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空の草原を
風がそっと撫でてゆく
空が左から右へ波打つ
その波を追いかけて
鳥が飛んでゆく
今日の草原は
青に満ちている
草原からの潤いは
地上の緑にとって
かけがえのない
命の源 ....
白い夜は

月がミエナイから
泣く事はデキナイの


 優しくても


泣けない事は
とてもツライから

ワタシは堕ちていく
黒い夜へ


 悲しくても


ヒト ....
いつもの時間に起きて
いつもの電車に乗って
いつもの決められた勉強をして
いつもの電車に乗って帰る

いつもの時間に
いつものことをする
何の変化もないように見えて
これは大変なことを ....
炎は燃えたまま凍っていた
寒さが突然とやってきて
熱い炎を丸ごと凍らせたのだ
絶えず形の定まらない炎は
この冷たさに固定された
動こうとする意志を持ち続けたまま
静止している
その世界で ....
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
遠足のお弁当に
いつも入ってた

タコさんウインナーと
ほんのり甘い玉子焼き

とくべつじゃないけど
手が込んでるわけじゃないけど

「すごく美味しかったよ
    おかぁさん ....
遠雷が止み
雨の最初の一滴が落ちるまでの
僅かな静寂に
こころ、ふと無になり
空の灰色を吸い込む

程なく落ち始めた雨粒に
再びこころには
水の班模様が出来て
潤う、のでなく
惑う ....
どこかに逃すために 
ついた
ため息が

横隔膜の辺り
胸の底で跳ね返ってきて

鼻の奥で膨れ上がる

   ぼわん

   ぼわん

膨れ上がって
こみあげる

涙の ....
空の中を
風が手紙を配達する
何も変わらないけれど
安らぎでいっぱいになる

山の中を
風が手紙を配達する
何も書かれていないけれど
緑の音でいっぱいになる

川辺の中を
風が手 ....
夕暮なのに空は青く水色で
辺りをオレンジの空気が
流れるのに暖かな記憶は

思い出に妬けた赤瓦
錆びたトタン
泣いている子供
薮蚊だらけの雑草の森
自分を分解していく幻想

神社の ....
夏はまっすぐだ
降り注ぐ光や
伸びでくる枝など
何から何まで直線で
それでいてどこか
やわらかい
まっすぐな夏は
どこもかしこも元気で
隙間があれば
そこは自分の場所だと
我先にと ....
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ....
門限を破って忍び足で帰った玄関先に
どっしりと仁王立ちしていた母も

どんないたずらをしたのか
子供をガミガミ叱っていた怒り肩も

男の不実の証拠を
ポケットから見つけちゃった隣のお ....
言葉という和音


目でとらえて

気付けばリズム

耳で追いかける


イメージ広がって

やがて

一つの世界


時に不協和音

リズムの向こう

 ....
地獄の沙汰どころか
こうやって生きているときから

あの人は言った

ひとと獣の違い
それは
困ったときに
頼れるものがあるかないか

思いとか信じるとかのことなの

そう尋 ....
自分を表現する時は

中の下で

誰かを表現する時は

中の上で

きっとそれで

世の中まるく収まりますよ
のこのこ2本のえんぴつが
ノートのはじっこから出てきました
詩なんて書くのはよしにして
今夜は夕焼けの夢を見ましょう
下手な詩は
ぼわぼわ炎で焼きましょう

くるり くるくる
 ....
魚は水の中を泳ぐ
魚は水の中に生きる
ぼくは道を歩く
ぼくは道の中に生きる
魚は勢いのある水の流れに逆らって
自分の使命に命をかけて
向かってゆく
ぼくは強く吹いてくる風に逆らって
自 ....
何も書かれていない
真っ白な紙
はじめは何かを記録したり
伝達するために
その紙は使われた
やがて人はその紙に
美しいものを求め
美しいものを書くようになった
その美しさは一つではなく ....
心も身体もピンク色

