている

 えっ ひよこ?

一生懸命
殻をつついて
転がりながら
可愛いらしい姿が
 ....
妻の誕生日に
新車を買って帰ることにした
プレゼント用ですか
と聞かれたので
綺麗に包装してもらった

走り出して
一つ目の信号にも行かないうちに
タイヤの辺りから
包装 ....
空から突然好きな子が降ってきた
そうね
ちょうどこんなよく晴れた日


ところがそれが
聞いてよジーザス
好きな子には彼女がついてきた
紛らわしいことしないでほしいわ


それは ....
ちゃちい電池式なんかじゃなくて
原子炉内蔵式でさ
スゴい吸引力はもちろん
ポコチンがメルトダウンしちゃうぐらい
ヌメヌメな感じがいいな

なめるとメルト
なめるとメルト
メルトなめると ....
あのひとの笑顔も覚えている
あのひとの号泣も覚えている

あのひとの親切も覚えている
あのひとの冷酷も覚えている

あのひとの口癖も覚えている
あのひとの矜持も覚えている

あのひと ....
ぷらすちっくの小さな筒型の編み機には
五つの突起がついていて
人造絹糸を星のかたちに結わえたら
それが
りりあんの始まり

食べ散らかした夏蜜柑の皮
白黴の生えた白パン
蟻の住処は大洪 ....
闇の帝王がその音色を奏でると、聴衆の動きがはたと止まる。
このトランペットの音は全ての世界を超越していたのだ。
そこに新たな魔王が音色を重ねた時、聴衆はもうその場から逃れる事すら困難だ。
夜 ....
          130618



すべてと問われて
すべてと答える
催眠療法に飽きた人民を引き連れた
悪運強いタイランとはオマエだと
嫌われて縋り付いた後ろ髪ごとハサミで切断す ....
わたしは ホスト
あなたの ホスト

優先座席を 設けておりますから
別の座席には 座らないで 下さいな

いつもの 時刻
リザーブされた 感情

打ち返す 会話の波
さざなみカク ....
しげ子には
何ひとつ起こらない
小説や映画の出来事は

重子は
それを不幸と考え
不当に感じている

茂子は
ひとり置き去りにされ
日常に縛られていると

繁子は
ドラマツル ....
アシスト機能を
原子力にするわけね
ペダル漕いだ分だけ
核分裂が起こって
急な坂道も
楽々っつう感じで
余った電力は
電力会社に
買い取らせるシステムでさ
転んだら?
まあ、そんと ....
  蜘蛛の足が
  多すぎるからと言って
  面白半分に引きちぎる子供

  休みの日が
  長すぎるからと言って
  魚を釣り上げたあと
  血まみれの口から
  針を引き抜く釣り人 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛の夢___(リスト「愛の夢」を聴きながら)- 乱太郎自由詩1713-6-21
ぼくにできること- たま自由詩25*13-6-21
ちっこい幸福論- HAL自由詩13*13-6-21
さみしんぼう- そらの珊 ...自由詩1413-6-21
長年住み慣れた町を出ていく- Lucy自由詩11*13-6-20
_お洒落な_言葉なんて要らない- るるりら自由詩12*13-6-20
自転車になる。——田中宏輔作品コラージュ詩- こひもと ...自由詩6+*13-6-19
ふる雨に- 石田とわ自由詩12*13-6-19
砂のじいさん- 花形新次自由詩313-6-19
海の真ん中で言葉を捨てる- 北大路京 ...自由詩5+13-6-19
また死んだ人のせいにしてしまった- 北大路京 ...自由詩613-6-19
夢のオーロラ物語- 藤鈴呼自由詩3*13-6-19
時刻表- ……とあ ...自由詩9*13-6-19
過去の遺跡- 朔月 実自由詩4*13-6-19
六月の朝に寄せて- 佐東自由詩11*13-6-19
名医- イナエ自由詩5*13-6-19
いっぱいあい- 吉岡ペペ ...自由詩713-6-18
わたしが子羊だった時(詩人サークル「群青」6月の課題「慈」よ ...- Lucy自由詩21*13-6-18
宇宙ひよこ- ただのみ ...自由詩27*13-6-18
新車- たもつ自由詩1013-6-18
若葉の候、完全な男の子について- 伊織自由詩5*13-6-18
原子力TENGA- 花形新次自由詩113-6-18
通りすがりのひとたち- HAL自由詩6*13-6-18
りりあん- そらの珊 ...自由詩21*13-6-18
Kind_Of_Blue- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-18
恋するキーゼルバッハ- あおば自由詩8*13-6-18
わたしは_ホスト- 藤鈴呼自由詩2*13-6-18
しげこ- salco自由詩12*13-6-17
原子力自転車- 花形新次自由詩113-6-17
生きろなんて、言えない- まーつん自由詩22*13-6-17

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