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僕の部屋は世界の一部を切り取ってできた図書館
明るい修道院でフィヨルドの冷たさを内包している

戦争でたくさんの僕が死んでゆく
たくさんの君が失われてゆく

誰も混沌からの道筋を知らない
 ....
何かを知りながら生まれてきて
何かを少しずつ忘れながら育ってきた

見知らぬ街でのZDF彗星のように
ドミノ倒しさながらに価値が顚倒するので
5万年先にどうなっているのか予測できないでいる
 ....
遠い戦争があってまた領土資源拡張の近代戦
ゲームならゲーセンで終わらせようと思ってしまう

ある日ぼくは腕時計をすてるのだろう
どんぐりころころ
僕は良い市民であったろうか

あるいは一 ....
コンサートの演目が残り少ないころにぼくは生まれた
終電の網棚にある週刊誌ほどには世間をしらずに
世の中にはどれだけの情報量が飛び交っているのだろう

量子コンピューターの時代に8ビットの
演 ....
柔らかな機械
拘束されない想像力

サイバネティクスの夢は
四肢をもがれたバッタのように
プレイリストのなかに埋め込まれるのだろう

残酷な朝は天体を廻し
透明な朝をスルーしてゆ ....
4次元のぼくは観念をもたない
3次元のぼくは4次元の夢を見る

5次元はわからないが
ある物理学者は11次元の記述を述べる

僕たちの日常はやがて終わるのだが
n次元の級数と数学者の和は ....
ただいまの返事がないまま18年
お早うもおめでとうもスルーして

今日をやっと迎えるのだが
ぼくに何を語るものがあるだろうか

もう年金暮らしのひぐらしが
やっと返事をする
人間の営為 ....
愚鈍と饂飩は似ていてぼくは前者のほうだ
ひとりの妻とねこと暮らしている

たぶんぼくは性格障害だからちいさな石をひろっていきてきた
阿部さんは悼むが政治にはとても疎くいきてきたようだ

詩 ....
夜を越えてぼくらは生きてきた
いくつもの世界をたずさえながら

時を言葉に変換してやっと生きてきた
ぼくの笹舟は銀河のどのあたりまでゆくのでしょう

ぼくは僕であることが面倒くさくなって
 ....
人間は一人立つ余地があればいきてゆけるものだ
人間は愛するものをうしないつづけてつよくなれる

だれもふりむかない路地裏の暗闇のなかに人生があったり
戦場を迎える兵士は誰に誕生日を祝ってもらえ ....
逸脱した想像力でかろうじていきているのかもしれない
人生にはときどき小さな推敲が必要なのかもしれない

戦いを降りた人間はミニマムのエネルギーで生命を維持する
だから村上春樹の海辺のカ ....
うちの猫と意思の疎通がなくて難渋している
トイレのそとにそそうはするしダイニングのテーブルで爪をとぐ

妻と意思の疎通がなくて難渋している
彼女にはトーマスマンの魔の山のような療養所が必要だ
 ....
昨日いつもの爺ちゃんにあった
知り合いでもなくても知り合いみたいな人だが