女の子だからピンク色

どうしてもって言うなら

私のピンク

あなたにだけ

こっそり見せてあげても

いいんだよ?
過去に戻れることが出来るのならば
五秒で良いから戻りたい
そして、一言を交わして
元の世界に帰りたい

其処に変化がなくても
心の奥底は変化しているはず

誰かが手を差し伸 ....
青い空には初夏の風
まぶしい光が地を注ぐ
流れて落ちる水の{ルビ音=ね}に
心潤い何思う

青い空には初夏の風
きらめく光が地を包む
なびいて歌う草の{ルビ音=ね}に
心安らぎ何描く
 ....
誰とも話したくない時は

きっと誰かに
愚痴を聞いてもらいたい時

誰とも話したくないけど
誰かと話したいから


こんな時ばっかり
電話してごめんね
確かめるように差し出した
金魚引換券は
手のひらの熱で
もう、よれよれだ

  (ううん
  (いちばん小さいのがいいの
  (だって
  (いちばん大きくなるでしょう?

わがま ....
厳しい冬の間、世界はモノトーンに塗り込められる

やせ細っていた山々が
一雨事にむくむくと緑色に膨張を始めると
徐々に華やかに色を咲かせる、こちらテラ

cherry & berry、 ....
ここはどこかとおもう
そしてすぐに
ここは大地だとおもった
風がふいて
雨がふって
鳥がないて
いきて
いる



奏でる というようなものではない
どこからともなく湧 ....
二度と交わらない運命を決めたのに
今更に揺らぐ心の奥底、君の言葉
傷付けずに愛し合えたらいいのに

お互いの希望を通すことは出来ず
どちらが諦めるしかなく
お互いに譲れぬ想いを持 ....
もっと早く気づけば良かったのに

今ソレを気が付いたって

手遅れであって僕にはどうすることもできず

ただこの狭き場所で立っているだけだった

まぶしすぎるくらいヒカルライト ....
重ねあう肌のあたたかさに
見いだそうとするもの

胸の奥に秘めるもの

真新しかったスーツに
シワもめだってきて
某寂無人のかかとに踏まれた
つま先が疼く

こんなはずじゃなかった ....
詩の中の君は
君でなくてもいいんだ
彼であっても
彼女であっても
そう
私であってもいいんだ

詩の中の君は
君の気持ちを考えなくても
彼の気持ちであったり
彼女の気持ちでもあった ....
ペポパンプさんの自由詩おすすめリスト(5651)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空の草原- ぽえむ君自由詩14*07-5-17
黒い夜と白い月- 優飛自由詩4*07-5-17
いつもの一日- ぽえむ君自由詩11*07-5-16
凍った炎- ぽえむ君自由詩13*07-5-16
*灰と雪*- かおる自由詩10*07-5-16
遠足日和- 優飛自由詩6*07-5-16
雨の伝う肩が- 銀猫自由詩22*07-5-15
我慢- さち自由詩7*07-5-15
風の配達- ぽえむ君自由詩10*07-5-15
ゆうくれにガラスの世界が手招く- プル式自由詩8*07-5-14
まっすぐな夏- ぽえむ君自由詩9*07-5-14
夏を渡る橋- ぽえむ君自由詩10*07-5-13
*やわらかい肩*- かおる自由詩9*07-5-13
言の葉- 優飛自由詩6*07-5-13
- 恋月 ぴ ...自由詩29*07-5-11
可もなく不可もなく- 優飛自由詩4*07-5-11
夜更けのノート- けんご自由詩307-5-10
ぼくは歩く- ぽえむ君自由詩13*07-5-10
真っ白な紙- ぽえむ君自由詩9*07-5-9
女の子の秘密- 優飛自由詩2*07-5-9
視線、嘘吐き。- 海月自由詩4*07-5-9
青い空には初夏の風- ぽえむ君自由詩8*07-5-8
親友- 優飛自由詩6*07-5-8
春金魚- 佐野権太自由詩29*07-5-8
*瑠璃色苺大革命*- かおる自由詩8*07-5-8
にじのみさきにて- さち自由詩18*07-5-7
序曲- 海月自由詩3*07-5-7
ロボットハートストーリー- こめ自由詩1407-5-6
- 恋月 ぴ ...自由詩26*07-5-6
詩の中の君は- ぽえむ君自由詩7*07-5-5

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