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今が平和(しあわせ)だって本当に言えるかな
耳も目もすべて塞いで
知らないフリして
メンドクサイことは全部放り出して
命すら国に任せて殺りたい放題なんてそんなのホントに平気なの

脅されて ....
ゆったりとした音楽
慌ただしく鳴るカップ

霞んだ間接照明のなか
忙しなさとスローとが交差する

人の話し声はやがて子守唄となり
瞼を重くする魔法

誰もが他人には無関心でいられる
 ....
ことあるごとに抽象的でないものを抽象的だと文句をつける
それは表現てあって抽象ではないとなぜわからないのか

嫌がらせがしたいだけなのか
はたまた節穴なのか
人の詩を指差し笑えばそれでいいと ....
まだ幼い僕の夢は激しくうちつける雨に耐え
その雨露に濡れそぼった蕾を大きく揺らして
力強く赤い両腕を拡げた

黒々とした顔を覗かせていた雨雲
その身を真っ二つに切り裂くような
熱い日差しを ....
僕の足元で光る色
渡る度に染まって僕を元気付けてくれる
時には喜びの色
時には哀しみの色
人それぞれの人生を歩いてゆく
役と云う七色のマントを纏って
情熱と冷静の間に挟んだピンクのリボン
彼女の髪の上で可憐に揺れるレース
まるで優しさを小さく包み隠して
眩しい日差しのもとでかしましく笑う
目を凝らしてよくみてごらん
メリーゴーランドの馬車 ....
晴れ渡る空に茶色い靄がかかり
澄んだ蒼が穢く濁る空気はまるで突き刺さるかのように喉を刺激し
噎せかえる異物感と圧迫感に思わず咳き込む
瞳の奥は砂と化合物で詰まり
止めどなく溢れる涙すらそれらを ....
深まる闇に誰も気付かず
忍び寄る足音にも誰も耳を傾けようともしない
偽善の仮面を被った悪魔は聖職者の身形で白々しく
神の言葉を説いて回る
まるで我こそが真の聖職者なりと虚栄心を募らせながら
 ....
灰色の空にも光が差すことがある
しかし、いま立ち止まったこの場所に光はあるか
どす黒く舞い上がる排気ガスの鼻の奥まで汚れてしまいそうな世の終わりに

ふと振り返れば道は途切れ
ちぎれた破片が ....
車窓から揺れる街の灯
四角い光のなかに幸せが眠る

時には笑い時にはケンカし
日常に閉じ込められたドラマ

私の知らない私の求める
ごくごく平凡であたたかな夢のカタチ
僕の掌から溢れた一欠片
忙しさにかまけて忘れたふりしてた

〝もう忘れたらいいじゃん、アイツのことなんか〟
時は残酷に囁く
熱くなる胸の内を見透かすように

哀しいんだ 僕は
きっとそ ....
蒼い吐息が私を誘い休日という個室に閉じ込める
緩やかに動く人の波が
まるでその場で止まっているかのように錯覚させる
先ほど食べた白い柏餅から滴る甘い味噌餡が黄色い膿となり
今頃になってゆっくり ....
波立つ白い羽衣
光に透けて溶ける夢
身を投げ出して泣く赤子のように
純粋に残酷なほど無邪気に柔らかな刃で胸奥深く抉る

それはいつか視た予感
どこか遠くで耳にした詩(うた)
魘されて目覚 ....
体がほんわかあったかい
体をさする風も柔らかく長く伸び生えた草を靡かせる
泥川の表面も袈裟のように皺を寄せては白く輝き
身を乗り出し目を凝らさない限りさも美しき川にみえる
小さき鳥らしき影は足 ....
波立つ電極の夢
果てしない旅路を約束する

それは長い長い道程
いつ途切れてもおかしくない
いつ途切れるのかも解らない土埃の砂利道
延々と続くこの人生
哀しみと喜びの混じった石ころが
 ....
老いも若きも欲望に身を任せ肉体を捧げる愚かさ
痛みなどすでに感じず恥すら捨て去る

なんという勇猛果敢
白い波間に捧げるballade

不調和音の響きに身を任せ清き精神は何処へ

獣 ....
不条理に人の思惑が錯綜するこの世の中
一条の信念が闇を打ち払い正しき道標を指し示してゆく

もし僕に勇気があれば
明けない夜に光を呼び覚まして荒れ狂う波でさえ鎮めてみせるのに

幾度、僕の ....
夢のなかで若返ったもう一人の私がピンクがかったファンシーなベッドの上で
可愛らしい動物柄のクッションにしなだれかかりながら
異様に細長い脚をこちらに向けていた
淫靡な瞳で見つめ
不敵な笑みで股 ....
漆黒の蛇腹をくねらせ
茶色がかった半透明の羽を羽ばたかせ
いやらしく光る複眼と長く伸びた細い触覚が襲い来る

