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雨上がり
庭を覗いてみました

雨の雫で輝く葉
青いな

そう思った自分も
実のところ
充分に青かったのです
あの日。
あなたと出会った日。
頑張っているあなたの姿を見てときめいたのは、
だだの迷いだったのかな。

あの時。
あなたに声かけた時。
どうしても「お疲れ様」言いたくて引き止めたのは、 ....
消えてしまいたいから
でも
消えてしまいたくないから
誰かに必要とされていたいから
誰かを愛していたいから
生きていたいから
死にたくないから
居場所が欲しいから
泣いてしまいたいから ....
ふと
窓から外の様子を窺ってみたのです
すると
空という藍色の海に
悠々と三日月が揺らいでいたのです

そうしたら
小舟のようなお月様に乗って
夜空を旅してみたくなったのです

だ ....
空と海の交わるところに
永遠があると信じていた
だから
大海原へと消えていく舟に
嫉妬した

―――私も連れていってよ
後ろの席で
あなたの背中をじっと見ていた

明日の今頃には
きっと君はここにはいない
そして
君がここに戻ってくることもない
私を残して
あなたは旅立ってしまう

いつだって
私 ....
いつだってそう
自分がひとりぼっちになった瞬間に
自分自身の
弱さと小ささ
このふたつを改めて実感する
誰にも見られたくないから
急いで家に帰った

母さんが心配そうに声をかけた
でも
無視して階段を上がって行った

ドアノブをまわした
中には私だけの世界があった
そこにあるベットに滑 ....
オリオン座は海も陸の様に歩けるというオリオンのこと
月は月の女神であり弓矢の名人であるアルテミスのこと

二人は愛し合っていた
でも
兄のアポロンがそれをよしとしなかった

アポロンの言 ....
宝石を散りばめたような闇
この世で一番大きい水溜り

そこには彼らがいることが
絶対であって
世界の暗黙の了解であった

でも
時にはその場から消えたい

訴えているのを
私は ....
もし
出来るというのであれば
あなたの背中に耳を押し当てて
心臓の音を
脈打つ音を
そして
あなたの熱を
この耳で 手で 心で
感じたい
例えば100メートル走なら
パンッてなるピストルで
例えばオーケストラの演奏なら
スッと構える指揮者で
例えば私たち人の誕生なら
オギャーッていう泣き声で

たった刹那に起こるそれで
何かがはじまる
寒々とした夜空
明々とした駅前
その中間にある一本の坂道
そこからは海の向こう側が見える

点々と輝くひかり
その所為か
頭の上にいる星達は
微かなひかりを放っている
今にでも消えて ....
あの日
君と出会ったことは
偶然じゃなくて
必然だった
出会えたことは
きっと
私と君との間に
なにかが生まれようとしたから
だから
明日を信じてみても
いいよね
押し寄せる波が私を連れ去ろうとする
どこか遠くの私の知らない世界へ

もう終わりだと知っていた
これ以上続かないとわかっていた
だからこそ
信じたくなかった

この波の音が聴こえるこの ....
気になること

地球に生きている生命の始まり

ずっと向こうまで流れる雲の味

淡々と繰り返される波の終わり

これらは

どうなっているのだろうか

私たちは知らないことが多 ....
いつの間にか
距離が出来ていたんだ
どうして今頃気付いたんだろう

こうしている間だって
一刻一刻と距離は広がっていって
いつかは
君が見えないくらいになってしまうのだろう

二人だ ....
まだ秋
なんていっておきながら
夕方の寒さは冬

部活が終わって制服に着替えていると
テニスコートの外に
学校で飼っている黒猫

<おい
お前は何をやっているんだい>

黒猫はた ....
こんなに寒い夜は
こうやって電車を待っていると
たくさん思うことがある

このホームから見える海の向こう側
そこには皆がいる
僕の目にうつる町の光
あれは人が生きているということの印
 ....
遠くて近きもの

君と私の距離

受験までの月日

永遠の終わり

ただ遠いと思っているだけで

本当は

結構近かったりする
嘘は嫌い
自分に自信がないって言ってるようなものじゃない
アンタが今ついてる嘘
私には嘘だってバレバレよ
だってそんなこと有り得る訳ないじゃない
そうでしょ?
嘘だって言ってよ
そんなの ....
不満なこと

満月が雲にかかって見えぬこと

自分の意見を誰も耳を傾けぬこと

この世に逃げ場が存在しないこと

誰しもが思っていないかもしれないが

私にとっては

とても不 ....
人は誰かと支えあって
心を通わせて
生きていく

私もその一人だけど
私を支えることの出来る人を知らない

心を完全に通わさず
たまに
わずかにかする
誰かの声

その声に出会 ....
この海の向こう側には
何が待っているのだろう
波間から見える向こう側
あそこには何があるのだろう

この空の向こう側には
何が待っているのだろう
雲間から見える向こう側
あそこには何が ....
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