黒猫しっぽと白猫の腹
マーブル


仄暗い真夜中の階段
それらは裸足で降りると
冷たくなめらかな
黒猫の尻尾みたいで
よく畝っている



そう考えると
なんと愉快な夜なんだろうと
わたしはおもうのだ



壁なんかは
白猫の腹を撫でるような気分で
たまに寄り掛かってみたりする



真夜中は不思議なことばかりさ






自由詩 黒猫しっぽと白猫の腹 Copyright マーブル 2012-10-01 02:08:07
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