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クリ返シ、クリ返シ
とつぶやいてみる
くり返すというわけではないのだ
名状シガタイモノ
匂い、のようなものだろうか
苦しげなうわごとだ

夏が来たのだ
夏の匂いがしたのだ
まもな ....
貴方の
書いたものに
触れると

エロティックな気持ちが
じわっとする

冷房の効いた部屋で

素肌に
猫を抱くように

太陽の匂いのする
真っ赤なトマトを
果汁が滴るのも ....
新聞によると、都会では 妖怪やむなし が 多く 出回っているそうだ
このあたりでも 妖怪いけしゃーしゃー が、つぶなら瞳を ぎらつかせている
だが、挨拶をかわせるのは なんか妖怪とだけだ

 ....
薄紅色の風ふく
甘い花の香はらんで
空見上げればきこえる
小鳥たちのうた

紺碧の空に浮かぶ
はちみつ色の三日月
瞳閉じれば伝わる
やさし君の温度

夢を見ているときの
やわらか ....
とんでもないものを見たと思った
町の灯りなんてほとんどなくて
月だけが半弧を描く
ステージ奥では雲がバックダンスしてるしまるでいつもそうしてるかのように

時がこのまま止まればいいと
一夜 ....
人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから

同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ....
助けたい
気持ちはあっても
自分には
助けられない
ときもある

そんなとき
自分が可愛いから
何もしなかった
とは思わないで

救えなかった
ジブンを
責めないで

運 ....
捧げるほど
じゃない
いくつもの縁で絡み合ったこの地で
たまたま
出会ってしまって
今日は地球の重力がいくらか強い
だから
すこし伝えてみたい

月が見える
冷えた夏の夕刻に浮 ....
寄る辺なく
君を想うことなかれ
寄る辺なく
君に恋することなかれ


朝露零れて
透いた柔肌の朝顔
吐息に揉まれし


けふ
文月小暑
忘れがたき
夕でるまでの


 ....
トラックを 黙々と 走る
「さぁ 練習しましょう」

先生の 声が 聞こえて
私達は 束になって 走る

犬の散歩をしている
通行人が 眺めたら
私達は 群れて居る

けれど
実 ....
マシュマロは気味わるいよね
痛くないよ〜(ウフ)という体つきからもう駄目
「みんないっしょにましゅまろうよ!」
赤ましゅ、青ましゅ
黄ましゅでしゅ〜とか言いながら
なよってきてはシュワッチす ....
むんとたちこめる
空気の塊
固まりをほぐす
風のかざめき

きゅんとつきあげる
胸裡の高なり
耳鳴りをほどく
指のかぎさき

一筋の広大な
天空の川のように
星ぼしはかがや ....
高い高い空
目指してさ
羽ばたいていこうよ

遠い遠い空
忘れちゃいけない
どこまでも続いていること

私たちには翼はないけれど
一歩踏み出せば、
数センチ
確実に近づいている
 ....
視認性に欠ける水色は、ひたすら直進する境界線の色。どこかに背びれを伸ばすわたしに、そのどちらにも泳げない六番目のセンスがこみあげる。周期表(periodic table)の薄い領域。

いずれは呼 ....
道を歩くと つい最近まで、卯の花や すいかづらの匂いがしていたけれど、季節は進み 香の蒸散するスピードも早くなり、このごろでは すっかり緑の陰ばかり探してしまいます。神社の石段下っていると 眼下に鳥居 .... 言葉なんて話すんじゃなかった

言葉より優しいものがあること知っていたはずなのに
何故言葉から、そして何を求めるのだ
君よ

「わかっているだろ、の後に
君は忘れてしまったようだね。
 ....
燃え{ルビ滾=たぎ}る汽車が
青白い草原の海を駆け抜ける

焼き切れぬ想いを馳せた
米粒ほどの露の身を乗せ
今日も間引くことなく 汽車が走る

私達では この手で{ルビ掬=すく}えなく
 ....
ねえ、あなた
ワタシ
出会いの旅に出ます

ええ、わかっています
あなたがワタシを
好いていてくれてる事
なんでも分かってくれようと
熱心な所

これまでの御恩は忘れません
忘れ ....
放射線上に描かれた銀色に
夏の太陽が輝きを与える

人は高架線やトンネルの中に暗闇を求め
白と黒が相まって

ほら、ご覧
色が消えてゆくよ
この真昼
かいま見る
白日のさなかに
真夜中の闇
見てはならぬものを見て
見ぬふりをしたくなる
光の中に
あってはならないはずの
漆黒のかげ

光はあるのだ
たしかにあるのだ ....
見上げた空は透き通る青で
白い雲は海を泳ぐように移動する
何処までも青いキャンバスは
何でも描けると
君は眩しく笑っていた

風が通る白い部屋で
私は小さく丸くなったまま
窓際の花瓶の ....
活動しない雲は
たいてい灰色をしている

海の上に
面倒くさそうな
固形物が
存在する

白い犬
がそれを見ている
黒い少年
がそれを見ている

そんな淀みの中の
なんでも ....
あがきを止める
そして融け合い始める内と外

閉じた内は詰まっていく
開く外には主体がない


内と外の融合は
宇宙一体いだき込む

すべてのものは有るがまま
ひいてはすべて ....
あ、義父さん
ハンカチを一枚お借りします


+ + +


初めて会うひとはわたしのすべてを見透かしたあとに
無学なバイトの若造が生活(いちにんまえ)を語るのかと息巻きながらも
そ ....
 夏の うてな


カーテンから光がもれていて
うごいている ほこりを 照らして きれいだ
光は直線だけど まっすぐなだけではね

いつまでも 寝てないで ぎょうずいでもしんさい
 ....
やってらんないな

なんだかんだ言っても

簡単じゃないし

いいこともない


頭がいたい

足は引きずるし

お腹も出てきた

やってらんないな


あれもしな ....
僕らの道を
導くのは遠い
羊の瞳
冷たく澄んだ
あおい水が
てんてんしたたる
僕らの道と
それから血管

僕らの道を
導く導火線
あかく燃え立つ
みずうみの重みも澄み
そ ....
 暑中お見舞い申し上げます。   たま



 地下鉄

地下鉄はまっすぐ走るものだと思っていた
車体が傾いてとなりの女の顔が急に近づいた
ね、 複雑でしょ・・
耳元の吐息はいつも体 ....
いつかのビデオカセットテープを
君が夢で見ていた

くだらないたわいない歌を
酔っ払って陽気になった
調子っぱずれで
何これ?ww
何言ってんのかわかんねえww
おまえ、よだれwwww ....
カタカタと鳴る

眠れない夜の四脚の貧乏ゆすり
床に喧嘩売って

チクチクと唸る

眠れない夜の二針の歯痛
壁にドリル打ちこんで

ザワザワと嘆く

眠れない夜のこんにゃく ....
ペポパンプさんの自由詩おすすめリスト(5651)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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夏の_うてな- るるりら自由詩17*11-7-9
この衝動- M.N.自由詩111-7-8
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詰め合せお中元セット- たま自由詩30*11-7-7
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