すべてのおすすめ
今年一番の寒さだ と
ニュースキャスターは何故か誇らしげに「お伝えしました」と締め括る
この街は相変わらずシャッターストリート
人生の末路を垣間見た なんて
嘘さ きっと
....
たったひとことでわたしのすべてをあなたにつたえられたらどんなにいいか
まにゅあるください
そんなものないってしってるけんど
君は考えすぎだとあなたはいう
あたしの頭は常に大洪水大洪水大洪水大洪水だいこうずずずずず
考えるのやめたらの一言なんて
大洪水の河には小石も等しい
なんか、 きこえた かな?
やめら ....
【 {ルビ凸凹=デコボコ} 】
ちょっとしたことで
ああ、自分はダメな人間だなぁー
と {ルビ凹=へこ}んでしまうことがある
次々によぎっていく
失敗 恥 屈辱の {ルビ凹=負}の記 ....
歌い尽くされた
メロディ
書き尽くされた
ことば
創作なるもの
無尽蔵か
個性なるもの
確たるか
自意識が
固有であるという幻想
すべて形なき混沌
個性の殻に安住 ....
幸せって
気付こうとしないと
わからないものなのかもしれない
幸せって
いつも すぐそこにある
身近なものなんだろうな
気付こうとする心の目を持つことが大事なんだろうな
水たまりでいきていたので
干からびそうになってはじめて
陸というものをしりました
底というのは
怖いものではなかったのですね
こんなにもすぐに
わたしをつつんでいたものが
消えて ....
テーラワーダ仏教の長老
アルボムッレ師の優しいことばを
アジアンカンフージェネレイションのアルバム。(崩壊)を聴きながら読む
生きるとは無常
怒りは人間の原罪
ブッダは救済者ではない
....
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている
すべての宇宙の悲しみを君は泣く
まるで時間というダムが決壊したようにね
僕は呆れて見ている
愛が欲しいと君は泣く
小さな女 ....
秒針が地球儀のようなものを一周すると、
あなたは
いたずらに、ひとりごとを歌った
残像になった月曜日を憂うよりはやく、
空は、当たり前のように青みを誘って
駆け抜けてしまった
....
視力が落ちてから
虫とほこりの区別をつけるのが難しくなった
そのように沈黙の内側から
何かしらの気配を感じ取るのが難しくなった
今、目の前に置かれたCPUのかたまりの中へ
こうやって次々寄せ ....
満たされたら
充分 というのは
嘘だ
永遠を誓っても
手をのばすところに
触れる存在があっても
ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある
その証しに
もう
ふたつ ....
地球のマグマと深海に眠る鯨の死骸。
誰も悪くない。けれど誰もが嘘つき。
地表の大気と地を這う生き物。
誰も愛せない。けれど誰かに愛されたい。
終わらせてしまえば何もかもが単純で。
優 ....
おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ
おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ
池に放りこむなっ
....
時間のオブジェなんぞ飾った
キザなダイニングテーブルで
おれたちの議論といえば
百万回も繰り返された
チェスの攻防だ
おまえの遺体の第一発見者となった
夢を見たことを黙っていたのは
....
水たまりにふれる金管のくちびる
降りやまず続く日
いちばん始めの地球に戻されたような
ゆりかごの上をたどる
ひらいた傘は鳴りきし ....
妖精サイズの封筒に
雨模様のぼたん
さぐり打つ鍵かけて
差し出そうとする腕をほどき忘れている
ちらちらと縫う
意識の合間、四辺形の薄明かり
落ちた視力にささる脈動星
猫を
弾い ....
左バッターボックスから走り去って行く
塁を目掛け
片手には指輪をしのばせた花束を
スパイクには脛を
脛には花弁を
唇に口付けを済ませたなら
左バッターボックスから走 ....
怒りと感謝は相反するものでありながら
どちらも無くては存在できないほど惹きあう物
怒りの裏に愛と感謝があり
悲しみの裏側に喜びと慈しみが存在する
善と悪が裏表であるように
紐解けば ....
生まれぬ仔を
待望して止まないように
生まれぬ言葉の
形なき存在を想う
非存在という
存在のありかた
存在なきことは
ひとつの救いでもある
発そうとした言葉を
失いつづけ ....
いつからだったか
ランディ、田口ランディさんが
自分に真面目に向き合う人だと思った
最近の本「私の愛した男たち」の帯に
あなたは最低、でも成長させてくれた
そう書いてある
いやべつ ....
とても緩やかな速度だった
晴れた日の湖を思い出せるほど
まぶたに溢れていた
そこから声を投ずることもできないほど
咽は休息していた
....
土曜日
仕事は少し早く終わる
4時過ぎごろバス停に行くと
たいがい彼もそこにいて
いつもと同じことを話しかけてくる
「こんにちは」
「こんにちは」
「いま なん時」
....
好奇心
意味不明
好きだよ
愛してる
ねぇねぇ
しにたい
ぐーるぐーる
回るまわる思考回路ショートしちゃう?
ほらでもね、自分でもわ ....
目をつむると火花が散る
切なさで肺がつぶれる
わたしは、ただの人間で
恋をするとレモンのような理想を夢見る
あの人の、浮遊感が堪らない
彼の影に針をさして標本にしたい
アコースティック ....
こころは凍えていたね
ねえ
言葉が通じない以上に
冷たいたたずまいの時刻
柱時計は
風の中でぼんと鳴ったね
田圃の上にはオリオン座
ペテルギウスの紅が ....
男が嘘をついた
嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない
男 ....
夢想家のわたしは
月に見惚れて
昼間の太陽に
手を翳し目を瞑る
いろんな型の
夢に囚われて
現実の厳しさに
夢が砕けてしまった
禍々しい月日が
粉々に砕いていった
わたしの ....
無音の世界で
頭の中を行き交う コトバたち
白いシーツの波間から
しのび笑いの ベクトル
空気を刻む ガボット
微かな振動に 覚醒の兆し
小さなアクビ噛み殺す
ああ もう ....
僕が勝手にホームだと思ってる店がある
マスターはブルースバンドのギタリスト
髭がかわいい熊ちゃん
カウンターで日本酒呑みながらブルースやロックのDVD観ながら
ぼんやりとい ....
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