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――薄氷の空
  貴女を攫う雪の華が綺麗で
  ただ見つめることしかできない
  世界を彩った、鮮やかな白



凍える大気
震える太陽
足下の街並みは雪に沈む


何一つ変わ ....
今年の漢字は“ 絆 ” ってことで
世間ではスーパーのタイムサービスみたいに
絆 絆 絆 と 声高に叫ばれている

“ 絆 ” ラーメン “ 絆 ” メイクアップ
斎場では メモリアルセット ....
僕らには永遠がある

あの眩しい午後に逃げ水のなかで君に会う

たがいの輪郭を確かめながら愛し合うのだね


じゃんけんで運命が決まるなら良いのだが

あいにく物事は因果律が支配して ....
風が吹いている気がする
おとないの人の
逆光線に佇む
寒々しい玄関に
しろい心を覚える

冬雲のその
質量感の無さが妙に泣けるね

煙突から
軽く上ってゆく水蒸気を見ている
前略、先生へ

突然ですが

『全てを背負う決意』と

『全を捨てる決意』では

どちらを選んだら、幸せになれるでしょう?

私は前者だと思って今までやって来たつもりだけれど

 ....
君に初めて名前を呼ばれた

出会ってもう1ヶ月
だけど
照れ屋な君にとっては
名前で呼ぶのは大変なことだったのかな

嫌いだった自分の名前を
大好きになった

僕も君の名前 ....
感覚は、何かがあることを教えてくれる。
それはその物が何であるのかは伝えないし、
その物にまつわる他のことを伝えてもくれない。
ただ何かがあることのみを知らせるのである。

(C.G.ユング ....
  「恥の芯」


生きているのが恥ずかしい
死ねないことが恥ずかしい
しょせん価値など求めてないが
恥ばかりの道のりで
消えてしまいたくもなる

過去は去るまま
未来は白紙
 ....
車椅子に座らされて 
ポツンと窓辺の席に居た
病院の中は明るく 
居心地良さそうに思えた
眼を閉じて朦朧としている 
あなたは……
見舞いに来た
娘たちの顔も分からない
どんよりと眼を ....
そう時間はかってにながれてゆくね

僕たちをのせて

時々思うのだけれどこの時間がとまればってね


愛を紡ぐ時間は短すぎてしりきれトンボ

なにもドラマはないままドラマはすすむのだ ....
これが最後って分かっていたなら
もっとマシなことが言えたのに

君はいつだってずるいんだよ
また いつもの悪ふざけみたく
後ろから おどかしてくれたらいいのに

君がいなくても
街は呼 ....
いつごろかなあ
泥遊びをしなくなったの
虫だっていつのまにか触れなくなったし

雨の日に
傘さすのやめて
長ぐつのなかびしょびしょになっても
きにならない
友だちと歩道の横にできた ....
針金の先端の尖った針が
心に突き刺さって血を流す
薄い膜に覆われた半透明の未来
触れると壊れそうで怖い

漠然と広がる未来は
わたしをいつも不安にさせる

指先に沁み込んだ ....
水溜りに映った 贋物の太陽
掌を伸ばせば 掴めると思った空色の毛布
わたしのHPはどんどん下がってく
生温い脱力感で 目を瞑る

極楽鳥の歌 極彩色の夢 
オルゴールのネジを巻いたら 
 ....
 
音だけが交差する 黒い海

波間にキラキラ 海蛍

お願いだから消えるなんていわないで 海蛍



 
聞こえるのは
屋根から滑り落ちる小さななだれの音だけ

加湿器からもくもく白い蒸気が上がって
湿った空気がじゅうまんする

だるいからだとひどい頭痛
おでこだけがひやりとして
細胞がた ....
 夜のドックから走り出す多機能な女

関節を裏側にまわしてステンレスのホイッパーを固定する
ふるえる卵黄と小麦粉がはねつく
すべりだしたパーツからコルク抜きが選択されると
シールドはしぶく
 ....
  しがない サラリーマンとか
  しがない 主婦とか
  しがないということは詩が 見つけられるということだ

