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さかあがりが できないころ
さかあがりのあいまに
けんかした
さかあがりのあいまに
学校へ 行った
おまえんちの家の前の空き地に
むかし なまくびが ならべら ....
キレイ、と。
キミの呟く声
茜に染まっていく
青の下
僕の右隣
キミの笑顔も茜に染まる
揺れる緑の葉
浮かぶ月は白
雲に混ざりゆく灰
鮮やかなキオク
....
君を産んでよかったと思うけど、君を生んだことで君に終わりをつくってしまった
母が言う
....
瓜二つのようで
瓜二つでない
一卵性でも二卵性でもない
この双生児
心理学者さえも説き伏せぬ
けれど
一番傍にいてくれるのは
一緒に泣いてくれるのは
手をつないでくれるのは ....
いままで
ボクは 夢を見ていた
ずっとわかってた
ずっとわかってた
夢の中では キミに 会えなかった
でも
もうこれからは
ああ これからは
いいんだよ
....
人生には 中間地点と 中途半端な 時期が有る
大人か子供か 男か女か 真面目か不良か
孤独か天然か 生か死か 悪魔か天使か
二つの言葉を 思い付く度
相反したり 造反したりの 繰り返 ....
この キモチ
あなたのもの
伝えることが
うまく できない
まっすぐすぎる
あたし
感じたんだ
あの時
あの日
あなたの
精一杯の
やさしさを
ボケとツッコミが ....
トモダチが欲しい
コイビトが欲しい
カゾクが欲しい
アシナガオジサンが欲しい
ヒトが欲しい
すべてが欲しい
いや、すべてはいらない
アナタが欲しい
アナタノココロが欲しい
ア ....
ある暑い夏の日の午後だった
座って化粧をしている君を見てた
寝たまんまのふりをして
僕はただ眺めてた
テレビドラマにはならない
つまらない結末
何の展開にもつながらない
どうしようも ....
僕の大切な可愛いヒト
お嫁にいくなら教えておくれ
僕は何を歌おうか
僕の大事なやさしいヒト
泣き止んだら教えておくれ
今日は何を歌おうか
僕の大好きな愛しいヒト
おなかが ....
どこまでも黒い、
夜空を見上げる理由を知っている
星が瞬く、その時を想像して
たおやかな時の巡りを
歴史のつよい鼓動を感じる
その真下で、
君に告げたい
+
生きていく上で必要 ....
白い街に灰が積り
君の姿を見失ってしまった
壊れた棚の中にある
透明な器に君が映り
追いかけても追いかけても
君には追いつけない
息を切らせて顔をあげると
鏡に映った ....
午後 4時44分
見上げると
東の高く
薄い青空に
少し欠けた
白い月が
浮かんでいた
立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた
たまっていた
所用 ....
ひどく清々しいわ
この青い青い空を蹴り飛ばしたいぐらい
ねぇ、聞こえている?
赤い赤い花が似合うって言ってくれたわね
私の嫌いな、赤
貴方が残す、赤
愛しさと憎しみの色だとでも ....
網戸に
みっしりと
あたしの嫌いな
蛾が
はりつている
義母が
買ってきた
生貝を
食べる
喉元に
違和感を覚える
吐く
あたしは
貝殻の ....
ココロ、ぽっかり
開いた穴
何で埋めよう?
手持ちのアイテムは
ため息に汚染中
ココロ、じんわり
麻痺した穴
何を失った?
痛みは遠いところから
私を責める
....
27で父を亡くした
あのとき
あたしは
もぬけのからになった
数ヶ月
母と暮らした
父の大きさを
影響を
思い知った
もう
何十星霜も
たっているのに
未だ ....
あなたの心に潜るカメレオン
あなたの色に化けるカマキリ
あなたの身に紛れるナナフシ
あなたの身を滅ぼす愚か者
目を凝らしても凝らしても
擬態がバレぬ空け者
千六百二十の鐘が鳴り止ま ....
私を中止
銀行も郵便局も宅配便も
逃げたりなんかしないはず
私を中止
いくらか家事をしなくたって
後ですれば済むこと
そういえば子供の頃
一生家事をすると思うと
気が遠くなった
....
その小窓の外の風景に目を向けた
その小窓の外の風景は切り取られていた
その小窓の外の風景に対して額縁を認めた
その小窓の外の風景をコーヒーを飲みながら観賞した
その小窓の外の風 ....
南極 と 北極
空 と 海
月 と 太陽
男 と 女
好き と 嫌い
*
*
*
*
皆
両極のようで
いて
みえない
磁気に
引かれ
....
自分の勘のよさにいらいらする
人と話すのがいやんなる
窓から雲を見る
布団の中に入る
このままいってしまおうか
お母さんの編んでくれたマフラーを触る
視界がにじむ
....
i am a key
because i'm flying the world
talk their justice
it's your fort
be their wish
it's ....
ブラックサンダーを買った
丁度予鈴が鳴る時間だ、と
デジタルはぶっきらぼうに言い放つ
運悪く遮断機が寝そべる
そういえば、彼は息災に過ごしているだろうか
雑音の迫るなか髪をといた
....
目覚め
長針が4回まわる
淀みから助けられた
目を見開く
気になる
気になる
ただそれだけ
そんな中でも幾らかは
生活を繰り広げる
労働
長針が5回まわる
疲労感から助け ....
気がつくと
インスタントラーメンを食べている
雪で 食材が底をついた
はい ラーメン
昼食 何にしよう
はい ラーメン
ちょっと 小腹が空いた
はい ラーメン ....
粉雪を一匙 タールの海へ
雪は 己の向かう海の混沌に慄き
黒き水は 己に映る雪の清純に恥じ
互いが互いを避けようと 狭い箱の中を廻る
そして 目の前の丸鏡を見て気付く
雪は ....
引きなさい
少しは
引くことを
覚えなさい
愛しい人から
しつこいよ
なんて
最低
最悪の
オンナだから
引きなさい
いい加減
引くことを
覚え ....
眠りにつく
まるで吸いこまれるように
悪夢
寝ても覚めても
夢の続きのようで
今 そして ここ
リアル?それともバーチャル
届かない
届かない
決して
それ ....
私にとってあなたは特別な存在
その雄大さ故に私達を翻弄する
あなたの巨大さで世界を見ると
私なんて砂の一粒とも同等だろう
そういえば
火星にあなたが居た痕跡があると聞いた
本当なの?
....
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