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 文明の熱狂の皮の下で、いつでも戦争がにたりと舌
を出して笑っている。

       *

 たまの休みになると田畠さんは町を散歩するのが常
だ。そうしていつからか彼のお供を ....
覚えていますか
あのぬいぐるみのこと

楽しく遊んだときも
喧嘩をして帰ったときも
眠くてぐずったときも
いつも一緒にいたぬいぐるみ

ふわふわしてた
笑ってくれた
話してくれた
 ....
シロツメクサの絨毯の上で
君と僕の笑顔を飛ばそう
まるでモンシロチョウみたいに
ほら空高く昇って行くよ

消えないように
絶やさぬように

笑顔を飛ばし続けよう

穏やかな6月の午 ....
私の心を、
揺さぶる、
君からの、
愛してる、
は迷惑な、
メールだ、

なんてね。
求めてはいけない
何も求めてはいけないんだ

蔦に絡まれた僕の心
息を潜めて隠れているぞ
だからその心は誰も見ることが出来ないのだ

泉の周りで一晩中踊ろう

round and r ....
冬*

  パチパチパチと雪が降って
  コーラの缶を蹴ったら 少し上ではしけて
  犬も猫も焼き鳥も みんな掘りごたつの中
  人々のささめきだけが
  しんと石ころになって 沈んだ
 ....
今まで吐いてきた嘘は数知れず
自分を護る為についた何て言い訳に過ぎない。

お前は嘘が上手だから、振る舞いだけでも良くなさい。

誰かが言った言葉。

嘘に嘘を塗っていたら、真実 ....
秋か来て
恋が終わる

楽しかった時間は
静かに波にさらわれ

打ち寄せられた貝殻が
夏の余韻を残すだけ

絡み合った君の指は
今はあまりに遠くて

青空を切り裂いていた白い太 ....
空は悲しみ色に染まり
やがて激しく泣き出した

あえて僕はそれを浴びよう

僕の錆びついた鉛の心
純粋な悲しみ色で塗り替えて

きっとその方が
素直に泣けると思うから

水銀みた ....
パパはお魚釣りに行ったよ!
君はカエルのような平べったい声で言うと
真っ直ぐ僕を見て、おしっこおしっこと喚いた
汲み取り式の便器が怖くて一人で行けないから
君のママが居るのに僕を便所に連れて行 ....
流れ星ひとつ
流れ星ふたつ

宇宙が放った僕らの希望

流れ星みっつ
流れ星よっつ

それは儚いものだけど

流れ星いつつ
流れ星むっつ

必ず輝く時が来るって
何億光年も ....
昔 うちの父さんは
カレーライスにソースをかけて
スプーンをグラスに突っ込んで
上から下までぐるぐる混ぜて
それはそれはおいしそうに頬張っていた

ある日 それを友達に
なにげなく話した ....
ただいま と思いながら両手を下に広げる
林檎畑は収穫のための作業で忙しい
陽があたるように実の回りの葉を取るため
晴天の日曜日 実家に帰る

草を分ける土の道 人の歩いた道
風にそれる 緑 ....
デッサンをする

かりかりかりかりかりかり・・・・・・         ・・・・・・ごしごしごしごしごしごしごし

嫌いなあの子の声がする

ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガ ....
昔の自分は忘れた頃に

薄っぺらい所から

ひょっこり顔を出して

やさしく今のわたしを

いましめてくれる
 「へそ」

夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
草むらは切り開かれ
キリギリスはいなくなった

裏山は切り崩され
クワガタはいなくなった

沼は埋め立てられ
ザリガニはいなくなった

代わりに蟻のような人間が来た
巣穴を広げ
 ....
また
蠅のうなるような音の中で
眠らなければならない

また
人の囁くような声の中で
眠らなければならない

沈黙はいつも
常套手段
ひと言もいらない

人はペンを拾って
 ....
自分の命は誰のものだろう
生きている意味はあるんだろうか
だらだらと下る坂の途中で考えた
ゆっくりと
息を整えて
下る
自分の命は自分のもの
人間は自分の命が一番大事だ
だから他人の命 ....
ハルジョオンの咲く原の
明るい緑の草陰で
誰かが声をあげ
泣いている
白い帽子の
白いブラウスの
よく光ったまひるのできごと
ここには道があって
歩いてる人もいれば
休んでる人もいる
なかには走って追い抜く人も

