すべてのおすすめ
綺麗な砂漠の真ん中で
オンボロなギターを弾き
ラクダと戯れながら
ゆっくり歌を歌っていた
蜃気楼は今日も未来の都市を
ぼんやりとうつしていた
壊れたラジオからは
....
つめたいあめに濡れて
君の顔が視えない
明日の
行く先が
滲んで
傷みの場所すら
あいまいなのに
どうしても
なんて云えない
やさしさがくれた疵を
....
なぜかしら
私には聞こえてこない
どうしてかしら
あなたには聞こえない
携帯の着信音
サイレントにしてないのに
雨の音が
消しているのね
昨晩の
私たちの小さなすれ違い
排 ....
玄関は春です
別れと出会いが
毎日
飽きることなく
繰り返されるから
わたしは
いつでも花を飾ります
薄紅色の花が
一番似合うと思います
浴室は梅雨です
温かい雨が降る ....
たいふうは過ぎ
ふふふとわらう
木々はゆらゆら
葉をふりみだし
子供はかけてく
髪ふりみだし
あとにはふうっとため息と
きんもくせいのかおりがふわり
洗ったばかりの長そでシャツは
....
広い広い空に
声が枯れるまで叫んだ
実験室のビーカーを覗いて
華麗な幻想に驚き
ガラスはただ割れて
僕を傷つけてしんでいった
もう咲かないのかなと
うえきばち ....
あおとあかと たまにきいろと
あとはいらない
たいくつと思ったことはない
ただ
まいにち日が暮れかかって
あかりがぽつぽつともる
これはうつくしい
じっとまえ見て 風に吹かれて
雨 ....
寒い夏の朝
早朝
きみが帰ってゆく
言い残したことば
さりげない仕草
ぼくは
部屋の片隅で
膝を抱えている
きみがいた日々は
あまりに濃密で
この
薄い空気に ....
週末の三条大橋はちょっとしたお祭りだ
駅から出てくる人と駅に向かう人
遊びに繰り出す人と帰宅途中の人
お酒や香水のにおいが混じりあい
鴨川では小さなジャズライブが行われている
駅に向 ....
そんな目をして泣かないで
ホントは悲しくなんか
ないんでしょ?
ここで泣いたら
キレイだから
だからあなたは
なくんでしょ?
そのくらい
私にだって
わかるんだ
....
助かるには確率は少なく
1%より少なくコンマ以下の数値だった
誰よりもわかっていたけど
やっぱり君を失うのは嫌だ
そういう僕は君からみたら
わがままな子供にでも見えたのか ....
目をこするループ
くちびるをかむミュート
嵐のキータッチで12時間
でんぐり返り、衣装がえ
ネオン、夜道をガイドする老人
あわよくばもう一つの道を行く交差点
左足からブレイ ....
お風呂上がりはボディーバターで香りをまとう。どう、美味しそう?
綿棒の大活躍によりアイラインがしっかり落ちる
寝る前のリップクリームは忘れない
プチプライスだけど伸びがいいの、これ。
....
平行に並ぶ名もなき ひとびと
ひだまりに眠る消火器のように
ここはとても静かだ
行きつ戻りつする僕を
そう眺めないでくれ
悪気はないから 嫌わないでほしい
見渡す限りの名もなき ....
空は遥か遠くまで透き通って
あの日よりもずっと現実的です
立ち並ぶ家や 生い茂る緑が
白い光を乱反射しています
眩しいけれど
それでも空を見上げたままでいます
あすこにいる野良猫も ....
僕が見上げた あの日の空は
とても綺麗に 輝いていて
こんな僕にも 微笑んでいた
僕も自由を 手に入れたいと
空を飛んでた 僕の翼は
醜く光り その空汚す
....
あの子とつなぐ手
まだそのままで
ほんのりと
空が青ければ気分も晴れるほど人間は都合よくできていない。
それは夏になったからといって恋をしたことなどただの一度もない事実からも証明できる。
感情は引力で私を押し倒し、重力で沈める。
....
時間を鎌で切り裂く事が
出来たなら
僕は君を独りにしなかっただろう
太陽が目隠ししたままで
いてくれたら
僕は君のうなじに
炎を吹き掛け続けていたのに
罪なのは
君の柔らかな語りではな ....
遠い空の下
大切な人が泣いている
何もできない歯痒さに
空をながめて
ため息ひとつ
私はいつも
ここに居るよ
悲しむ貴方のために
待つことしかできない私
堕ちていくのは
時計の針かはたまた
砂時計の砂か
どちらにせよ結果は同じ
両方時を刻む魔法器具
君の小さな手の平を
繋いでふさいでもいいですか?
曖昧な返事は ....
夜の散歩中に迷い込んだ名も知らない小さな神社は
まちあかりも遮ってしまう茂みに覆われている
自他共に認めるリアリストのわたしでも
物の怪の姿を探してしまいそうになり
風で葉がこすれるか ....
もう描きたくないと
イーゼルを蹴って君は出て行った
僕は君の絵がいつも好きだったのに
君は前に言った
キャンバスはこのまま
これ以上にはならないと
絵筆を持ったままで
白 ....
はじけるようなロック
聞きながら車の中
ラーメン屋にひたはしる
たまにはこんな夜も ね。
メタルチックな音楽に
高速道路の魔法の光
モダンに文明をたしなんでみる
....
棒人間は今日も黒い涙を流す
言葉よりも大きな気持を
整理整頓する
嘘っぱちな深夜通販番組を
薄目で見ては誉め称える
貴方は死刑と言われたけれど
そんな証拠は何処にも ....
戻るものなのだと 思っていた
想っていた
想ってきた
そこに いた
90゜ 歩きだして
180゜ 振り返って
270゜ 見失っ ....
君の心はシャボン玉のように
フワフワ飛んでは パチンと消える
僕が君を守ろうと
そっとのばした この手のひらで
君の心を壊してしまう
どんな優しく包もうと
パチンと消える 虹色の ....
時間が闇にこぼれてる
少しづつ
さらさらと
砂時計の砂のように
気付かなかった
もし気付いていたら
私はソレを
止めることができたのだろうか
こぼれ ....
混ぜてまぜて混ぜてまぜて
たのしいのは いいけれど ねぇ
あっ
まっくろ になっちゃったら
どうしよう?
ああっ
どうしよう!
もう
とり返せやしないん ....
そう
お月さまをバラバラしたの
あたし
とんかちでね
えいってやったの
いいでしょ
これでおあいこよ
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