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回転鮨が回ります ひさしぶりです
回遊魚が回ります ななつの海を
回転鮨が回ります なまえを呼ぶと応えます
回遊魚が回ります 親潮黒潮リマン海流対馬海流 暖流寒流に抱かれて
回転鮨が回 ....
キミは嫌いじゃないの
でもキミは
言葉を尽くしても信じないでしょう・・・
行動で示せと暗に語るキミの沈黙
嫌いなのはキミじゃないの
解って欲しい
痛いのがイヤなの
どうかそれを受け入 ....
離れている
離れている
離れていることは
また仲良くなりたいから
遠いのか
近いのか
あたしの目線で
追っている
離れてみる
離れてみよ
縁があったら
....
エス・ピー・オー・ツー
85・86・85・84・・・
分かっていた
{ルビ他人前=ひとまえ}では我慢してたこと
だけど
私達の前では子供みたいにワガママになって
うん
あなた ....
.
ひとが歩けばみちは出来る
あてどなくさまようてもみちは出来る
みちと迷いみち見分けるすべもなく
どこへ誘いゆくのか迷い人のそま
.
みちがあるから人が往き来するのではなく
人 ....
うだる夏
蔓をのばし 背をのばす
巻きつく ぐるぐる
行き先はどちらですか
天ですか それとも天国ですか はたまた地獄
我が家は関東と東北の血筋が強いもので
ゴーヤなんてそんな ....
そんなことがあったなんて
知らなくて ごめんなさいね
気負わない心使いの言葉が流れ
私のおどおどした心境は去った
代わりに目前の2人の
懐の暖かみが入り込んだ
仲人さんにお会いした ....
額ぶちを
ばさりと
鳥が斜めに横ぎった
びくりと
骨ばった視線の止まる
瞬間
空腹も満腹も
傷口もかさぶたも
窓の光に
照らされる
額ぶちの
向こうからの光に
....
眠りに
おぼれるように
眠る
睡蓮の花がひらく
想いに
おぼれるように
恋する
過去さえ今日に見て
同じ地球にいて
すれ違う時の中で
理解したいと
こころが疼く
....
ビルが並ぶ世界に
酔ってしまった僕は
向日葵に魅せられ現実の世界に戻ってきた
首を垂れて
太陽を見ようとしない向日葵はどこか僕に似ていたんだ
そう
現実から逃げ続けている僕に
....
久しぶりだね、
昔好きだったひと
このひとの気をひこうとしてた
昔の私が見えたから
無視した
なんだか嫌だった
懐中時計の ねじを巻こう
私の人差し指と、親指にどれくらいの時間がつまっているの
....
水蓋が波打ったから覗きに行く。
搭乗回数をメモしておいた壁に手をあてて
今度は足元を、かすめ取られないよう慎重に。
浮き足立ってしまう中身は
ひもで括って下に降ろしてやる必要がある。
....
残響だけがひびきわたる
詩人の内面で
何が起こっているか
誰か知らないのか
蒼き草原を
ただ疾駆する獣となって
君は走れるか
骨まで砕こうとする敵に
ただ反撃できるか
....
もう一度飢狼のように血に飢えて
青春という広野を疾駆したい
しかし私は一匹の弱い羊
牙もなければ爪もない
泣きながら帰る夕焼け
一人ぼっちの夜
もう戻れないあの日
問題が解けてしまえば
夢の続きを観る楽しみが
半減しますから…
そう思い込ませながら 次の夜も
眠りに就くのですね
*
幸子ちゃんと言う女の子が二人
両方とも 同級生なの ....
ふさぎ込んでばかりじゃ
引きこもっちゃうから
窓をあければ
ひととの縁に恵まれるから
愛ってよくわからないけど
情なら大体わかるから
もし私が病気じゃなくても
いつか立ち ....
切迫した最期の
夏の到来は
記憶の中でぶよぶよしつつあって
ゆっくり弛緩しつづける
こよりみたい
つづく夏を重ねるたび
もはや静止でも
昂ぶりでもなく
無為のまま指先にふれ ....
僕は
大切な紙を
無くしてしまった
それには
僕のすべての記録が詰まっている
真っ白な紙なのだ
だれかになにかを
書き込まれて
しまうかも
しれない
コピーに使われたら ....
「序説∧序奏」
*
*
***
****
愛らしい風を
振り撒いて
感傷を仄めかせ
君に入っていく
恐るべ ....
当たり前の素材。
器を囲んでの食事。
道具を手にした採集。
地割れしない程度に杭を打つ。
大事に至らない躓きを繰り返して
もう杭については、お手のものだと思った矢先の躓き。
(地割 ....
真夜中のいたずら電話
死ぬほど嬉しかった
たった今 僕は
孤独から解放されたのだから
それから、わたしたちは
たわいもない話をした
例えば
太陽熱の行方であったり
入道雲の裏側についてだったり
陽炎みたいな
曖昧な、話ばかり選んで
窓から顔は出さない
直線的に切 ....
芯と同化して立体となる。
直立するための平地の上で、立体となる。
直線が曲がった軌道を描くように
この芯もまた
曲がった軌道を描くことができるはずだ。
(幻の引き手の人)
芯の曲が ....
よく考えよう
その矛先は何処を向いているの?
ちょっとおかしいよ?
なんでそっちなの?
本当に怖いモノを考えたとき
それは人ではないという事が解るはず
そりゃあ
あそこまで念入り ....
叩きつけるような
全てを絞り出しているかの
言葉、
言葉、
言葉、
言葉に魅入られた者は
言葉で自身を
癒やすのか…
痛い
痛すぎるよ
名前も
顔も知 ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ
清潔な距離がくれた
まどろみの ....
手元を離れた前葉体。
肩に乗せたハートの風船人形。
軽めの空気を含ませて
形いっぱいに想いを馳せてみる。
白ける一歩手前の緊迫が
青褪めてしまいそうになった。
平常に合わさるための ....
ペッシャンコの蝉が
歩道に転がっていた夏の朝
甘臭い生ゴミの袋の横に
カラリと乾いた屍一つ
カラッポの中身で七日間
うるさく喚いた命の遺したモノ
おい おまえそんな空しい姿になるため
....
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