すべてのおすすめ
月曜日は布団とずっと仲良くしてたくて、
火曜日は何で生きているのか考えて、
水曜日はドラマに涙して、
木曜日は夜ご飯で笑顔になって、
金曜日はバイトの結果に緊張して、週末が楽しみで家に帰る。
....
ひだまり食べてほっぺた膨らまし
オイラも妊娠5ヶ月になったお腹をぽんぽこぽん
メタボメタボとお騒がせも
そよぐ風が気にするわけでもなし
河川敷は川の流れに追いつけ追い越せと
ジョッギング ....
ある赤ちゃんは公園で
暖かい風に吹かれながら
ベビーカーから見える青い空を見上げる
ある幼稚園児は
ジャングルジムのてっぺんから
人より少し高い所から
雲がゆっくり ....
ざぁざぁ
それは大雨の日のこと
大きな木にてるてる坊主が
ぎしっぎしっ
太い枝をしならせるてるてる坊主
私よりも大きいてるてる坊主
くるくる
横風にてるてる坊主は煽られ
てる ....
忘れかけている遠い記憶のあの子
白いワンピースがお気に入りだった
生まれつき色素が薄かったようで
肌は陶器のようにつるりと白く
髪は太陽に透けるような茶色だった
大人は口をそろえて
....
俺は死んでしまったのだ
死者の言葉は生者には届かない
世界が違うから
世界は平行に広がっていて
二つの世界は交わることはない
俺が何を言っても彼らは答えない
そうここには ....
ノックをしても返事は帰ってこない
薄暗い井戸に落ちていくのは
諦めた人達
安心したくていつも命綱を
硬く身に付けていた
辛うじて意識があるうちに
君に会いに行こうと ....
卒業しよう、明日、日が差して。
私は鳥みたいに こんな小さな籠じゃ いや
卒業しよう、明日、1秒。
おてんと様 私は 貴方になりたい
泣かない笑う泣かない泣かない
....
過去のこと
気にしていたら
未来に進む
時間は
遅くなる
闇夜に赤い何かが舞う
凝らしてみると それは{ルビ天道虫=てんとうむし}
赤に斑点の喪失を携え おまえは飛ぶ
何を求めておまえは飛ぶのか
失われた赤を求めて おまえは ....
やればできる そう思っていた
でも何もやらずに 幾年が過ぎ
俺は "やれた" のだろうか?
求める問いは 深い時の中に埋もれた
今はもう 何かを ....
みな誰でも
夢や思い出を語る
知らない間になくなるのは
お金とほんのちょっとの涙だけ
流石に痛み耐えるだけの人生は嫌だった
希望否それは絶望の親戚
下らない遊びに時 ....
誰もが
好きな人に
手紙を書くとき
詩人になれる
不思議さ
大切かどうかわからない記憶は
抱えていた膝小僧のかさぶたにある
転んだのは最近のことだったか
それとも遠い過去のことか
鉄さびのようなすすけた色は
かつて赤い液体であっただろうことを
....
「私の部屋には本の海があるの」
それは青くて透き通る綺麗な海で
触るととっても冷たかった
浜辺に腰かけて海を見る
彼女は僕を海に誘う
少し勇気を出して飛び込む僕
中はもっと綺麗だ ....
あなたにとっての光って なぁに?
そう あなたを照らし出してくれる それ
道を示してくれる 光
キリスト?
池田さん?
お釈迦様?
まぁどれだって ....
もう
必要のない
恋愛運
でも
気になってしまう
「気持ち悪い」 「おまえなんて死んでしまえばいいんだ」 「お前の葬式で俺は笑うよ」
そう言ってくれたらよかったのに
いえ、そんな言葉が欲しかった
いっそのこと引き裂いてくだされば…… ....
騒ぎたてるのは
今世紀最大の大泥棒
月夜にのこるのは
二つの影と不気味な笑い声だけで
あとは宝がなくなっただけだった
ポーカーでの手札は
いつもロイヤルストレートフ ....
遠くばかりを探していたら
いつの間にか目の前に立っていた
思わず向けてしまった人差し指
音楽の授業でピアノのテスト
弾けないわたしは放課後まで練習
ミの位置にはいつも中指
教えてく ....
いつかの日のこと
その時あたしは中学生だか高校生で
ブラックコーヒーを飲んでみたのです
その黒さはブラックホールのようでした
(ブラックホール 見たことないですけど)
とても苦くて砂糖とミル ....
決まった時間に
あの列車はやってくる
はずなのに
今日は
停まらない
追いかけても間に合わない
見知らぬ女が中で笑っている
「彼女」の列車は去って行き
静かな駅のホームには
....
わざわざ好んで痛みを求める必要などない
足場の悪い苦境を選ぶ必要もない
水面に浮かぶ蓮の花みたいに白々と
空っぽの美しさを知ることのほうが重要だ
ぽかんと丸い広がる空の誕生日が
ぼくと一 ....
タン タラン タラララン
私の心で弾いたこの調べ
あなたに届いてますか?
年を重ねるに連れて
夢の大きさが
小さくなる
昔ほどの
勢いはない
{引用=わたしの家は 田んぼの田の字の真ん中にたっていて 画家が住んでいます
誰も彼の姿をみたことはないのですが 彼は確かにいるのです
どの故郷にも どの町にも どの家にも 彼は必ずいるのです}
....
小さな赤い宝箱のなかには
赤い血で練られた
犬の人形が一人
教会のステンドグラスでは
神が僕らを見下していた
見えない手によって
人々は屍となっていた
何もし ....
ハローハロー
起きてますか?
家の中静かになって、みんな夢の中。
私は机の前。
昨日寝てしまって取れなかった授業のノートを写しているところ。
内容は「死」について。
シビアだよね。 ....
おさなごの手で目隠しされたみたいに
まだ薄白くぼんやりとした月は
うろこ雲のすき間から顔を少しだけ見せる
指で四角に切り取って覗き込んでみた
ぼくたちよりうんと長く生きたこの風景は
瑞々 ....
閉じ込められたと
思ってるのは
自分の心
誰も
閉じ込めていない
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