すべてのおすすめ
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ここはもう揺れはしない
神々の住む丘に囲まれて
赤煉瓦と疏水の流れる大地
東からの旅人を穏やかに迎える
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あなたのぬくもりに充たされ
た部屋ふいに目覚めるわたし
スクリー ....
誘導された庭園で、不意の深呼吸。
どういうわけか
頂いた気分になれずにいた。
吐き出そうとすればするほど
それだけ加算されていってしまう。
吸い込み口としての宿命を捨てるための知恵が ....
サマーウェイスティング
また 夏がめぐる
夏休みは
夏のお休み
ただ それだけ
街灯に蛾がへばりついて火をふいて
落下した
螢みたいに
蛾は脂を燃やして落ちていきながら
....
一枚一枚
念入りに引き寄せてから
そのあと
一枚ずつ丁寧に羽織っていく。
「この蕾の中には、何かいるぞ」
思惑が、どんなに咲き乱れようとも
羽織は既に
この通り
完了し終えてい ....
空いてます
ぼくのとなり
とても広くて
あなたのわがままはすべて叶います
来ませんか
ぼくのとなりへ
ちょっと高くてこわいし
階段もないけど
その右手も 左手も
ぼくに差しの ....
愛すべき キミ
キミは
夜が辛いの?
昼を憎んでいる?
か細く
白い透けた肌の キミ
脳の中は
その言葉とは
裏腹の
青い知性と
生命にあふれている
私には
....
「もしかしたら、今は見えない
戦争状態じゃないのか?」
野営地で目を覚ますと
体中が汗ばんでいた
ジッパーをあけると
ナイロンの外は青空だった
すでに日は高く
肌を焼く太陽光 ....
手のひらの
指紋をみたら
のっぺらぼうだった
鏡をみてたら
右とひだりが
わからなくなった
君と話してたら
とても
悲しくなって
それでも
静かに笑っていた
本当はキ ....
穴あきのポケットのことを
いたく懐かしむ。
あえて
口を閉めようとしなくたって
逃すことなく
いつだって閉まっている。
かといって
年がら年中、閉まっているわけではない。
その ....
ひとの一生ははかなくて
ふいにやぶけてしまう
ぴんとはった
うすがみのように
3月11日
がんを患うあなたの目の前で
おそらく数千の一生が
一瞬にしてやぶけてしまった
....
さびしいこころがひとつ
道におちていた
拾わなかった
ぼくももっていたから
さびしい命がひとつ
歌をうたっていた
いっしょにうたった
さびしいさかなが
店先に並んでいた
....
ギャラが安いと三文役者が
太陽の尻に銃口を突きつける
ビクつく太陽がしゃがむ
突然の暗転に 頭真っ白の女優が
台詞をスッカリ忘れ
毛染が欲しいと舞台から逃げ出す
ドサクサに紛れて逃 ....
たぶん僕はお馬鹿だけどさ…
ともちゃんの内面の輝き見抜けたのかもしれない。
間違いなくともちゃんは僕にとっては
ぴかぴかの
いい女!??
今度の彼女もつよがってるけど旦那の浮気と ....
流されてここにきた
民主主義という言葉があって
首をかしげながらも
今日まで何となく暮らしてきたのだが
決定的な大事故が起きて
これはヤバイと
遅まきながら気づいたのだった
流さ ....
この言葉自体すでに存在論的自己矛盾を孕んで
われわれの人生観を覆しかねない深遠な哲学的命題ではあるのだが
美しい国のパクリだと思わないでほしい
親父に品格などいらないしもともと無いし…
....
Re:またまたともちゃんおひさです。?
一回あっただけでともちゃんがまじめでかわいい人だってわかった。?
大酒のみで阿呆鳥な僕にはもったいないってね!?
ちなみに今の彼女はなっちゃん。
....
しぃつがしろいな
しょうどくとがぁぜのにおいがするな
なにかにつながれているな
なにかのきぐがこきゅうしてるな
つめたいがあたたかい
まどがあいたな
かぜがふいてるな
はながさいてる ....
夏絵さんなんて大きらいだ〜
というのは大嘘。
大好きです。?
夏絵さんがたとえきらいだろうと…。
男と女になりたいからいっしょに食事したり飲んだりしてるわけではありません。
もちろん ....
この詩を読もうとしてくだっているかたに はじめに 申し上げておきます。
この詩には 少女の自殺がモチーフとして 扱われております。
そのような内容のものは、精神的に負担がかかるという自覚のある方は ....
毎週土曜日
僕がひそかに尊敬していた先輩が
その熊のような
かわいらしい
大きなぬいぐるみのような
からだと
それに
そぐわない
ひとなっこい笑顔で
星の世界の
水先案内人を
....
黒夜を作っている
欲しがる者が
あまりに多いから
黒夜に混ざって
溶け込めばいい
祭りの中へ
素になる黒夜を
好んでくれるから
今日も作っている
真空と混ざって
合流す ....
「たより」
生活に疲れた頃
きみは ゆっくりと やって来て
るすがちな ポストに
ことり、と 手紙を 入れて行く
とにかく 早く 帰りたいと
ばかみたいなスピードで
のほほんと暮らす ....
アフリカの大地に曙光がおとずれた朝
遥かなるネグロイドの神が大地にいのちをあたえ
僕たちの元初の曾祖母がおごそかに懐胎して
DNAの長いながい旅が始まった
ユーラシアに流れ出た ....
君は僕の秘密兵器
大切な痛み
軽やかにステップを踏んで
僕を駄目にする
まぁ
もともと駄目だけどね
ちっとも会えなくったって
百万回好きだ
そのうち頭のネジが取れて
僕は ....
「希望の氾濫のなかで
僕は溺死しそうだ」
という言葉を
何かの本で読んだ
実際僕は
無邪気で無責任な
愛すべきキボウのおかげで
かろうじてなんとか生きている
僕の小さなキ ....
屋根つきのテントの下で
衰えを知らない管楽器の音を聴きながら
ドリンクサービスのグラスを前にして
売り子のように気取ってみせる。
これ、なんとなく夢だったんだよね。
我に返そうとす ....
膝の上の猫
まるで愛おしい生き物でも見るような目で
わたしを見てにゃーと鳴くの
通り雨降る、夏の午後
その視線を
すり寄ってくる体温を
振り払いたくてそっぽを向いた
うっとう ....
尊敬する人
妻帯しないホントのお坊さん
マザーテレサ
ダライラマ
ジョンレノン
宗左近
金子みすず
尾崎豊
ジミヘン
ラルフタウナー
困ったときお金を貸してくれる人
子持ちのなっ ....
僕は君に被爆した
哀しいアイソトープ
その威力はヒロシマ長崎なんてもんじゃないよ
ガイガーカウンターが振りきれて
粉々になっちまったみたい
君は僕の超新星
スーパーノバ
....
わたくしは わたくし以上ではなく
わたくし 以下でもありません
わたくしは わたくし そのものです
本当の わたくし とは 幻影です
いつでも どこでも わたくしは
わたくし そのものな ....
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