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今日死体の写真をみた みてしまった
人の形をしているのにどこか違う
胃袋のあたりがぐっとなった
ひいおばあちゃんのことを思い出す
あんなに優しかったひいおばあちゃん
でも
四角い窓ご ....
うちのみっちゃんのことは別として
近頃 詩に題名がつけれらない
無題#
無題#
無題#
……
前は詩の題名がぽんと思いついたのに
私の言葉は名前を失ったかのようにぽつんとしている
....
神さまあなたは理不尽だ!
願い
想い
叶わないもの
もっていると辛いもの
全部
量子のキューブに込めて
未来へと飛ばす
しをかいている
ゆうこくの
まどべで
しをかきむしって
ちがすこし
にじんでいる
いたくはないので
うたいます
にじがでていた
ひるまの
なまぬるいくうきを
ぬぎさって
....
それは 透明な砂だった
すこし おおきな石は ふたつあわせて叩くと 火花が散った
そんな 透明な砂の上に
あなたの フィンがあった
瑠璃の穴を飛ぶ鳥のように
泳いだ証の あなた ....
世知辛い
せちがらい
一日が 過ぎて
進んだんだか
戻ったんだか
よく分からない程の
熱風が
頬を刺す
しょうゆチュルチュルで
シュコシュコしたのは
自転車のタイヤ
空気 ....
僕には何かが見えている
例えば
ときどき視界の隅を横ぎる
小動物の残像
虫たちの群がり
風の色
人々の悪意
悪魔の顔だ妖精の舞いだ
僕には聞こえるのだ
内なる声の
閉じこめ ....
わたしたちのあいだには
うたが、ながれている。
あ、過去がいきてる、っておもった、しゅんかん、
こどもがくれたCDのなかから
浅井健一の声を聴いたとき
あの日
なにもかもが ....
勇壮なカブトムシも
死ねばチマチマした蟻に
跡形もなくバラバラにされる
生きた証なんか
残りやしない
ましてや弱虫バッタの僕なんか
カマキリが
こちら ....
わたしが死んだら
なるべく生き物がたくさんいるところへ
なるべくそのままの状態で
置いておいてください
土にかえったり
誰かの一部になったりして
わたしはわたしの
いのちを分解したい ....
きみをたべたい
しゃくしゃくっと
たねはぷぷっとだして
そしたらそこからめがでて
またきみがはえる
ぼくはそのあいだにつちにかえるから
きみはそのえいようでおおきくなるんだ
きみにとりこ ....
どんでん返しの日常の繰り返しで
あわてて僕は
鍋から落ちそうになったこんにゃくを拾おうとする
わかっているのかな
この僕を
こんにゃくはぬゆりと簡単には掴めない
のっぺらぼうで無愛想
角 ....
鮮やかな黄緑色 水の蒼さに
うっとりとする季節
赤いトラクターが 行き過ぎる
アスファルトではない 畦道
遠い昔 笑顔で乗りこんでた
妹と 従兄弟を 思い出します
盆の帰省 ....
冷たく懐かれた
幾星霜の旅をさまよってたどり着いた
流れ星の
ふる夜は
君の面影をやさしく
思い出すだろう
この世が無常な
仮の宿りだとしても
僕は永遠に
手紙を書き ....
物々交換では 互いに価値観が違い
交渉決裂する場合も有った
故に 取引材料で有る 現金が出来た
そう考えると
紙幣は 「気の効く」存在と
言うことに なるでしょう
果たして 本 ....
止むことを知らない汚れた雨は
幾層もの大地のフィルターで
クリスタルな輝きの水に
止むことを知らない悪意の視線は
守られるもののない
むきだしの心を容赦なく貫く
浄化されぬ禍禍しい ....
きっと
鋭角にはねかえったであろう
熱を
うっかりと飲み込む
お腹に、沈んだ
あらゆる隙間から
姿を変え形を変え向かってくる
じかに目を合わせないように
うつむいたまぶたの
....
陽射しが肌を焦がしていく
軽い痛みと浮き上がる眩暈
焼け付いた肌に
沢山の汗が寄り添う
湧き上がる入道雲
蝉の声を打ち消す夕立
それでも明日には
また仲良く鳴くのだろう
自転車 ....
以前に営業で地方をまわっていた。
お昼に立ち食いそばでズルズルとやっていた。
あとから若い娘が一人。
食券を買いあつあつのうどんを受け取って食べようとした瞬間
彼女の昼食を床の上に落としてしま ....
…久しぶりに家に帰ってくると
みっちゃんは私のことを忘れたかのようにぷいっと無視した
そして私がいない間エサ係を担当していたお母さんの後をついていく
もちろん水槽の中で、だけど
おい
....
末広がりなクローバー。
支えの広がりは、図であるがゆえに必要。
日の目を見ない予測のために
はみ出しのところを、無理に曲げたのではありません。
こうやって事が二転三転する間には
はみ出し ....
どんなにダメだと言われたって
どんなに許されないと言われたって
もう出会ってしまったから
なんにも手につかない
なんにも考えられない
アナタ以外は見えないし
アナタ以外は見 ....
君は言う
あたしはじゃじゃ馬娘だから
さすがに居酒屋で四時間も下ネタは
キツいぜ
頭のネジが
飛びそうだったよ
終いに俺の連れと
危ない時は
口で済ましちゃったほうが
いいと ....
アスファルトは
いまもなお
死後硬直
から
逃れられることが出来ず
深々と刻まれて
轍でコッカク
を保った
その下
の
黒い
焦土の
においを
塗りつける
コッカク標本
....
回転鮨が回ります ひさしぶりです
回遊魚が回ります ななつの海を
回転鮨が回ります なまえを呼ぶと応えます
回遊魚が回ります 親潮黒潮リマン海流対馬海流 暖流寒流に抱かれて
回転鮨が回 ....
キミは嫌いじゃないの
でもキミは
言葉を尽くしても信じないでしょう・・・
行動で示せと暗に語るキミの沈黙
嫌いなのはキミじゃないの
解って欲しい
痛いのがイヤなの
どうかそれを受け入 ....
離れている
離れている
離れていることは
また仲良くなりたいから
遠いのか
近いのか
あたしの目線で
追っている
離れてみる
離れてみよ
縁があったら
....
エス・ピー・オー・ツー
85・86・85・84・・・
分かっていた
{ルビ他人前=ひとまえ}では我慢してたこと
だけど
私達の前では子供みたいにワガママになって
うん
あなた ....
.
ひとが歩けばみちは出来る
あてどなくさまようてもみちは出来る
みちと迷いみち見分けるすべもなく
どこへ誘いゆくのか迷い人のそま
.
みちがあるから人が往き来するのではなく
人 ....
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