やがて僕もこういう素敵な爺ちゃんになってゆきたいと

僕は自分の歴史しかわからないし
時々前後も混乱するのだが
 ....
人は直線ではない
多次元曲線でも証明できない

存在は無と背中合わせの実存

人は根源では人を識ることはできない
塵ひとつない部屋を平安と呼ぶのであろうか
齟齬のない生活が選択したじんせいなのだろうか

僕にはわからないのであなたに問いかけてみるのです

なんとか生きていますとりあえず生きています
か ....
凡庸に生きる知恵をさがそう
無難な役人になって大過なき人生を

ニーチェにかぶれて超人をめざすのも良い

僕は退役軍人でベトナムとウクライナで
殺戮と強姦と歴史の破壊に手を染めたこと

 ....
現代詩フォーラムでいちばんrockな詩人は
花形さんだと想っています

僕たちはいつも選択を強いられてきた
辛くてもあるいは幸福でも

すべてを笑い或いは嗤い飛ばす言葉の使い方を学びました ....
仕事に客観性が必要なように
恋にも客観性が必要なのです

ときに役者を壇上から駆逐して終末し
ぼくも転げ落ちてよくこころの怪我をしたものでしたが
いまも同じですがね

人は一生見習いなの ....
かろうじて宇宙の辺境に在る
酒を飲み女を愛し歌を好む

行く先はわからないが
猫と暮らしている

友はいるが親友は皆宇宙に還ってしまった
音楽話や哲学話もなかなかできない今日このごろ
 ....
看板だけのちんどん屋
叶姉妹みたいにけんちん汁なのかも

美は売れない

すべてのマーケットを閉鎖して
自給自足で恋もするんだ忙しいけど

ぼくはポケットにコルトを忍ばせて
犯罪者で ....
すべての宇宙を創生して
神は疲れたのかもしれない

ウクライナの仕事はあなたのミスで
僕は無神論者で貴方達とは関係ない

僕たちは異質なものを嚥下しなければならない
優しいだけのヨーグル ....
銃をギターに持ち替えるのは簡単だ
でもねきみを誰かにすり替えることはたやすくないんだ

僕たちはいつも何かをわかろうとしてでももどかしくて
僕たちはときに優しいだけの棘にはまってしまったりする ....
Summertime

Only I

Here
漂流記も六十八年に及ぶと疲れてくるが
ときたまの発信が僕の生きている証ならば

更に時を重ねて漂流するばかりなのですが

方丈記にある泡沫は淀みにあって
もう暫くは世の中を眺めているのでし ....
地球中を走れるキャンピングカーが欲しいな
砂漠でも海の底でもねそしてデートしようよ

束縛のない辞書は誰もが持っているんだ
独特の語彙の辞書なんだけれどもね

僕はきみを心でうけとめている ....
このまま静かに朽ちてゆきたいのだけれど
猫と僕と彼女は静止画のまま風化してゆく

アッピア街道の松のように或いは
ゴダールの気狂いピエロのように

いつか正気の世界に生まれ変わりたいものだ ....
あおばさんのラジオは未だ聞こえている
管球の図体のでかい奴だが昭和遺産の風格がある

あおばさんの電波はいまもアキバから世界に発信される
優れた詩人は理工系で詩は何気ないものであると

快 ....
池袋地下のフリースペースの管球ラジオ
誰もあおばさんを再生できないけれども

土屋怜ちゃんのおまけでついていった僕だけれど
あおばさんはとても優しくて言葉少ない説得力で

求心力のない僕を ....
幾千のよるを乗り越え僕たちは生きてきた
神経質な世界は宇宙と融和していないけれども

目の前にある真実をいつも取り逃がしてしまうのだ
プーチンの病気見舞いにラップを贈ろうかと

中村佳穂と ....
ぼくは宇宙の一過性のノイズに過ぎないが
きみも深海生物の末裔に過ぎないではないか

とりあえず会話は成立するが
ちっぽけな男が地球を見降ろしている
この世界の現状に最後まで抵抗する民衆であり ....
田中宏輔さんのマークアーモンドさんおすすめリスト(54)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フィヨルドと地球と弟と- マークア ...自由詩1223-3-23
溜息のうた- マークア ...自由詩1323-3-17
プーチンの風船- マークア ...自由詩523-2-23
ありがとう- マークア ...自由詩1322-10-21
ピーターラビットのうた- マークア ...自由詩1022-8-20
次元のうた- マークア ...自由詩322-8-8
駱駝のうた- マークア ...自由詩222-8-1
饂飩のうた- マークア ...自由詩122-7-27
夜を越えて- マークア ...自由詩722-7-10
猫の世話をするきみに- マークア ...自由詩722-7-4
疎通- マークア ...自由詩622-6-25
うちの猫のうた- マークア ...自由詩522-6-21
おっぱい論- マークア ...自由詩722-6-17
人間論- マークア ...自由詩322-6-17
清潔なブルース- マークア ...自由詩422-6-12
凡庸なブルース- マークア ...自由詩222-6-7
詩人花形氏へのオマージュ- マークア ...自由詩322-6-7
へたれのブルース- マークア ...自由詩8*22-5-27
宇宙にて- マークア ...自由詩822-5-24
犯罪学- マークア ...自由詩422-5-23
ウクライナに捧げるブルース- マークア ...自由詩322-5-23
きみ- マークア ...自由詩522-5-16
Only_summertime_- マークア ...俳句122-5-16
柔らかな日々- マークア ...自由詩722-5-16
プーチンの暗殺者の明るい手紙- マークア ...自由詩422-4-18
猫って- マークア ...自由詩422-4-18
あおばさんのラジオ- マークア ...自由詩422-4-18
あおばさんへ- マークア ...自由詩422-4-4
とりあえず猫のご飯- マークア ...自由詩522-4-3
ノイズのうた- マークア ...自由詩822-3-28

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