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夢の中に落とし物をした日の朝
猫になっていた
仕方がないので
夫を会社に送り出してから
家事は明日にしようと決め
日向ぼっこをして過ごし
夜になったので眠った
明日はせめて、猿になりたい ....
頼まれ事は
断らないをモットーに
どんな小さな雑用でも
どんな大きなお仕事でも
断らないをモットーに
過程が大切なのは知ってる
それは良くも悪くも
自分の ....
彼女は車を降りて
ドアを静かに閉めた。
結局はささやかで
しあわせな四年間も
こんなもの。
「彼とは別れたから」
玄関を開けるなり
母親にそう告げた。
「何で?どこが、なに ....
僕は
いつも通り
彼女を家に送り届けた。
「ありがとう」
それから少しの沈黙があった。
僕はタバコでも吸いたいな、なんて
考えていた。
「ささやかな幸せな時間をありがとう。」 ....
風が届けてくれた誰かは知らない人の思い
けだるい朝の坂で僕の足はとまり先には進めない
全て君が綺麗だから僕の体は動けない
どのくらい繰り返せば毎日は明日じゃなく未来に続く
....
梅雨の季節が来た
じめじめして
生ぬるい様な
感じもする
部屋の中が
蒸し暑い
まるで
蒸し風呂みたい
また
梅雨の季節が
やって来るね
梅雨ばかり
続いていると
....
雨の日に
傘を差して
公園まで
行った
ブランコも
滑り台も
みんな
みんな
雨に濡れていた
誰も
いない
公園は
とても
静かです
雨の音だけは
聞こえます
さよならの後で
僕は泣いた
別れるのが
つらかったから
君には
もう
逢うことはないから
君の
笑顔は
消えることもなく
僕の
思い出の中に
いつまでも
残っている
....
病室で寝ていると
コツコツと足音がする
それは
アイのサイン
病院にいる人たちは
みんなスリッパ
スタッフだって
スニーカー
革靴のあのひとの足音だけが
コツコツ響い ....
振り向かないでね
そのまま
そのままでいて
わたしが抱いている
この肩が
この首が
この背中が
わたしが全身を抱きしめているから
だから
物音がしても
振り向かない ....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る
光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める
荷物は案外少なかった
....
世界を手にとれない
小さな手
サミシサに
ひと粒の砂さえ
握りしめて離さない
さまよう私の
うつろう心の
冷たい手
駅前の
風景が変わった
再開発の名で
故郷は跡形もなく
クレーン車が行き交い
ミキサー車がひっきりなしに出入りする
変わりゆくもの
どっちみち
変わっていくのだろう
....
私は思考の海にたゆたう小宇宙
早く真っ白になれればいいな
嬉しくて サラサラ
哀しくて サラサラ
サラサラ サラサラ
おもいは流れる
流れ流れて
青空に溶けていけばいい ....
真白にそめあげる雪を見て
私は考えた
白とはどんな色だろう
染めるものでなければ
染まるものでもない
端然と 静かに
無音で 沈黙し
そこにある白
拒否し
包含し
白は ....
予定のない週末に
予定を入れた
噴水を見に行く。
それで噴水を見に出かけた
ぼんやり缶コーヒー飲んだ
マラソンする人をながめた
虹が出た
ひとりぼっちだった
予定 ....
気づいたら
いろんなひとが
両手で込めて
差し入れてくれた
おにぎり
箸もつかえないくらいに
元気なくなったとき
たべるといいよ、って
おにぎり
すかすかの ....
わたしは
耐え切れなくなって
海へと走りこんだ
冷たい海に
飛び込んで
もう
これ以上はもう
わたしは大声で泣いた
真っ青な海の中で
浮き上がったわたしは
....
終わったぁ〜
首やら肩やらあちこちが痛む
大きく伸びをして
首を傾げて
ギュウ、としこりを押すと
痛/気持ち いい
そんなとき
君のことを思い出す
....
愛することは
お互いが
惹かれあうこと
愛するとは
互いが
思いやりを
持つこと
愛するとは
信じあうこと
愛するとは
お互いの
違いを認めること
愛するとは
....
見せ掛けでもなく
偽りでもなく
お互いに
信じあえるような
本当の
恋がして見たい
あなたの
そのままの
姿を見せて欲しい
あなたの
本当の
愛で
私を包んでほしい
....
静寂
響く規則正しい音
呼名
瞼を持ち上げかすかに
見上げるあなた
いつの時をみている
そこに映るは
白き天かそれとも
遠き日のあなたか
呼吸
静かに刻む
命
それ ....
夢の終わりから
はじまる今日は
いつもその夢をひき
ずって
きみの
夢をみた朝は
なけちゃうの
だけど
ずっと
し、
あわせ
わたしが誰かに優しくしてあげると
そのひとがまた誰かに優しくしてあげて
またその誰かがまたちがう誰かに優しくしてあげて
まわりまわってしらない間に
わたしが全然しらない誰か ....
悲しくても
人に言えないことある
話したくても
話せないこともある
泣けばいいさ
気がすむまで
思う存分
泣いたらいい
気がすむまで
悲しみを
忘れてしまうまで
今夜 ....
南の島で
君を見た
その日から
日に焼けた
素肌が
忘れられない
南の島で
ひとり
海辺で
遊んでいる
君を見つけた
たった1日だけで
君を好きに
なってしまった ....
死にたくなるような
寂しさ
むなしくて
せつなくて
胸が
痛くなるような
孤独感
あなたは
感じたことあるだろうか
言葉なんて
いらない
ずっと
あたたかく
そばにいて
....
どうせ
さすらうことばかりで
生きてきたのだから
目差すのは
このまま海へ
端から端まで海
どこまでもどこまでも海
涙零しても
どうせ海の味と同じなのだから
冷た ....
確認しないほうが
幸せなことって
あるよね
確認しない幸せ
私はもう君に
確認しない
君も私にもう
確認しない
幸せでいよう
私の日々は
確認せざる終えない位置 ....
この世は 皆 Black or White
Grayなんてものはないさ
それ ただ 曖昧
白か黒 黒と白 白は黒 黒も白
Grayなんてものはないよ
それ マジ 無い無い
白のような黒 ....
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