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愛しい猫が死んだ
肯定できない
否定したい
剥製にした 
でも愛しい猫は帰らない
サイボーグにした
でも愛しい猫は帰らない

心にぽっかり開いた穴は
何をしても戻らない
週五日希望ですが
あとの二日こそが希望です
そんなもん

人を幸せにする幸せを
知っているあなたよ
ありがとう
あなたのおかげで
この社会はやさしい

それでも
しあわせな人生な ....
昼下がりの人気の少ない公園のテーブルで
ノートを広げ
考え込んでいる様子

まさか遺書でないでしょうね
まだまだ若そうな女性の人差し指が
あごを支えて止まっている

見知らぬ人だか ....
ザアー ザアーッと
出しっぱなしのシャワーの音
激しい雨が 大地を撃ち付ける
街も木も人々も
礫のような雨の洗礼を受けている

この雨がどこまで続くのか分からないが
雨の空間に閉じ込めら ....
凍てつく世間の中で 燃え尽きてしまうだろうと 誰か云ってた
ハートの中のホットスプリング 枯れ果ててしまうだろうと 誰かが云ってた
身を寄せ合って生きる
絶望の世代
冷ややかに見つめる
生み ....

つめたい交わり 踏切だけで三十の詩が書けるという人は
亡霊のような突き指をする


エール飛び交うマウンドで少年たちの夢を食べる獏は
消化不良で怒り目になる


お菓子をどう ....
熱帯夜が明けた
翌朝の駅前通り

ハンカチを頬に押し当てながら
駅へ向かう街路樹の下に

無数のセミが落ちていた

電車を気にする私や
数歩先を歩くYシャツの人の
慌ただしい靴音が ....
あいてますか?

愛してますか?

愛らしいかのじょはいますか?

昨日は何か新しいかなしみを見つけましたか?
約束は
履行されましたか?

何よりもあなたがしんぱいです

お ....
現住所に越して早4年
アシナガバチと共存して早4年

越して一ヶ月目に
換気扇から進入してきた時には
家中大騒ぎだったけど

今では お互いに干渉しない!ってことで
良い距離 ....
 春の朝 世界がすべて色あせた
 立ちすくむ 自分の夢を忘れはて
 病名は 自律神経失調症
 現れた 分厚い壁に 阻まれて
 気違いと 蔑む親から逃げ出した
 
 立ち並ぶ 段ボールの街の ....
また一つ仕事を投げだして どうせクズさと吐き捨て
さっさと歩き去った

夢と野望だけはやけにでっかくて
あの子との誓いを忘れるくらいに膨らんで

身体一つでぶつかっていって 見事粉々に砕け ....
聴こえますか 聞こえますか
私は一定軌道を回る孤独な人工衛星
何千回もつぶやいた孤独な詩

誰かいますか?

答えのないまま問い続ける

誰かいますか?

地球と言うゆりかごの外に ....
貴方が囁く愛の言葉なんて
もう要らない

それが真実のものだなんて
思わない


切れる寸前の蛍光灯のような
途切れ途切れの白い光に手を伸ばす


この耳に届く頃には
誰かのノ ....
氷の塊となった麦茶を
24度の室内でゆっくりと溶かしていく。

一滴一滴の水滴が、
麦茶の表面を伝わり落ちて、
冷たい水の姿に戻っていく。

一つの滴が氷を伝うたびに
静かな部屋の中で ....
ある日 ふと目覚めて 当てなき旅に出る
見送る者はない 道連れは影法師

そして君に出会い 共に語り合って
癒えない傷を見た 微笑みの裏側に

はるか遠く 旅に出かけよう 心のおもむくまま ....
違う/同じ

全ては前提条件のうえに踊る



ラグランジアンはお好きですか

aとbが群のなかで情熱的に僕を呼ぶ

彼らとは虚数にちかい関係

負にならなくたっていいのに
 ....
金の入日に 繻子の黒 
金波 頭上に おわします 
思えばオーロラ 光のループ

金の入日に 銀の水輪 ゆれる人蔭 金輪奈落の水際の 
あのかた あちらに いらっしゃる

昼間 ....
街が正常の仮面を被るなら
僕は異常の素顔をさらす

君は異常な僕に守られ
正常な君は病む



言葉とは誠に
都合のいいもので

みてくれだけでは
脳内までは探れない

何 ....
重みのみ
かたどられて
古びたソファに
なお
居つづけるものあり

存在しないことの
実在
居つづける
無きもの

その日の窓枠が低すぎたので
思惑どおり
その人は落ちて ....
もも胎児
ももたろが うまれるまでの ものがたり は
ももの森の雨の日も もちろん ももの匂い
雨のむこうの冬の そのむこうまで もも胎児は ももの中

さくらの森の雨降りが 桜餅の匂いが ....
トランク一つで旅に出よう
遠い遠い異国の地へ

木の橋を渡り森を抜けるのだ
憧れていたムーミンの家
扉をノックしたのなら、彼は出迎えてくれるかしら?

可愛らしいお家の中で、お茶 ....
明日をも知れぬ
今日も漂う

忘れた筈の泪さえ
息を吹き返して
縄張りを主張する

昨日の明日は決して
今日では
なかったのだな

僕は
だんだん愚かに
なってゆくが

 ....
大好きなものがたくさんあったの
愛しいひとがたくさんいたの

そんなものに
線引いて消していくのが
大人になるということ

あきらめてわらう
あきらめてなく

大好きなものが、愛し ....
良い詩を書いた夢をみた
白く光る窓辺、花瓶の横のメモ帳に

涙を拭いながら
山吹色のえんぴつを走らせ
時に端を噛み
悠長、と呟いていた
花瓶は水だけ入っていて
くびれた所は緑に汚れてい ....
あぜ道
土手道
アスファルト

地に足つけて
歩く人


目で見て
聞き耳
手足でさわる

現実つかむ
歩く人


我流
下流
それぞれ流儀

流れるままに ....
私が今日、悩み暮らした事など
明日になれば忘れてしまう程の事

撒き上がる埃と共に
塵となって消えてしまうよ

忘れてしまおう、今苦しい事など
明日はまた違う日々だから


何も考 ....
僕に詩(うた)を下さい
書き損じの紙切れ
池に舞い落ちた木の葉
真夜中の月の海

僕は何処かに置き忘れているのかも
駅の遺失物の棚
旅先のホテルの一室
ツンドラの森に

いつも
 ....
どんづまり!
この
どうしようもないどんづまり
にやって来た

しかしながらそう言う文句が
初めて聞く人にさえ
了解可能な
どんな絶望的事件もここになく
そのこと自体が一つの絶望 ....
また会う時までに可愛くなっておくね

まずは髪の毛を切りに行こう
「おくるから、したでまってて」
「うん」







































 ....
ペポパンプさんの自由詩おすすめリスト(5651)
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無題#- くろきた自由詩4*11-9-17

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