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暮らしを愛せる
ただ目覚めが良かっただけで
苦手な料理が重くない
砂糖ばかりに頼ってない
「足がある」
椅子が教えてくれた
だから外へ出る
町の人たちのように
いつか苦 ....
大草原に寝転んで空を見ていた
頭の後ろで組んだ手のうち
右手をそっと外し
空へと伸ばすと
一枚のトランプが掌に現れた
飛ばしてみる
一度にぎって
....
直角先生の背中を覚えてる
今にも椅子に座りそうな歩き方をしてた
私が勝手に背伸びしたのだよ
行動の意味もわからず
その後を追った
つもりだった
カクカク キカキカ
物静かな先 ....
絶対割れない泥団子だよ
あの山の土と水に
恩と憎しみ混ぜて
ぎゅぎゅと固めるとできるんだ
それを繰り返すこと十年
鉄のボールみたいでしょ
と少年に手渡すと
彼はすぐにコンクリート ....
少し遠くに執着が見える
何もないアスファルトへの
紐を引っ張られ、首輪で引き戻す
あの好奇心 あの自己主張
かつて共に過ごした老犬の気配に
身をゆだねてみる
成し遂げた人たちの無関心に ....
私はここにいたんですよ
時にはそっと問題を解くけれど
街灯が点いたり消えたりするから
羽のように笑っています
千切れた場所を見せびらかして
添い寝に意味なんてないのに
ベッドはやたら飾 ....
キャッチングキャッチングDVD
追いすがるよなひねり出し効果に
器具を掃って自己卑下チョップ
冗談さらせよ一転倒立
腰まげて6ロックB‐BANG
地べたに頬擦りしなきゃ
スコンスコンだるま ....
スパーンは何度も訪れる
スパーン!!
昨日、私は小泉首相になった
角ばった頬と細い目
三角定規の鼻
確かに、あのときは首相だったから
スパーン!!
鉄線好きなんだな
気 ....
アルフレッドの忙しそうな姿に目を釘付ける。
胸のノコギリしならせて
そっとギザギザ指でなぞりながら
疲れても金鎚で打ってしっかり釘付けておく。
アルフレッドはロイドジョージみたい
....
暴力的なラフランス
狂ってごらんなさい
もともと腐った友達と
一センチの三枚刃
氷砕いて乳首の前でひるんだ夕べ
焦げつく匂いが屋敷の合図
ジュマペール黒のJ
歌っていたら泡吹いて倒 ....
おいでブレーキ
お掃除コントなんかしてないで
話し始めたクラッチのこと
予想外で湯河原の代議士にタッチ
動揺して路地裏のキシリトールに
あやとり教えてごまかしてたんよ
私はまだ大統領や ....
胸の小さな鉄板を
裏返しにして
お互いにハンダ付けした
ここはホホエミランドリィ
ミンクのファー投げ込んだ
信号が青になる方へ歩けば
たどり着く場所
30分前、鎮痛剤ぶち込ん ....
久しぶりに読書に対するエッセイを書きます。
むー、調子悪いからサボリがちですが、ちょっと前にですねえ、「立原道造」さんの詩集を読んだんですよ。
最初「キャー好きー!」ってミーハーになってました ....
アホの振る舞いは
小さい頃に母に叩き込まれたから
自然と所作として表れる
でもバイパスを渡るときは
高校球児のようにお守り握って
全てを忘れて決死の勝負
渡りきって汗をぬぐい安堵感いっ ....
主旋律はもう
ピアノを離れた
(羽をインクにつけたとき
諦念が私に絡みつく)
幼き日々よ
最終楽章に向かうのか
草原を駆ける二人の影は
五線譜の上を踊る
アマデウスの傍
....
ふわりふわりふわたり雨よ
ゆりちゃん、さわってごらん
うわぁ、ほんとにやわらかい雨
めったに見れないけしきだよ
むこうになにがみえるかな
お店がいっぱいみえてます
なのにとってもかろや ....
今回は読む話ではありません。申し訳ない。
最近、調子が悪い。活字が読めない。。。自分の中の課題図書に手を付けれない状態です。
現代詩フォーラムのお気に入りも「new!」だらけ。精神的なものだから、 ....
ロゼッタ
ごめんよ、約束を破る
こんなに風が強い日は
恵まれた二人のセレモニー
出会う前から恋になる
噂に胸をときめかせていた
気の遠くなるよな
熱に煽られ
初めて出会 ....
私の「木葉 揺(このは ゆり)」ってペンネームです。本名は平仮名で「ゆり」です。
「ひらがなでいいじゃん!」と声が聞こえてきそう(笑)いや、これ私のこだわりなんですよ。
多くの人の逆の発想。。。皆 ....
あなたが後ろを向くと
私の胸から
レモンスカッシュが吹き出した
瞬く間に水の幕をつくり
私の前を一面覆う
そっと指で触れてみる
波紋は広がる
ほんの少し振り返った
あなたの ....
ひらひらと迷い込む木の葉
切り株で一休み
「こんにちわー!」なんて何も知らず
暖かい微笑みで
「十分休んでおいき」と言った
切り株の声、コントラバス
奏でる物語に聞き惚れて
切り ....
どうしても空を飛びたいらしいので
象が踏んでも割れない筆箱をあげると
「二郎さーん!」と言って地面に投げつけた
私は冷や汗をかきながら
「確かに弟ができたら二郎と名付けるつもりでした」
....
カーテンから漏れる日と
液晶の画面だけ
私の顔を照らしてる
胸に鉛を抱えたまま
キーボードを叩いた
誰も・・・誰も・・・
ビシッ!!
不意に胸を射抜いた音に
窓の外 ....
電車のドアにもたれて
景色を見るのが好き
ジャストタイミング
ウンコをしてる犬と目が合った
バツの悪そうな顔が小さくなる
今日も一日
良い日 ....