すべてのおすすめ
私はよく狂人だと言われます
なぜそう呼ばれるのでしょうか
私が愚かだから?
私が夢見がちだから?
だから皆狂人だと言うのでしょうか
でも私には解りませ ....
あたしはウサギを追い駆ける
可愛い服の替わりに
制服のスカートの裾なびかせて
お人形の靴の替わりに
汚れたローファーで地面を蹴って
金髪なびかせる替わりに
肩までの黒髪なびかせて
....
あいするそのひとは
いのちあるひと
あいするそのひとは
ひかりあるひと
あいするそのひとは
うたのある ....
ぼくは君に愛を
誓うよ
永遠よりも
深く甘い愛を
心から君を愛している
真実の心を
君に届けたい
君はそっと微笑んで
ぼく ....
私が神さまに
感謝するとしたなら
それは貴女に出逢えたこと
貴女を知る前の私は
ちっぽけな存在
貴女はまるで太陽
私をいつまでも照らしてくれる ....
黄色い薔薇は
不幸せの色
幸薄く虚ろげで
儚い
白い薔薇は
悲しみの色
思いが深すぎて色さえも
染まらない
赤い薔薇は
....
赤いおべべを着た赤児はどこにおる
わたしのかわいい乳呑み児は
寒かろうと夜な夜な編んだ赤いおべべを着せた
わたしのかわいい乳呑み児よ
冬の山の嵐に耐え切れず
....
月に想いを寄せる
少女の涙は
悲しみの理由
夜風の優しさに心が痛む
昔子守唄代わりに聞いた
夜伽噺を懐かしみながら
この世を憂う切なさ ....
この国にゃ神はおらんでよ
旅に出とる
神渡しじゃ
神渡しじゃ
どこの国の神もおらんでよ
この月はどこもかしこも
からっぽさ
みんな勇ん ....
地球を飼いたい
掌に乗るくらいの
小さな小さな地球があったら
わたしはそれを飼って
今度こそ
大事に大事に育てたい
毎日、綺麗な水をあげて
毎日、空気の綺麗なところで散歩をさせて
熱が ....
あなたはわたしを
ひなぎくのようだという
なぜだろう
わたしはそんなに
無邪気だろうか
人はわたしを
ひなぎくのようだという
どうし ....
私はマリオネット
自由のないマリオネット
細い 細い
糸に繋がれて
ご主人様の言いなりに
人々を笑わすために
創り出された幻の命
心 ....
私のお気に入りの
青い目の人形は
夜も眠らない
私の枕元にそっと佇み
赤い唇を僅かに上げて
見つめている
暗闇に映える青い目
夜の ....
わたし、ずいぶんやせてしまって
てのひらには、ようみゃくみたいなけっかんが
あおじろくひかってみえるほどです
だから、あなたのこと
やさしそうになぜたりするのも
ぎゅうっとだきしめたりす ....
夜中に目が覚めて
月明かりの中に夫の寝顔を見つけた
よく見ると額にはチャックがあって
少し迷ったけど
開けてみたら
不思議な記号や色や
匂いや音が
チャックの向こうに収まっていた
....
「自由」という二字を
手で描いてごらん
自由とは一体誰のもの
自由とは一体どういう意味
誰にも縛られない心
束縛しないで
束縛しないで
....
その無惨な姿を
私はどうしても許せないのだ
その汚らわしい心
その無感情の冷たさ
その偽りの思いやり
どれも不純で不誠実で
ユルセナイ ....
琴の音色は清くて儚い
わたしの心に響いてくるその音は
かなしみの音に似ている
いたみはどうして伝わるのか
せつなさはどうして生ずるのか
さびしさの中に ....
今年初めての赤トンボを、電線に見つけました。
秋になると、いつの間にか現れる赤トンボは、
どこから来て、どこへ行くのでしょうか。
きっと、調べた人がいると思います。
昆虫が好きで好きで好きな人 ....
井戸の中を覗いてごらん
おまえには何が見えるかい
今までの驕りの罪
人を騙した罪
父母を敬わなかった罪
さあ
覗いてごらん
おそら ....
生き 生き 生きて
嬉しさを感じる人は
良い人
生き 生き 生きて
感謝する人は
善い人
生き 生き 生きて
懺悔する ....
わたしの説明書には
「単三電池6本で動きます」と書いてある
つまり電圧に直すと9ボルト
何処かでおちた雷が
光だけを見せている
地響きみたいな衝撃がつたわって
わたしは静かに動き出 ....
いつの間にか
できるようになった蝶々結び
結んで、ほどけて、結んで
結んで、諦めて、結んで
縁という名の糸を辿って
強い絆を造るんだ
君の糸を捕まえたら
僕の糸と蝶々結び
....
私は向日葵になりたかった
朝顔になりたかった
太陽から愛され
少女から口づけされる
美しい花になりたかった
私の周りには雑草だらけ
小さい ....
この世に未練を
残した人間(ひと)が
眠る墓には
鬼火が出るという
男にすてられた女
母にすてられた幼児(おさなご)
息子に殺された父
....
銀色に光る浜辺で
ゆっくりと本を読む
輝く月が闇に精彩を加え
海がその姿を優しく映し出す
幽かな水音に揺れる心
見上げれば星座の海
遥か昔の英 ....
アナタは何で私を一人にしたの
「愛してる」って「一生そばにいる」って言ってくれたのに
アナタはもうこの世には居ない
一人であの世に行ってしまった
私は一人のこされた
アナ ....
足踏みをしていたら
後ろから吹いてきた風に追いこされてしまった
きっとわたしは
まだ夏のままでいたかったのだと思う
だってまだ海にも行っていないし
夏服の気に入ったのも見つけていない ....
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい
詩はないほうがいい
幸せなもの ....
夜に泣く
貴方を知った
その日から
逢えるその時を
夢に見て
遠い地で
私はひとり
貴方を想う
愛を語り合っている
....
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