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嫌な先生がいた
すごくすごく嫌いだった
何かにつけて私のことを
何でも解っているような
笑い方が大嫌いだった
でもある時
風のうわさで聞いたのは
....
部屋を片付けるのが、嫌なんです。
決して、汚いのが好きというわけではありません。
ただ、自分の空間を邪魔されるのが、嫌なんです。
なぜ、父や母はこんなにも
『片付けろ片付け ....
子供の心を忘れない大人になるんだ
いつもそう 思っていた
マックで子供あつかいされるの
嫌だった
....
どうしたらいいかわからないとき、いったいどうすればいのか
チョコの形は?
と聞かれて
僕は
恋を想い
デザートな時を飾る
チョコの色は?
と言われても
名も知らない君は
黙ったまま
バナナ一本のその日の食事に
ホワイトな明日が見え ....
後からわかる優しさって、すこし心がいたくなる
卒業式の日 先生は言った。
『何から卒業するのか、よく考えろ』
卒業?
何かに依存している状態から脱け出すこと?
私は何に依存していたかしら。
思い出の中をさがし ....
芽吹いた草がやんわりと
新生をみせるように
わたしもまたやんわりと
あたらしい時を見出そう
わたしがわたしに微笑むことを
忘れることなく歩くとき
祝福はいつも共にある
樹々のさざめき
....
夕暮れに
濡れた雨傘がぽつんと一つ
夕陽を浴びて
柔らかなオレンジ色に染まり
沈みゆく太陽を見て
何を思うのか
忘れ去られたかのように
壁に立て掛けられた様子が
どこか寂しげに見え ....
躊躇いがちに触れた指先が冷たくて
思わず肩を震わしたわたしに
君は苦笑しながら吐息をかける
春の始まりが垣間見えるこの頃なのに
夕闇に融けたそれは白く拡散した
ひっそりと二人を照らす電灯 ....
視界の端っこでうたたねをしていたナナは
気付いたときにはもうそこにいない
寝る前にはいつも少しだけ読書をする
きりのいいところでしおりを挟んで本を閉じると
ナナはとってつけたようにそっ ....
‐
脆くて壊れやすいものなど
誰も好みやしない
でも…
頑丈過ぎると
大切にすること
わからなくなるよね
/
‐
きみがぼくを
やみにおとした。
きみがぼくに
ひかりをおしえてくれた。
きみがぼくを
つよくした。
きみがぼくに
よわさをおしえてくれた。
....
すべての扉が閉まった
それは逃げる、逃げる
それはすすむ、すすむ
連れて行かれる場所は底なし沼
うまく、うまくもがきます
すべての扉が開いた
戦争の 写真を見せられる
傷ついた兵士 逃げ惑う人々
思ったことを 言いなさいと
先生が おっしゃった
となりの席の 男の子が
かわいそう といった
それを聞いた ....
いってらっしゃい
優しく、ぼくを突き放すことば
いってらっしゃい
そう言われた瞬間から
ああ、ぼくはひとりぼっち
少女漫画の女の子みたいな、
ゆうきが
私にもあればいいのに
自分でもよくわからないけど
確かに今
つながった
強さと優しさが
賢さと素直さが
力と繊細さが
今
つながった
いつかね
君は飛べるのさ
ずっとそんな場所にいるわけじゃない
ずっとそこにいるわけじゃない
飛び立てる羽が君にはあるのだから
そのときがきたら
羽ば ....
間違えないで、空
ざくざくと刻んで煮込む白菜も
頬を薄く赤く染める風の痛みも
機械みたいにぎこちないゆびさきも
そろそろ片付けようと思っていたのに
ちらほらと芽吹いている梅の ....
G線上の旋律を
独りぼっちの風が流している
聴衆は
梢たちの林
純白のドレスを着た君に似て
痩身な それでいて 気高く聡明な
巡る四季に彩られることなく
いつまでも白い壁
ひっそり ....
ねえ
もっと
私を駄目にしてと
強請ったのは
かつて
と
木製の時計が
カツカツと
足音を立てる
カツカツと
あの人のようだ
去っていく
涙の味を
暫し忘れました
....
夕食の後、
ふと、机の下を見たとき
父親の座っていた所に
おかずだったにんじんが落ちていた。
年をとったなぁ、と思った。
自転車で
それは
全身がうす桃色に塗られており
まるで幸せを知った少女みたいだった
現実に乗っているものとは違い
錆なんてどこにも見当たらなかったし
ペダルはきいきいと不快な音 ....
見慣れた風景が流れてく
電車の中で
「梅は咲いたか、桜はまだか」
そんな言葉を
思い浮かべては
あなたの事を
想うん ....
あのね、
こころには、
なにがはいっているの?
どうか死なないでください。
かなしいからと、死なないでください。
つらいからと、死なないでください。
あなたが死んだら、だれかが
そのかなしみをうけつがねばなりません。 ....
授業中におなかがすいて
胃がぐーとなる。
それを聴いたとなりのこが
おなかすいたんだね
って笑った。
あーあ、わたしのこころも
淋しくなったらなればいいのに
....
俯いている
苛立ちはこころを駆け
涙は机に下垂る
ー愛に育まれた女たちは
夜は眠る時間だと
知っているから
....
髪の毛を切ってもらう
ばさり、ばさり、
あぁ、この人の芸術品になってゆく
ワタシ
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