それぞれがそれぞれのやり方で
この道を進んでいる

もし共に進む相棒が見つかれば
こんな幸せな ....
今まで大切にしてたものや
欲しいものだけに
埋もれ、殻を創り
私は閉篭もって居た。

その殻は
とても不安定で

ちょっとしたことで
亀裂が入り、揺れる


亀裂が入る ....
何とか追いついたもので袖をふるなんてふとした呼吸がある落ちこみ隔て窪み凹み雨宿りする気なし縞模様の空は晴れている夜だ

君がわたる

私がある

前から踏んでいったステップが宙の階段を蹴着 ....
眠れない夜
蜘蛛の子達が蠢き出す

無数の血管に入り込み
チクチクと毒針を刺す

体は痙攣してハイになり
脳に届いた毒は
死の自動思考を始める

蜘蛛の子の毒は
精神を少しずつ殺 ....
おお!惨めな言葉よ
食い千切られた月の破片
ヘロデ王に捧げられたパウロの首
銀の皿の上で
罵られる美徳の使者よ


 ....
耳たぶがかさかさすると思ったら
どうやら蟻が一匹のぼってきてたらしい
上半身だけゆっくりと身体を起こす
よく伸びた夏草が足を覆いかけている


さっきまであおいろばかりだった空に
いつの ....
私はきみのことが好きだ
でも どうやらきみは
私のことを好きになることができない体質だったらしい

仕方がないので
私はきみを好きでいつづけることを
やめることにした

無理にきみに合 ....
プラスチックは

なんてドラマチックだと

どこかの髭を蓄えた

大学教授はほざいていた

靴紐がほどけないのは

それには鍵がついてあるから

スーパーミラクルソフトタッチは ....
ある日
少女は恋をした

知的で優しい学生さんに
彼女がいること知りながら

それでも少女は胸の奥
恋心がどんどん熱く

いけない恋
叶わぬ恋

だからこそ炎は燃え盛る
禁断 ....
例えば其れが レールだったなら
寄り添い過ぎると 事故を起こすから

たまに 歪むのを 許されると するならば
平行四辺形 

ゆらゆら 揺れる手には グラス
なみなみに 注がれたるは
 ....
ペポパンプさんの自由詩おすすめリスト(5651)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
戦争- 佐倉 潮自由詩610-10-12
ヌイグルミ- うずら豆自由詩6*10-10-11
万華鏡- うずら豆自由詩2*10-10-11
迷惑メール。- そらの  ...自由詩210-10-10
蔦の中から- うずら豆自由詩2*10-10-10
そうだよ- そらの  ...自由詩6*10-10-10
- 雪乃自由詩110-10-9
センチメンタル- うずら豆自由詩2*10-10-8
泣かせて- うずら豆自由詩4*10-10-7
カエルちゃん- 山人自由詩2*10-10-7
流れ星のメッセージ- うずら豆自由詩1*10-10-6
カレーライス- 鵜飼千代 ...自由詩20*10-10-4
生まれる所- 砂木自由詩17+*10-10-3
鉛筆・練り消し・カッター- くろきた自由詩310-10-3
日記- くろきた自由詩310-10-3
へそ- 乱太郎自由詩17*10-10-3
いきものがたり- うずら豆自由詩6*10-10-3
自由意志- シホ.N自由詩210-10-3
自由- 渡辺亘自由詩210-10-2
山野- 塩崎みあ ...自由詩3*10-10-2
地球の歩き方- うずら豆自由詩5*10-10-2
醜い子- .郁兎自由詩3+10-10-1
それより- 雨へのダ ...自由詩410-10-1
夜と朝のあいだに- うずら豆自由詩5*10-10-1
ワルキューレの騎行- 乱太郎自由詩8*10-10-1
ぼんやり- あ。自由詩10*10-9-30
無題#- くろきた自由詩5+10-9-30
スーパーミラクルソフトタッチ- こめ自由詩710-9-29
少女浪漫- うずら豆自由詩2*10-9-29
仔猫の気持ち- 藤鈴呼自由詩5*10-9-29

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