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ありがとう
空よ
私の至らない部分が
人のこころを傷つけてしまうのは
私が至らないからです。すると
みんなが至らないよ、と
空は
青ざめてくれる
空よ
ありがとう
いくつかの雲は  ....
後悔しても
後悔を味わう

未来の今に
今を生きるために


その人のその時を
私が生きることは出来ないので
私は私の今を生きる
誰のものでもない
私の人生を生きる


 ....
銀河の岸に
青い花
青い花摘む
小鬼がひとり
私に手をふる


小鬼が言ったありがとうに
私は縁どりをして
「ありがとう」と返したら
小鬼と私は消えて
「ありがとう」がのこった
 ....
これも運命
天の自由だ

真昼の幽霊は言った。
天気雨きららきらら



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
{ルビ蜩=ひぐらし}の歌う
夕暮方に
西の空は 蒼く透けて
予感が
宙に解ける



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
仕方ないよ。
自分の
思い通りにいかなくて
当り前。
思い通りにいく方がすごいよ



出来ないことも見るけど
それよりも 小さなことでもいい
出来ることを見よう
今日も一つ一つ ....
今日も
色々とあった
でも
何とか今日も
おやすみできる



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
キリがない欲望に
つきうごかされて
私は生きていくよ
ぶざまであっても
いのちだいじに



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
何かを忘れても
今はあり
つながっている
さまざまな今を
味わう




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
思い出は
こころを流れる
逝川です
人は生きる
思い出と共に




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。

※【逝川(セイセン)】とは、
 ....
手を合わし目をつむり
「みなさま
 今日も一日 ありがとうございました
 今日もこうしてお休みできます
 ありがとうございます
 みなさま
 お休みなさい またね」
と夜の布団の中で声を ....
深くて静かな宙を一羽の鳥は行く
深くて静かな宙の深い静けさを私は感じる
私は気付き言い思う

たましいという いのちは、
山を形作る石の石としての役目であり
手紙入れに眠っているあの人の涙 ....
風になる
風は
見えないけれど在る
風は
わたしのほほをなぜる
無言の声だ
その声は
いつか
だれかのほほをなぜる

それは
雲を運び
山を越える
それは
木の葉をゆらし ....
冬の朝遠い空から雨の降る ここ数日の晴れ間が穏やか。
さんさんと陽光の降りそそぐ。

影を濃くするのは、私のみではなく、
炭酸がのどをシュワシュワと通りすぎる。
はて、宇宙の寒さは星の光を清らかにする

白い指先 ....
空虚な光のみちる
いまだしれぬ希望か

未完成な光
この静脈を流れるかなしみ
限りなく脈をうつ光源

おもいでの空は ほのか)
ほの暗くくしけずる黒髪の
源流へさかのぼりつづける
 ....
ちいさな死骸を排水溝へ流す。
おまえは、透きとおる水晶のようにきず
をかかえてそこを流れてゆくのか

哀しみに囚われたひとつの流れを
純粋無垢なひとみがこおりついている
このこのちいさなむ ....
夜のアスファルトに響く
女の足音は 毎夜何をしに来るのだろう
その足音は 決まって必ず湿っている
扉のまえで それはピタリ
と止まり
重いけれど圧力のまるで無い
気配のまま夜明 ....
かなしいふちに降る雪が、
しろくしろいねむりにつき
冷気をはりつめて
その肺にひびいている。
しぃん、とした熱が、
深淵から徐々にひろがり
焼けた声となって吐き出され
冬の空 ....
風が鳴る
凍える魂を
ひき連れ去る寒月を
湾曲する星夜の岸を
鋭く細く鳴っている

{ルビ居炉裏端=いろりばた}の数え歌は
今宵も尽きることはなく
月影の枝が
障子に透けて心細くゆれ ....
潮風にさびる
落日の{ルビ夢幻=むげん}
ゆく手には
茫洋の{ルビ天=そら}

