すべてのおすすめ
透きとおるような青い瞳を閉じて
月明かりをよそに
思索する空
道標を失った者たちの
無数の悲しみが白い炎をあげて
燃えている
どこにも行けないという絶望を
焚き木にすら ....
僅かに感じる視線に
蛇に睨まれた蛙のように
小さ角においやられていった
繋いでいた手は
急に離されまた掴もうとしたけれど
追い付くことはできなかった
人は誰でも大き ....
風が吹いてる
人々はざわめいている
月にはひとの足跡がついている
それでも
ぼくら
会わなくちゃいけないんだ
星の川に
きみを
横たえるよ
雲をかき寄せるから
....
抱えきれないほどに大きくなりたかった
青々としたたくさんの細長い波が視界を埋め尽くし
何処まで続いてるのかなんて見当も付かない
涼しい風が吹く頃には黄色く重い稲穂が頭を垂れ
やがて精米 ....
あなたに会えるかもって
可能性0.0001%に賭けて
帰り際
小さな鏡で髪型確認
わざわざ歩いて遠回り
でもやっぱり
あなたには会えなくて
以前あなたに会わせてくれたこの道を
....
ひ〜とりぼっちの世界には♪
悲しみもなにもないから〜
自由にこの世界を見下すことが
出来るんだ〜♪
友達いらない家族もいらない
恋人もいらない他人もいらない
何にも ....
庭先に止まったアゲハチョウの羽には
感情の全てが閉じ込められている
そのざらざらとした声色が気持ちよくて
いつまでも肌をなぞっていてほしかった
淡い空にうろこ雲がほわりと浮かび
右目の向 ....
木立を駈け抜ける風のように ゆく
雲になった ぬうのへ
いつか また おなじ空の旅で遇いましょう
ながく伸びた端っこが消えて ゆく
大きく手をふったなら 手紙に したため ....
そこに すっくと 立っている
ばらけた もくへん
積み上げてみたり 繋げてみたり
ふたたびの
夢を はぐしてる
海へ行こう
冬の、風の穏やかな日に
波の音がすべてを包み
古い貝殻からは異国の歌が聞こえる
覗き込んだ水底には静寂とざわめく生命が
見上げた空はどこまでも突き抜けて青く
足跡は消え ....
降り出した雨に
次々と傘が開いてゆく
あたしもつられて
傘をさす
雨の音が
変わる
傘にあたる雨の
人工的な音が嫌い
閉じ込められた
空間が嫌い
傘が重くて
....
必然と人生で必要なものは
食べ物と金と空気あろう
もともと黒い烏丸には
白い空間など身に覚えのないことだろう
くじびきで決まった神などに
この先の行く末などを
指し ....
明後日の今頃には
きっとわたし、泣いてる
ハナキンなんて言葉が流行ったっけ
週末の空気はほこりっぽくて
ろ過された部分だけを吸い込もうと
口を無意識にぱくぱくとさせる
大嫌いなもの ....
カコン、と落ちる軽快な音。
どこかに引っかかっているんじゃないかと心配で、何度も手をつっこんでしまう。
甘い気持ち、苦い気持ちありのままに全部書いたつもりだ。
あの人のところへ飛んでいけ ....
再会と別れが出会う街で
すれちがう人は他人ではなかった
魂が抜けたように
それでも旗をふり続ける
工事現場の機械人形
それもたまにはいいけれど
縮んだ雪だるまになど ....
暑さにうなだれている名も知らない花は
剥がれかけたマニキュアと同じ色をしていた
使われているひとつひとつの配色が
くっきりとしたものばかりなのは何故だろう
まぜこぜしないのがこの季節で
....
海面を泳ぐ光の青を捕まえようとして手を伸ばしてみる
伸ばしても
伸ばしても
届かない両手をばたつかせて
それでも懸命にもがく君の
溺れそうな
沈みそうな平泳ぎが僕は好きなのさ
夏はもう、
すぐ ....
例によって煩う空間
屋上から堕ちる君の手を掴む
この糞熱い時に
体と体を密着させるなんて
キチガチだろうと答えを出した
喉が痛い苦しく悲鳴をあげるよ
叫び声は神にも ....
6月25日 0:17am
パパとママが罵りあう声が床を転がってる。
なんで朝まで帰ってこないの、からはじまって
どんどん醜くなる言葉たち。やがて高周波に達する。
悲鳴は床にたた ....
The lie of 100 defended me.
The world of the truth cruelly hardened by the lie at time is warm. ....
わたしは
待っているのです
朝がたに
たんぽぽが咲いているでしょう
わたしは
聞いていたいのです
橋の向こうから
....
なぁ、オカア
子どもの頃から口癖みたいに
女の子はこれくらいできなあかん言うて
台所に立たせてたやろ
うちはあれがすごい嫌いで
何だかんだと理由をつけては逃げ出して
そういえばお弁当一 ....
それぞれの速さで歩む人の群れ
その何割が自分の速さでであるいていて
その何割が他人の速さに合わせているのだろうか
僕が生きている内にすれちがった人は
世界のの人口の大体何%かな ....
のぼるくんはある時ふと思いました。
知りたいと思ったことを知りたいと思ったときに調べられる環境と時間があることは本当は幸せなことなんだ。
当たり前過ぎで気づかなかった。
そう思っ ....
賢い鷹は爪を隠すけど
賢くない鷹は常に爪を立て
気高く泣き叫ぶ
月に吸収去れるまで
僕はいつも前を向き歩き続ける
近所の犬に最近雑音が煩く
眠れやしないと吠えられた ....
夢に溺れた人がいた
夢に溺れた人は口を閉じなかった
本棚にはおとぎ話と空想の国の絵本しかなく
晴れた日には空を眺め花と歌い
雨の日は水滴に合わせて踊っていた
夢を捨てた人がいた
....
幾ら
目の前の海が
素晴らしくても
窓を開けられないのなら
ただの特大ポストカード
分かち合うことが
人と人との繋がりならば
いずれにせよその繋がりは
細い糸の様な物であろう
ヒステリックな世界の背景は
いつしかアメーバによって
浸食されていく
....
孤独を感じるとき
心の声の
ボリューム
わずかに上がり
聞きとれる
浮いた光は気まぐれに運ばれているのか
それとも決まった順路を漂っているのか
ただ、示されたとおりに視線を動かす
乾きから守ろうとする瞳は水の膜を張り
鮮明だったはずのものがぼんやりにじむ
....
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