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1月31日
今から20年前に
母は泣きながら私を産みました
3600gの大きな私は
母を苦しめたそうです
父が家に帰った瞬間に
私は生まれたので
父は立ち会えなかったそう ....
白いヒーローは気まぐれ
ふらふらと
何処かへ出かけたと思うと
いつの間にか帰ってきている
白いヒーローはわがまま
もぐもぐと
ご飯をお腹いっぱい食べたかと思うと
「おかわ ....
いたい 痛い イタイ 遺体
莫迦みたいに強がる
自分の存在意義とは?
私の中の自分が 私に嘲笑う
お前は無価値だと
生きて居ても無意味だと
だから**べきだと
....
嘘は自分を守る為に吐く物
裏切りは誰かを貶める為にする物
絶望は信じて居た人から裏切られた時に感じる物
だから人なんて信じ無い方が自分の為
だって結局は皆嘘吐きだから
....
汚染される超次元ステージ
醜くなった雛をみて
みえないふりをした
溢れた水銀が光をおびて核になる
ガンジス川では今日も
ピラニアが草食系
計画などないけれど
....
男は さみしかった
女は 愛されたかった
男は 母を求め
女は 父に重ねた
いつからか ふたりの
利害は交差しはじめ
出会い
確認した
互いの
欠損を…
好きに ....
コチコチに
凝り固まった
カラダに
腕をまわす
特に
胸のあたりが
ジンジンと痛い
こうして
朽ちてゆくのか
オンナのカラダは
愛されない
惨めなカラダ
0と1 ....
空に浮かべるは白い息
冬の寒さは私の
感覚を
動きを
感情を
麻痺させる
降り続ける雪はあなたへの
道を
心を
塞いでしまう
降り続ける雪は ....
彼と彼女
闇の中出会った
手探りで触れた
お互いの手
黄金の輝きさえも
身を潜めるような
光の洪水
彼と彼女
闇が去り
見詰め合う
何事にも代えがたい
絆
....
さあ 尻取りか
手に言葉
{ルビ床=とこ}にて刈り取りし朝
さあ しりとりか
てにことば
とこにてかりとりしあさ
.
{引用=ぼくの中にふたりの人間がいる!そしてぼくは不幸にも、そのどっちがどっちを打ちのめすのか、見当がついてるんだ。
――エヴァリスト・ガロア}
.
世界の隠された扉を開け放ちそ ....
ともだちの 定義ってなんだろう?
自分がともだち と
おもっていたら
ともだち?
双方のおもいが
かさならなければ
ともだち と
いえないの?
微妙にすれ違う
キモチとキ ....
青を知るくじらは
空を遠いとは思わない
美しく在ることをわきまえて
地球とともに命を謳歌する
視界を遮るあじの群れ
力強く求め跳ねる
ぶりんぶりん
子宮にて
二人で過ごした
十月十日
ATGCが合致
希望
絶望
母の無念
父の断念
祖父母の・・・
私は
戸棚の中の
ミイラ
3 ....
お隣さん雨戸をガラガラ開ける
随分早いな
眠れないでいた私
もうそんな時間なのか
ギシギシいう身体を起こして
私は雨戸をガラガラ開ける
音の割にスルスル動く
すると一面に
....
いま
このときに
あたしに
できることは
なんなんだろう?
といかける
といかける
めがくらんでいる
あたしに
たとえ
2次元でも
つながっている
あたしと
....
生きてるだけでえぇよ
あんたの存在価値は
そこで未来見て
幸せに笑って
ちゃんと生きてることにある
11才のあたしが
いちばん 大人だった
小学校高学年から
ずっと図書委員
本の虫
自習の国語の教材
全文書き取りが大好き
指が痛くなるほど
書いた 書いた
書き写した
....
今日も誰かが僕を見た
「キレイだね」と心ない言葉を吐いて
誰かは街へと消えていく
僕はキレイじゃない
生きているだけだ
汚い空気を吸って
キレイな空気を吐いていく
僕は今 ....
ミロのビーナスは
両腕で僕を抱き締めようとして
両腕をきりおとされた
あの黄色い満月は
巨人が少しづつ月を食べて
そして初めて三日月になった
あの太陽は好きな人と目 ....
19時20分
マンション前の市バスの停留所に
降りる
空を見上げた
青空!
ポツ ポツと瞬く
外灯の上に
灰色でも黒に近い青でもない
青空が広がっていた
夜の青空だ
....
駅前ビルの本屋さんで
デート
洋画の「恋に落ちて」みたい
夢にみていた
本屋で落ち合うこと
でも
あたしたちは
この時間を最後に
しばしの
さよならだ
頭がクラクラ ....
時が流れだした 私の血のにおいと共に
イチイガシの葉は青空を食いやぶり
風が立つたび 多くの空は
形を変えてたゆたっている
葉は葉たちでスクラムを組んで
幹は枝たちからの合図を待つ
長 ....
悲しいような甘さ
だ液に含んだキャンディをひとつ
あなたにあげたい
人の吐く息の波に
飛ばされてここにいるから
空が見えない
ふるえたように電話をかけた
いつもあなたに
揮 ....
{引用=
この詩は
未完成です
しばらくお休みしていた恋を
始めました
というか
始まりました
毎日 毎日
たくさんのことを感じて
感じて 感じて
言葉にしたくて仕方がない ....
じわじわと
あたし
侵蝕されてゆく
言霊にはまった
もうひとりの
あたしに
いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・
あ・た・し
侵蝕しつくされた
....
シャワーを浴びてこいよ
先に寝ていたあたしに彼は言った
それが
何の合図なのかわかっていたから
のろのろとあたしは
シャワーを浴びる
付き合って2年
春には入籍をしよ ....
「返事」
太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる
「返事」
孤独な問いに
枝にぶら下が ....
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた
はっ
一瞬息をのんだ
心臓がバクバクする
今まで見たことのない
ヒカリを放っていた
話していた
その人とは違う
別人を見 ....
日々の感情の起伏を
記す
文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代
一瞬で ....
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