すべてのおすすめ
何処かの国で クーデターが起こる
民主主義という名の優柔不断と
買収された政治家に
国民が呆れ 疲れ果てた時に
おとなしかった軍隊が 国会中枢に
反旗を翻したのさ
保身に回ってばかりの ....
湖面の淵に座り
文字で満たされた水面を掬う
誰かの言葉が耳を貫いた
様々な感情が混ざりあった波は
さらさらと湖面を滑る
水面を覗きこんだ
私の白い肌は
言葉に出来なかった思いが赤く滲 ....
軌跡描いて駆け抜ける青
鼓膜に響く歌声
揺さ振られて
膨張する熱は
見えない鎖を熔かしていく
震えて
怖がって
瞳閉じて
誰かが背中押すのを待っていた
恋 ....
褪めた月で明日を占いながら
ひび割れたスピーカーの帰り道で独り
ラプソディーが夜の虹を創っている
引き出しの整理をしていたら
何かのおまけでもらった
厚紙でできた
ポケモンの
ホワイトボードが出てきた。
それには
未だに消えずに
....
今日もあせをかいて老母と
子供たちと彼女のあしたのかてを用意する
支払いが間に合わないことなんてたいしたことじゃないさ
金星はゆうゆうと太陽面を通過して
菊地直子もつかまった
消費税も上 ....
太陽が西に傾く頃が
いちばん悲しい
楽しい時間も
幸せな気持ちも
いっぺんに
さらわれていく
明日になるのが
なんだか
とてつもなく嫌だ
ネガティブな思考が
さらに
....
夏、少年は二度と戻らない季節を駆ける
夏、少女は突然に女として生まれ変わる
私は毎日百合を手折って暮らしています
形見分けは小さな皮の手帳を選びました
....
友よ
あなたがこれまで流した涙の量を
知る由もないのだが
これからは僕の頬を使えばいい
友よ
あなたがこれまで吐き出した怒りを
どこで燃やしてきたのか
これからは僕の手を焦がせば ....
闇に紛れなければ
手を繋いで
歩くこともできない
それでも
あなたをいつも
探している
私にはあなたが
大切な心の拠り所
たった一言の言葉で
抱き締める力強さ ....
棒が一本あったとさ
葉っぱかな
葉っぱじゃないよ カエルだよ
カエルじゃないよ ミカエルだよ
ミカエルじゃないよ カエサルだよ
カエサルじゃないよ アウグストゥスだよ
....
君はいつも笑顔だね。
君はけっこう考え込んでるね。
君はたいてい一人でやっちゃうよね。
ねぇ。
がんばり過ぎんなよ。
たまには休めよ。
私が ....
あなたって優しいけど、ずるいね。
あなたって鋭いけど、無知ね。
あなたって良い人だけど、ダメな男ね。
あなたって、あなたって、あなたって。
それでも愛してたのよ。
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた
名前はぷーぷーちゃん、と言った
幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった
小学校に上がる時
「もうおかしいからね? ....
夢をみた。
君があらわれ
去っていった
夢をみた。
存在は
奇蹟
ありがとう
やり直せると思ってきた
天使たちが羽ばたき 飛び去った後でも
私は過去ばかりを見つめ 現実には気が付かなかった
衰えた私は 羽ばたきさえ忘れて
渡りができずに朽ち果てる 渡り鳥みたい
や ....
私の日常は 多分 あなたの日常とは違って
暮らしの大半は 日の当たらない部屋で
オンとオフの境目も曖昧なまま
鈍麻した感情を 刺激することもなく
何となく過ぎていくだけ
会話すらしない日 ....
スピード感を着た〈ち〉 は
ねずみの時間を生きているようだ
暇は肩身が狭い
電脳空間で
ヒマをマヒされられた〈ち〉は
走り続けて
衝突することで終える彗星のように
終わりに向けて
記憶を更新 ....
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日はなに?」と聞きました
「コロッケだよ、手伝って」
「ああ」
寝そべってゲームをしている息子は
14歳
去年私の身長を抜きました
伸ばした手 ....
もう何度も手放したって
笑う
自分の醜さを
あなたに重ねて
無意味な夜を
何度過ごしても
得るものがない
そう思い込んでいた
また季節が過ぎる
星が落ちていく ....
トラブルが起きると
誰かが泥をかぶる
誰かが猫をかぶる
噂が流れる知ったかぶる
怒りにブルブル
やがてはブルー
シンプルなことだ
プールの中で眠る
プルト ....
愛し合う事は海に潜る事と似ている
どこまでもどこまでも深く潜ってゆく
その内上も下も分からなくなる
そして気付けば独りきり
愛に溺れるとはこういう事 ....
オツカレーター エレベーター
エスカレーター ナイター途中
ゲーマーじゃあ 有りません故
ルール 分からず 四苦八苦
ガツンと飲ます つもりの酒に
更に 煽られ ガツンと 擦った
....
さあさあさあ
さあさあさあ
むらさき色の匂いがする
甘いような
空が、風が、土が、
やわらかく濡れて
空気はひとつ、きれいになるの。
誰を怨んでも仕方がない
これが私の人生だから
何に当たっても仕方がない
これが私の人生だから
殺意さえ抱いたことがあったけど
見上げれば蒼い空
空はだまって大きな心で
私を見つめてい ....
柔らかく温かい蕾の中で微睡む
光が 磨りガラスのような{ルビ花弁=はなびら}をすり抜け
優しく降り注ぐ午後
そろそろお茶の時間 アフタヌーンティーを気取って
薔薇の庭園で繰り返される儀式
意 ....
文明の震えを支える地の震え
働き蟻が扇子と携帯、クールビズを
並べて夜店で営業
いつまで開業する
父の暗い眸 母の暗雲
幼児はティンカーベルの羽をして
透明と超越
作り笑いのどこ ....
私は強い人は見たことないが賢い人なら見たことがある。
私は弱い人は見たことないが自分を卑下する人なら見たことがある。
あの日手をひかれるまま
土にふれいまなお息づく幻の陰りを持つ白い夢あなたに隣を託した
時がほぐれ過ちのスカートが白いビニールと燃える
重なるふたつの大切にされないでひとつだけ満たされ ....
日常が
あまりに慌ただしいと
しずかにしている
しは書かない
こころに
隙間ができると
ことばで埋めようとする
そういうしは
少し語彙がかなしい
こころに
刺激があると ....
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