遠音の影を
ひびきつづける海岸が
涙できず知らぬ世で 立ち尽す
瞬息の流星

ほそぼそとあが ....
あきらめは
落葉に{ルビ埋=うず}まる倒木だ
{ルビ水面=すいめん}に浮かぶ枯れ葉の息だ

全てに対し
後ろめたいことの無い
青い空をあおぐ

倒木も枯れ葉も
{ルビ生命 ....
水が、渇いていく
いのちある喉から
光陰の{ルビ嗄=か}れる
か細く陽光に
反射する雲へ

終ぞ
逃れられぬ影を傾きつづける
静寂の光

水涯にたたずみ咲いている睡眠

絶大な ....
私は、私の影であり
影は、影の影である。

どこまでも
黒く透ける現し身を
冷たい風がなぞり
さみしい熱を奪い去っていく
だからといって みたされることはない
このささやきが、色づ ....
{ルビ海鳥=うみどり}は
{ルビ淋=さみ}しくないて いますよと
波間のふねを
そよ風が
帰っていって 透きとおり
なき声ひくく羽ばたいて

夕べの斜陽が今朝方に
燃え映ってしゃらしゃ ....
   いさり火の あかく燃えたつ 秋の暮れ



いっぴきの蜘蛛は、
自分の領分をわきまえて
一心に一糸の糸を張りめぐらす。
それはそれは正確で絶妙に

果して、
わたしはどう ....
あのひとのまちは
晴れるだろうか
あのひとのまちは
曇りだろうか
あのひとのまちは
雨だろうか
………


あのひとの季節には
どんな花が
咲いているのだろう か

 ....
落葉がそぞろに風にふかれ
雲は青く高い空をゆく

うらの{ルビ小径=こみち}の縁石に腰をかけて
杉といっしょにゆれている

夏の{ルビ遺言=いごん}は朽ちることなく
静かに実 ....
かすかな声でなぞる
あれは面影
うらの林のすきまからみえた
私の亡霊
沈むことのできない舟
いっそうの複音

静かな{ルビ水面=みなも}をもっている
{ルビ自恃=じじ}{ルビ矜恃=きょ ....
真夏に日車は、咲いている


雷鳴の空を裂く。
轟音で目を覚ます
一輪車に稲光りが青白く反射する
一瞬で葉陰の殻は黒焦げになり
焼けた臭いに鼻をひる
傘の骨はしろがね色で
{ルビ死灰 ....
ふるるさんのこしごえさんおすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
失礼します- こしごえ自由詩12*23-10-24
※五行歌_四首「後悔しても_後悔を味わう」- こしごえ自由詩8+*23-7-22
※五行歌_二首「小鬼と私」- こしごえ自由詩8*23-4-22
※五行歌「天の自由だ」- こしごえ自由詩5*23-1-25
※五行歌「蜩の歌う」- こしごえ自由詩6*23-1-24
※五行歌_三首「月を見ていて思う」- こしごえ自由詩2*22-8-20
※五行歌「おやすみできる」- こしごえ自由詩5*22-6-30
※五行歌「ぶざまであっても」- こしごえ自由詩6*22-6-20
※五行歌「何かを忘れても」- こしごえ自由詩1*22-6-1
※五行歌_「逝川」- こしごえ自由詩7*22-2-15
お礼- こしごえ自由詩8*21-8-29
いのちは- こしごえ自由詩7*20-8-10
風になる- こしごえ自由詩3*20-4-26
冬の朝- こしごえ俳句1*11-12-3
光沢- こしごえ自由詩8*09-4-8
くしけずる_むすめ- こしごえ自由詩4*08-11-11
絶叫- こしごえ自由詩5*08-10-27
認知- こしごえ自由詩3*07-12-10
ゆきをんなとわたくし- こしごえ自由詩10*07-12-8
いなか- こしごえ自由詩11*07-11-19
はるのよこがお- こしごえ自由詩6*07-11-17
晩秋の朝- こしごえ自由詩9*07-11-9
水影にわれ果てる- こしごえ自由詩9*07-11-8
水母- こしごえ自由詩10*07-10-19
ある港によれば- こしごえ自由詩8*07-10-9
曼珠沙華- こしごえ自由詩14*07-10-1
花のひと- こしごえ自由詩5*07-9-25
きもの- こしごえ自由詩18*07-9-15
みちのり- こしごえ自由詩12*07-9-1
天球へ- こしごえ自由詩20*07-8-15

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