すべてのおすすめ
想像の数だけ未来が存在のだとしたら
実は大して選択肢なんて
多くないのかもしれないね
なんて真顔で言うから
思わず吹き出しちゃたけど
私のたった一つの想像に
あなたとの未来 ....
暗闇に
四方を囲まれた
街を
少年は
ひたむきに駆ける
羽ばたきにも似た
その足音が木霊する
闇は
巨大な壁のように
しかし
実態を現さないまま
少年の
行く手に立ち塞がる ....
春の初めのこの風と
自転車に乗って一緒に走る
どこまでも行けそうだ
上り坂は大変だけど
風が背中を押してくれる
温かく見守ってくれる
下り坂は楽だから
ぼくの背中に風を背負ってあげる
....
誰もいなくなった教室に
少年が忘れ物を取りに戻ってきた
いつもの教室は
いつもとは違う匂いがした
別に急いで帰らなくてもいいのだが
教室の中の空気を乱すのを恐れた
駆け足で自分の机に向かい ....
{引用=木の芽を幾つ数えた頃に
木の芽を幾つ摘んだ日に
想い晴れないこの空で
幾度の晩を越したのか
ひとつ小さな結びの手
時には木漏れ日うたたね木
姿変われど弓張り月の
野原 ....
言の葉が 舞い
言の葉が 光り
言の葉が 歌う
言の葉の大樹に寄り添い
顔を上げれば ほら
言の葉が楽しげに 歌う
木漏れ日はまぶしく
光り 舞って
言の葉の旋律を奏でる
一 ....
いつも通る道のある家の玄関に置かれた
手入れを忘れられたその花壇は
いつも泥みれだった
白い花が咲いているというのに
綺麗とは思われず
むしろその花の美しさが
汚さを目立たせていた
花の ....
ソファを見に行った
高級家具店へ行った
電車にのって行った
外国人のつもりごっこ
買うつもりごっこ
オーノーと
あなたは言った
オーイエスと
あたしは言った
やあらかいソファはふ ....
冬だって
やがてやってくる暖かさで
春になる
悲しみだって
やがてやってくる笑顔で
幸せになる
酸性だって
やがてアルカリ性と混ざって
中和する
キャラメルだって
やが ....
人生は甘くないと言う事実を
嫌っていう程噛み締めて
後悔の海に溺れていく
人間辞めたくなっちゃったから
鉄腕アトム張りのロボットになろう
超合金とまでいかなくても
シルバーメタリッ ....
きみをひらくと
なかから ちいさなきみが
ぽろぽろと はだかのままで
たくさんの 砂金のようにこぼれて
たくさんのきみは 少しはずかしそうに
ひざをかかえてる
....
お誕生日にも
クリスマスにも
ホワイトデーにも
なーんにもしてくれなかったあなたが
ある日買ってきたのは
室内用のプラネタリウム
わたしは食器洗い器がほしくて
乾燥機がほしくて
全 ....
ついに定規は曲がった
まっすぐにしか使われない自分が
悲しくなったという
まっすぐに測れるものなんて
世の中のほんのわずかしかない
そう思ったらしい
もっと柔軟のある生き方を求めて
現実 ....
うちの体重計はくまのプーさん
いい子だけれど
ときどきうそをつくのが玉にキズ
おもた〜いためいき
つかずにいる朝
かかってこない電話
待ってる真夜中
トイレの出口で
そおっ ....
あおいカーテンの
こちらがわで
くらげとくらしています
くらげはいつも
ふらふらゆらいでいるだけです
わたしがねてても
おきてても
ゆめをみてても
みていなくても
この街はす ....
てのひらに乗った 雪が
溶け出して、僕の
一部になってゆく
降り始めに気がついたのが
どちらだったか
もう忘れてしまった
雪は
これで最後かもしれない、と
最初に言ったのは君の ....
こころを動かしたいとき
いちばん大きな目で見つめると
願いを叶えてくれた。
僕らの先生は
車椅子の中で目を覚ますと
もう笑顔になっていた
なにかの手に引かれながら
鼻をつまんで
....
異国の国で幼い君の横顔に絶望を観た
屈託のない瞳の輝きは希望に満ち
それが叶わぬ事を私は知っていたから
荒れて行く地に咲く花はなく
破れかけの本でしか知る他はない
私は君を ....
素に戻ると
大勢の人の前に立たされた
わたしが
いる
深々と頭を下げて
何を謝っているのだろう
トナカイのそりに乗り
飽きることなく
眺めた
白夜の物語
あ ....
あなたが 今
辛いのは知っていたけれど
私の涙さえ見えないほど
辛いとは
知らなかったのです
愛情さえ苦痛になるほど
辛いとは
知らなかったのです
ならば
今からの 私は
....
「彼は悲しい」
これは詩の言葉です
「わたしは悲しい」
これとは違って
「彼は悲しそうです」
「彼は悲しがっています」
「彼は悲しいそうです」
「彼は悲しかった」
....
昨日までの鬱屈を
雨が洗い流したのか
カーテンを開けると
底抜けの空のあおさが
広がっていた
一週間の汚れを
一緒くたに
洗濯機にぶち込んで
ガラガラ回しながら
....
『ゆっくりとしか
伝わらないものもあるんだよ』
教えてくれたひとは
もういない
いまわかりたいの
いま知りたいの
いま愛したいの
いま感じたいの
いまわからないものは
もう ....
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「ところでさぁ
お前は俺の事どれくらい好きなわけ?」
「そうだなぁ〜オムライスかな。」
「へっ?」
「う ....
(砂浜に適当に流れてきた流木で文字を書く)
瑠璃
君はまだピアノを弾き続けているのだろうか?
何度もやめたいと言っていたけど
その度に僕は君を半ば強引に説得して続けて
僕がいな ....
怪我をしている
ほんの少し
自分で転んで
怪我をした
怪我しているから
お肌のための美容液が
滲みて滲みて仕方ない
痛くて痛くて仕方ない
あまり痛いので
「ホラここが痛い ....
せまくたっていい
台所が小さくても
押入れがなくても
ただ
日当たりさえよければ
階段をのぼって
街を見晴らし
あなたとふたり
夕焼けを見られたら
それで
なんにも持ってい ....
海に穴が空いていた
ぽっかりとしたその穴は
なぜか魅力的だった
吸い込まれるように入っていくと
太陽がごうごうといびきをかいて寝ていた
邪魔にならないように脇を通り抜けて
どんどん下がって ....
夕焼けも闇に染まり
少し先の道も見えない
自分の前を歩く人の足音を頼りに歩く
アスファルト特有の硬さに安心した
後ろからは僕を急かす様な声がする
誰かが苛立ちながら僕が歩くその ....
見えない明日に向かって
ぼくらは走る
見えない明日があるから
ぼくらは走るのだ
いつも手探りで
仄かな明かりは君の存在
何も聞こえない暗闇で
微かな声は君の呼び声
知らない明日 ....
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