どこにも逃げ場はない
鋭い牙で突き刺され恐ろしいほど真っ赤な口に飲み込まれるまで ....
故郷から遠く離れた危険地帯で若い命は無惨にも散った
企業は手を血や泥で染める事なく
派遣された社員が知らない土地で無法者に命を奪われた

どんなに無念な思いをしただろう
今は亡き若者よ
こ ....
たとえば喫茶店
慌てて席を立った後老夫婦が並んで座る待合の木製ベンチ

頭の中が甘酸っぱく満たされる
口角も自然と上がるこんな不思議な気分

忙しない物音と取り交わされる会話ミックスされて ....
何も考えず頭空っぽにして
ただ流されるままに生きよう
真面目にするのは馬鹿らしい
笑い飛ばそう、大声で

どうなったっていいじゃないか
踊りまくれ、謳い続けろ

明日どうなるかわからな ....
軋む心が君を求め
カサついた唇が君の名を何度も求め続ける
溶け合う闇の隙間に君の影を見たような気がして
思わず夜風に靡く透けたカーテン越しの白い窓に目を凝らす

どんなに待っても君は帰ってこ ....
縺れたのは紅い舌
口から漏れる声はもはや声ではなく
誰の耳にも届かない音

苦く残り呑み込む事すら出来ない
じわりと滲んだのは蒼い瞼

後悔と苦悩と
その他諸々の感情をかき混ぜた
感 ....
使い古しの言葉に安心を感じて
寄り掛かるように安定を求める

いつになったら腐りかけの胎内から破り出でて
産声を挙げるの
新しい言葉

誰も聞いたことも見たこともない
初めて触れてハッ ....
治療したはずの前歯が欠けてしまった
すぐに治療して欲しいと歯医者に電話で頼んだら
のらりくらりとはぐらかされて
繰り返し予約日時を予告されるだけ
壊れた機械のように

仕方なく直接出向いて ....
何を書いてもどんなことを書いても
非難されるのではないかと怯え
書くことさえ躊躇う

私の浅はかな行為が創作に死をもたらしたのだ
それは誰も伺うことのできない
私にとっての大きな罰

 ....
誰にもわからない言葉で僕に伝えてほしい
君の言葉を待っている
ただ君の本当の心のうちきかせて
そっと耳元で囁くだけでいい
君が発する言葉一つ一つが僕にとって心の糧となる

君にしか伝えられ ....
瞼を閉じる
表現したいものがみえてくる
細く長く連なる光の線
歪な形が幾つも重なり私の脳に突き刺さる
揺めきながら誘うように

細かい傷を作りながら
吸い込まれるような
黒い点のような ....
ずらっと並んだ白い大根
土で茶色く汚れた太い脚を晒し
眩しいほど鮮やかな翠の髪を銀色の網目に垂らす
井戸からひかれた冷たい井戸水被っても
気持ちよさそうに水滴浮かばせ
脚を組み自信ありげにそ ....
田中宏輔さんの栗栖真理亜さんおすすめリスト(100)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
騙されないで- 栗栖真理 ...自由詩6*25-6-22
忘却の刻- 栗栖真理 ...自由詩525-6-21
不愉快- 栗栖真理 ...自由詩325-6-20
彼方の夢- 栗栖真理 ...自由詩225-6-18
- 栗栖真理 ...自由詩225-6-16
桃色の影- 栗栖真理 ...自由詩5*25-6-15
地獄の使徒- 栗栖真理 ...自由詩325-6-14
地獄ヶ淵- 栗栖真理 ...自由詩225-6-13
黒い腕- 栗栖真理 ...自由詩225-6-11
倖せの灯- 栗栖真理 ...自由詩525-6-10
君はすべて- 栗栖真理 ...自由詩225-6-1
休日のPandora- 栗栖真理 ...自由詩325-5-31
prière- 栗栖真理 ...自由詩4*25-5-30
鴨川- 栗栖真理 ...自由詩7*25-5-29
仮想予想図- 栗栖真理 ...自由詩425-5-28
汚染地帯- 栗栖真理 ...自由詩325-5-27
運命の人- 栗栖真理 ...自由詩425-5-26
淫靡- 栗栖真理 ...自由詩4*25-5-25
悪夢のなかの地獄- 栗栖真理 ...自由詩525-5-24
哀しみの砂- 栗栖真理 ...自由詩625-5-23
ひととき- 栗栖真理 ...自由詩425-5-22
つぎはぎだらけなあべこべ- 栗栖真理 ...自由詩225-5-21
そして僕の隣に君はいない。- 栗栖真理 ...自由詩325-5-19
名も無き感傷- 栗栖真理 ...自由詩225-5-18
コトバ- 栗栖真理 ...自由詩8*25-5-17
カスタマーハラスメント- 栗栖真理 ...自由詩5*25-5-16
おそれ- 栗栖真理 ...自由詩225-5-16
夢の続きを- 栗栖真理 ...自由詩425-5-16
印象- 栗栖真理 ...自由詩225-5-11
育てる- 栗栖真理 ...自由詩5*25-5-11

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