すべてのおすすめ
深く刺さった
棘のように
貴方の名前が
とれないの
つぶやき過ぎたせいかしら
泣き過ぎた せいかしら
棘は
痛みはしないけど
あたしの身体の
一部になった
まっ ....
ずうっと前に
プレゼントしたカップ
貴方は割ってしまったから
新しいカップを
選びます
もう誕生日も
過ぎちゃったから
照れかくしに
娘のカップと
一緒に選びます
....
何度もひとさまの葬式に参列してまいりましたが
いつもいつも「死」はよそよそしい
きっと、わたし自身の「死」は
わたしの体に起こるけど
感じられるものじゃあな ....
金魚の尾ヒレが風に溶けだして、黒い太陽が微笑んだ
きっと迎えに来てくれるような気がして親指に……いくつもの理由を蓄えて、一日を辿り着く街のため、最後の一口のため、今ここで君の横でそわそわしている
....
その線の上に
乗っていた人です
手放しては
いけない人です
踏み入ることは出来ませんから
静かに閉じました
想いは続きますから
どうか
....
もう
君のいるところは
桜の花が一面に広がって
陽気な君を
さらに陽気にさせているのだろう
はかなさよりも
いまのよろこびを
空いっぱいに舞いあがらせて
まだまだ
遠い桜前線
....
碧か、群青か、言いようのない空を背にして
影になった桜の木が現れた
白いはずの満開の花は淡い紫色に霞む
手前の細いガードレールも同様に染まっている
運転手が鼻声のビートルズを披露する
あ ....
堅い道の上に立っていた
見上げれば星 その天の高さに
あらためて距離を感じた午前零時
二つの足は正しく進み
携帯が照らす夜道を急ぐ
オリオンは見つからなかった
....
あの空の向こうに飛んでゆきたいな
あなたのもとへ
些細なこともくっつけたがる
あなたがいつもあたしのそばに居てほしいから
見上げるとほら
あなたの声が聞こえる気がするよ
あたし ....
生きているのが恥ずかしい
死ねないことが恥ずかしい
しょせん価値など求めてないが
恥ばかりの道のりで
消えてしまいたくもなる
過去は去るまま
未来は白紙
今は一瞬一瞬移りゆく
....
僕は何も知らなくて
僕は何も覚えられない
そんな僕は
周りから捨てられ
見放されてしまった
僕は
力が欲しかった
物を覚えられる力
何かを知る力
そして手に入れた ....
昔に書いた詩を読み返してみる
いつのまにか、すごい量を書いていた
わー・・・はずかしい
いつかこの詩も、こそばゆくなる時がくるのだろうか
あぁ、この頃はあの人のことが好 ....
彼女のショートはとても似合って
桜が咲いて
春の訪れを知った
生まれて初めて
桜の美しさが解らない春があることも
あたしは狂っているから
この呪縛に捕われて
....
命の木が 倒れた
あんなにも逞しく 揺るぎなく
大地に根を張っていたのに倒れた
おじいさんが死んだのは その次の日だった
人々が命の木の事も おじいさんの事も忘れて ....
あなた
わるいけど
わたしあなたを
たべちゃった
きづいていないだろうけど
ほら、
あしのおやゆびのつめのさき
ないでしょう?
へいじつのひるまって
さみしいから
あな ....
気になる
と いうことは
まだ
心 が
残っている と
いうことなのだろうか
深夜まで
足跡を読む
理解しきれない
文字たち
脳裏に残る
モノクロの横顔
....
虹の裏には
雨雲があり
雲の裏には
空があり
空の裏には
宇宙がある
その先は知らない
昨日の表には
今日があり
今日の表には
明日がある
その先は知 ....
私の夢は
詩人になること
詩を書いて本にすること
今よりも
謙虚さと
忍耐を持って
おおらかに
豊に生きること
何事も
前向きで
融通性のある人でいること
物事にこだわら ....
彼と
別れて
もう一年が過ぎました
一年前まで
本当に
あなたを心から
頼れる人だと
思ってたけど
一緒に
同居しはじめたけど
お互いの考えが
違うことに
なんとなく気 ....
謝らなきゃいけない
そう思っていても
言葉が出ないときがある
そんな時
どうしても
迷ってしまうよね?
ごめんなさいの一言
ここで
謝ってしまえばいいのだけど
とても勇気のい ....
世界は今までも今も
同じように続いていて
遠くの国の悲劇には目を耳を塞いでいたかっただけ
手放せるものなど何ひとつ無い
ひたすら積み上げてきたものを一瞬で失っても
決して ....
夢はまだ
手の届く
ところに
あるでしょうか
わたしのそばに
そして
あなたのそばに
夏羽に着替えて
飛びすぎたスケートボード
今はナマズの寝床
今朝
ノートを開くと
白紙の上に
規則正しい線が見えた
昨夜
ここに何かを書いた気がしたのだけど
それは
ひどく悲しい
詩だった気がしたのだけれど
あなたの悲しみをわたしに少しわけてください
あなたの苦しみをわたしに少しわけてください
自分のことでいっぱいいっぱいだったわたしが
皮肉にも悲しい出来事で自分の生の意味を考えました
この世 ....
眠い
眠い
とろとろと
こんな時
脳は
あちら の
世界と
相談をしている
残酷なのに
血の赤が見えない
モノクロームな夢ばかり
見続ける
都下の森 ....
見上げれば、空は青く
明日のことはおろか
一呼吸先でさえ、不確かだってことに
鈍感だったのかもしれない
足元の奇跡は
叫びたくなるほど脆いというのに
気がつかずにはしゃいでいた ....
老人は空を見上げて言った
こんな時でも 地球は回る
こんな時でも 朝日は昇る
こんな時でも 鳥達は飛ぶ
偉い人は虚な目で言った
こんな時には 空気を読んで周りとの協調を忘れず ....
わたしは、ぬけがらです
わたしの中身は かつて鳥篭に押し込み、鍵をかけ、どこかへやってしまった
だから、わたしは ぬけがらです
今日も わたしはわたしの存在理由をさがして ....
わたしの奥にあなたがいるの
あなたが知っている扉の開け方
あなたの嘘が
わたしのこころに深くささって
そこに木がはえて
大木となって居座っている
あなたの嘘は
わたしのこころ ....
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