すべてのおすすめ
はたらく人の手
大きな手
油まみれの
重みのある手
その大きな
たなごころで
わたしは撫でられ
育まれ
はたらく人の手
素敵な手
物をうみだす
魔法の手
岩のよ ....
受精で
創造されたもの
壁のない部屋が荒れ狂う大宇宙のはるか彼方を漂っていた
巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨巨 巨巨 あ 巨巨巨
巨大なたたずまいが四億の夜を硬化 ....
絡み合った方程式
かけてたして、導き出すの
“しあわせ”という名の回答を
笑っていたい
笑ってほしい
わたしの“しあわせ”は
わたし一人ではつくれない
空いた隙間を埋める ....
諦めることをやめるな
(万力の)気魄をこめて
/諦めよ
わたしたちは一つ屋根の下にいた、熱心
な三角(元帥)のまえに集合し、気候 ....
書きたいと
ひたすらに願うゆうべに眠る
ことばは
季節を持っていて
と同時に時間も持っている
私はいつも
それらを扱いきれず手放してしまう
夏、は早朝に海に向かって走っている
そう ....
あんたの こころは わからない
わたしの こころは わかるまい
あんたの こころも わからんし
わたしの こころも わかるまい
聞こえるか 聞こえないか その絶妙な ....
わたしは、思い出す。
緑青色に変化する刹那に
わたしは、思い出す。
貴賎の値札を貼らないと不安な人々が
まだ陽気だったころ
西欧の文化道理の規範と日本とは別であったころ
学 ....
潮
明るすぎる崖
やけに落ち着いた たたずまいで立つ
青すぎる空が 海の照り返しで
光が私に立ち上ってくる
憎悪 わたしの憎悪
おもいだせない
憎悪から ここまで ....
すうっと染みてくる
とても自然で
ひんやりとして
あたしの
脳細胞に
刻まれる
なめらかな言葉
遠くから
キラキラとした
あなたの姿を
見つめていたの
だんだ ....
すぐ気づいても
遠ざかる距離が悲しくて
どこにあるって確信があった
なのに
その確信もプラスチックの虹玉のように
くしゃくしゃとしぼみ
ちっぽけな捨てられるガムみたいな
塊になってしまう ....
午前2時、パブ。
カウンター、酔ったマスター、酔った女、酔った男、酔った僕。
僕は誰かのタバコに火を点けて呑んだ。
グラッときた。何杯か呑んだ焼酎より回る。
タバコをやめて1年と1ヶ月 ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです
あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです
あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ
....
私を包んで
私を忘れないで
強い個性と指導力 で
同情から始まる愛。
とても幸せです。美しい日々
爽やかな性格
おしゃれ だけども ちょっと変人
貪欲・空想
....
今年初めての茄子が採れたので
お義父さんが好きだった
茄子味噌炒めを作ってみました
だけど、いつまでも残っています
冷蔵庫には
茄子一本分の茄子味噌炒めが
ぽつん、と
美味しくな ....
同じ距離を相乗りするだけ
毎日ではなく週に二、三度
それでもあなたの隣に居たい気がして
何も言えず 何も出来ず
同じ車両の違うスペースの
あなたが見えない角度に
何気なく座ってみる
私の恋人は
私の寝言を知っています。
その寝言の裏にある
私のこころを感じます。
「最近うなされているね」
恋人はいいました。
「私の名前を呼んでいた」
私の ....
思考推考
考え抜いてる酩酊状態
それでもやはり
風は吹く
無為無意味
価値無き生の営み
それでもやはり
風は吹く
かわいた風吹け
心を濡らす
抒情はいらない
野わ ....
慣れること
あさ
お昼ご飯の準備をして
洗濯物を外に干して
夕ごはんの下準備もして
少しのんびりして
いちにのさん
車に乗り込む
安全運転して25分
そこから
教えてもらいながら働 ....
ひととして
いきるためにこいをしてきた
そうして
けっきょくいきられずに
こきゅうをして
えらでこきゅうをして
すいめんかをおよぐ
めぐりあうことをただおそれ
しずみこんでゆく ....
未来のような
だだっぴろい草原で
詩を読んでくれたのは誰だっただろう
幸福のような
雨が降っていたのはどこだっただろう
なにからなにまで
や ....
アダムスファミリーのハンドさん。
勝手にそう呼んでた。
まさに「手」だけの存在で
不気味にはならず
指を使って歩く仕草が
タカタカ タカタカと発する音と
一緒に好ましく思えて
愛嬌まで感 ....
ことと
置いた所から
緑の深い村の
ひび割れた
土瀝青が広がる
夏のまひるは
黒く歪んで
両の手におさめ
土の道を
寂しくあるく
芒の夕闇
底溜まりに見て
目を細くした ....
その右の掌 その左の掌 {ルビ杯=さかずき}に似せて
差し伸べてみれば
その酒 その味わい 幸せの恵み
汲めば 掌の溝 幸せが埋まる
あの幸せ{ルビ購=あがな}えば その努力と引換え
喜 ....
昼間に紛れて 星が踊る
人混みに紛れて 星が転がる
想いを{ルビ鏤=ちりば}めて 星が{ルビ瞬=またた}く
一瞬でも失いたくない この{ルビ瞬=まばた}きさえも
永遠に戻らない一瞬 逆回転 ....
窓を打つ鬱陶しい雨も
君を引き止める口実になれば
他愛もない話と
少しのアルコール
それぐらいしか用意できないけれど
君が笑ってくれるなら
踊る雨粒も
薄暗い街も ....
いつもの席に君は現れない
私はふらふらと視線を向けながら、
その後ろの後ろの席に着いた
{引用=
・・・は、一つの核となるタンパク質に、一本、あるいは多数のグリコサミノグリカン鎖が結合して ....
わたしがこんなに苦しいのは
心のコップが、からっぽだから。
輝く人に囲まれて、「自分も」と思うたび
心のコップの水があふれて、
気づけばコップは、からっぽになる。
自己実 ....
雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば {ルビ和=やわ}らぎの歌
雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる
雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば ....
綺麗に洗われた
牛乳瓶の中から
片目で空を見る。
歪んで見える景色は
太陽の眩しさに隠された
真の素顔かもしれない。
もう片方の目で見る
眩しすぎて直視できない
煌く姿も素敵だ ....
詩ってなあに?
一糸{ルビ纏=まと}わない心のストリップ
恥ずかしがらずに心を{ルビ曝=さら}け出し
妖艶にお客さんを魅了すること・・かな
ご馳走ってなあに?
野山を駆け巡っ ....
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