銀の鍵束
まーつん
おぼろ月夜の 帰り道
家の鍵束を頭上に放って 銀のきらめきを掴みとる
幸せってやつも こんな風に掴み取れればいいのに
冷ややかな街灯が そんな姿をあざ笑う
屑同然の値札が付けられた 役立たずの人形
負け犬の戯言さ
まあそんなに 腐るなって
自由詩
銀の鍵束
Copyright
まーつん
2012-07-01 20:29:35