  ピカリ と
   
  詩が
  
ベックのギターが朝を切り裂く

僕のともだちは紛れも無く愛

粉飾されない穏やかなもの


孤塁はもういいのだね

一人じゃないし


すべてを知ることはできないけれども

 ....
スツールの並べかけた午後に
ラムネソーダの奥に指を突っ込む
ラビオスという言葉が聞こえて
パ!シフィック!な水滴と戯れる
脳細胞の奥底の足跡から 新しい欲求が湧きだしてくる
過去の堆積した記憶が
しがらみの現実へ解き放つ私へ
白い現実の
奥にいる蛇への波状方向へ録音を現実の録音機から 
今私は今をみる ....
ご隠居さん ご老人
境界線は 何処なのだろう

気力の問題は
一番だろうなぁ と 思う

自分自身
そう 自覚した刹那
切なくなったり するんだろう

生涯 若者気取りで
生きて ....
その角を左に曲がると鳥居が見える
大層な歴史を刻んでいるわけじゃないけれど(多分、)
それでもある程度の年月は佇んでいるわけで
数え切れないほどの風雨にさらされているわけで
だのに、
塗られ ....
いのちの台車を転がします
よいせと出発するのです
とっ散らかったアメーバ集めて
こぶしに生まれた推進力で
カーブだって曲がれます(すこし)
ひっくり返ったりもしそうになるけど
まだまだ夕日 ....
なにも映せない、一枚の歪んだ鏡の塔のようだ、鏡のむこうに空が抜けて、地面が抜ける、わたしと思う人(問い一)もさくりと抜けてしまうのに、わたしと思う人(問い二)の舌だけが粘り強く、鏡の縁を這う、たしかラ .... 二歳くらいのまだ舌足らず
睫毛の長い女の子と
並んで待つ間に
若い母親と世間話など

診察室のてんやわんや
医師はくり返した「きっと泣くよ、泣くよ」
彼もいやだったろう
施術は長く、泣 ....
午後から晴れるといっていた
天気予報があたらなくて
午後になっても
憂鬱な雨が降り続く

湿った食パンは味気なくて
作りかけのジグソーパズルに
八つ当たり
床中に散らばったピース ....
真正面を切って 話し合えたら
スルーすることも
絡み合うことも
いがみ合う必要も ない会話

真意も 誠に まかり通る
そんな世の中に なりは しないか

★,。・::・°☆。・:*: ....
刻限を意識するほど
うまくいかないものだから
晴れ渡る眠りの中で
もう一度あめつち築きます
鍵と塔を
きつねと日々を
川原と月を
陽ざしと雨を
『くつそろえてたつの 入り口で振り返ってにこり この世界との最後のつながりをたつの』

そこが優しいだけの世界ならと願うしかできないんです


『くつそろえてたつの わからないけれど、い ....
ペポパンプさんの自由詩おすすめリスト(5592)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
薄氷の空- 涼深自由詩412-2-1
【_私にとって_“_絆_”_とは?_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-2-1
ふぇにっくす- 梅昆布茶自由詩612-2-1
ある日- 塩崎みあ ...自由詩5*12-2-1
先生へ- 永乃ゆち自由詩2*12-1-31
君の名前- ジュリエ ...自由詩112-1-31
夢のつづき_(夢喰植物)- 乾 加津 ...自由詩19*12-1-30
恥の芯__恐怖心- シホ.N自由詩612-1-30
【_つれてかえって……_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-1-30
j時という船- 梅昆布茶自由詩512-1-30
一人ぼっちのかくれんぼ- 信咲自由詩212-1-29
うずうず- 森未自由詩8*12-1-29
【_針金の未来_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-1-29
【_デジャ・ヴ_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-1-29
海蛍- 殿上 童自由詩25*12-1-28
たいおん- 森未自由詩17*12-1-28
多機能な女- 乾 加津 ...自由詩17*12-1-28
ぴかり- るるりら自由詩12*12-1-28
blueウインド- 梅昆布茶自由詩1012-1-28
無題4- 吉澤 未 ...自由詩312-1-28
無題3- 吉澤 未 ...自由詩212-1-27
境界線- 藤鈴呼自由詩2*12-1-26
朝の訪れに、理由はいらない- あ。自由詩9*12-1-26
台車- 理来自由詩712-1-25
鏡の塔_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩10*12-1-25
耳鼻科で泣く- 木原東子自由詩17+*12-1-25
【_Rain_of_June_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-1-25
話し合い- 藤鈴呼自由詩1*12-1-25
刻限- 理来自由詩212-1-24
あの世界への入り口はこの世界の出口です- 森未自由詩4*12-1-24

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