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悲しき道化師の夢を見た
がらんどうに流れる残響
琥珀色の朝日
笑顔の仮面は外れることなく
重い鎧をつけたまま
笑いながら、泣いていた
笑いながら、怒っていた
笑いながら、哀れ ....
僕は雨を待っていた
長い間砂漠となっていた心の中で
僕は 『欲しい』と口にしなかった
涙だけを糧に過ごした
黒いインクにそれを混ぜて
別の夢を紙上に起こした
別の夢想を組み立て 陳列した
....
私は私を
引き受けてくれ
だなんて言えない
丸ごと飲み込んでくれ
だなんて望めない
みんなが自分
で 手一杯だ
ありのまま
って なにさ?
ありのまま
が 私にとって
....
昨夜の雨でまだ湿っているアスファルトは
打って変わった今朝の強い日差しを吸い込み
ジーンズに包まれた足元からじわじわとあたためる
今朝は目玉焼きを二つ作った
フライパンを火にかけて卵を ....
僕のしがない手を
君への花向けだと思って受け取ってくれ
僕の干からびた足は
君への愛着だと思ってくれ
僕の垢だらけの耳は
君への差し入れだと思ってくれ
僕の乾いた眼球は
....
Colors of the autumn leaves
Are now changing little by little.
There flash burning red, joyful yel ....
私は体だけ育ち 甘えるのも体だけ
そんな私は殻だらけ。
殻にばかり閉じ籠っていて 本当の自分は見失いつつ有って
だから貴方の質問にも直ぐに答え切れない
頭で理解してても 納得は ....
奇跡は遠くなる
この殺伐とした風景のなか
干からびたカエルは何を思うか
ヒロインを決める為に行われたバトルロワイヤルは
誰独りとして生き残ることができなかったそうだ
恋愛 ....
細い指を絡めて
愛を囁いた
湖畔に佇む
雨に濡れた木々には
震える小鳥が鳴いている
遠くまで流れていく雲
君は花畑の中で
太陽の匂いのするそよ風が
帽子を飛ばせば
愛が笑う
ク ....
「恋」
七年目の恋に
激しく身悶えするような
情熱を注いで
イケメン男子は
初夏に早々と
もてないブサイク男は
落ち葉を揺らしながらも
たった一人の女しか ....
階段の電気が切れた
行く先の足元が照らされていない
少し、自分の足がたよりなくなる
人が光を欲しいと思うのは
どんなときだろうか
考える 考える
君のことを考える
君について考える
油断していた
....
特別じゃない人生を
祝福してよ
神様
どうせあなたは
永遠が選ぶ人しか
認めないんだろう
信じる者しか救わない
そんな神様
私は信じない
今日も
街の片隅を
げんこつ握っ ....
私はあなたの子供です
でも、私はあなたではありません
私はあなたから生まれてきました
でも、私はあなたのものではないのです
私はあなたに育ててもらいます
でも、私はあなた ....
あなたのやさしさ ちゃんと通じてる
秘蜜はね スゴイから 秘蜜なんだ
だから 秘蜜は 隠れるんだ
秘蜜 ....
おもしろくねえなあ
そう思いながら
てけてけ歩いていると
おおっ! なんだこ ....
私のココロの傷をつけるのも貴方
私のココロの傷を癒せるのも貴方
でもね
たまに
私ばかり
貴方を求めてる気がして
貴方は全然寂しく無さそうなのは何でかな?
....
「疼き」
わたしは女吸血鬼
逞しくばしっと叩くような男が好き
やるかやられるか
そのスリルがわたしを余計興奮させるのよ
でもね最近
草食系とか言って
わたしを見ただけ ....
私が原因の口喧嘩
沢山怒鳴られた。
ごめんなさい…
だから そんなに怒鳴らないで?
ごめんなさい…
自分を護る術を知らなくて
貴方を不快にさせてしまったね。
怖かった。
....
ニュースは勝たせてくれないように出来ている
たぶん遅くなります
と声に出して読んでみた君のメール
生煮えの気持ちごと飲み干した缶ビール
酔いたい気持ちと睡眠時間 ....
{引用=「傘、忘れたの」}
鞄の中の折り畳み傘を 奥底に押し込みながら
貴方の手元の傘に目をやった
貴方は少しだけ 困ったように目を見開いて
慌てたように そっと周りを見渡して
わた ....
あめのひは
おそとへでられない
まどにつるした
てるてるぼうずも
どこかしぼんじゃって
おひさまをよぶ
まほうがきかないのかな
かぜがつよくふくたびに
あめがまどをたたく
あそび ....
優しさって心まで乱される
寂しさだったら我慢できる
人の感情は そんな気持ちに 弄ばれてばかりで
本当は素直になりたいのに 何かが邪魔して 強がってる
何で優しくするの?何で寂しい ....
灰色の向こうから垂れた糸が
わたしのさらけ出した肉体をなぞってくれる
何千もの指が触れていくように
ひとつひとつわたしの感情に絡まって
蜘蛛に食べられてもいい
今はわたしなんか身動き一つ ....
助けてあげたい気持ち
でも何もできない気持ち
はがゆい
大切な人が困っていても
お金がないことを
助けてあげることは
難しい
こんなにも世の中には
本当に困っている人がいるのに ....
知ってるよ
どうせみんな
私よりかわいくて
性格のいい子をみつけると
心が揺れる
私には
その揺れを止める自信がない
魅力もない
勇気もない
離れていきませんようにって
必死に ....
桜に混じって散り始めた朝も
川面を滑る鴨たちの口ばしも
濁さないほどそっと静かに
重ねた手のひらからさらさらと
留まることなくこぼれて落ちる
喉元がとくとくと同じリズムを刻む
指の ....
18歳未満のヨクはどこで満たせばよいですかな?
「ぱぱ、将来の夢はなんだったの?」
「ぱぱ、なんでニンジンのこすの?」
「ぱぱ、なんでそんなにフキゲンなの?」
「ぱぱ、なんでままとケンカするの?」
「ぱぱ、ままとなんでケッコ ....
「あんた”達”、いい加減にしなさい」
「全くおまえ”達”は言い訳ばっかして・・・・」
わたしはわたしよ
そしてこの子はこの子
わたし達はわたし達でも
別個の存在なのよ ....
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