すべてのおすすめ
硬い
石の群れに
たまに
私も呼吸を忘れる
人肌の
暖かさも
しばらく
思い出していない
交わるようで
交わりきらないのは
きっと
全てのことに当てはまるようで
母の胎 ....
空に上がる
花火は
とても
きれいだ
まるで
ひとつの
絵のように
見える
またひとつ
空に上がった
空に
あがる
花火の火
「ドーン ドーン バーン バーン ....
秋が深まる季節
落ち葉の季節
秋が
深まってくる
ひらり
ひらりと
木から
落ちる
なんだか
とても
きれいに見える
落ち葉は
またひとつ
落ちていく
いろ ....
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた
白兎は
遊びまわり
跳ねまわっている
いつまでも
いつまでも
雪の降る
野原を追いかけていた
春が
待ち遠しいね
うさぎ ....
君の命を思うとき
自分の命を考える
この生きざまを
君がすべて見ているのなら
私は決して褒められた生き方なんて
できない人間で
これからもうまい生き方ができそうにありませんが
....
世界各国のお偉いさん、
今日もまた会議ですか。
精がでますね。ご苦労様です。
でも本当に僕のことを考えてくれているなら、
その会議場のつけっぱなしの電気を消してください。
....
「俺だけ見てついてこい」
そんな男になってくる
初めて嫉妬されたとき
くすぐられたような気持ちが心地よかった
時間が流れ
くすぐったかったあの気持ちは
私をあやつる見えない鎖になった
逃げることもできず
....
落ち込んだ時は
叫んでみようぜ そら
ヘイヘイ ヤッホーイ イェーイ
叫んでいてもし涙が出たら
言ってみようぜ そら
オイオイ ソリャナイゼベイベ
ひと通りすんだら ....
背伸びをやめ
無理をやめた
色鮮やかな海が
少し色褪せた
作り笑いをやめ
自然体を心がけた
枯れた枝に
新芽が見えた
人は変わるものなんだ
いつか聞いたこ ....
掃除の時間
私はキミと同じ当番
キミにみてほしくって
へたくそなほうきをガンバってみたり
キミにはなしかけてほしくって
汗ばんだ髪をかきあげてみたり
掃除の ....
ずっとあなたの
しあわせを願っていたいけど
いざ願うべきときになると
あたまの中がぐちゃぐちゃになる
本当は
わたしがしあわせにしたい
あなたを
ねぇ
ほかの人となんか
しあわせ ....
小さいころ、お母さんとデパートにお出かけした時
ハイヒールをはいたお姉さんが、
コッコッと音をたてて歩いていくのが
すごく羨ましくって
わざとサンダルをカチカチいわせて歩いた
....
学校帰りに友達と
近くのスーパーでケーキを買った
「たおれないように持ってかえんなきゃね」
そういいながら、ケーキを袋に詰めていると
後ろから君の声がした
急いで振り返っ ....
朝一番に窓を開けると真っ白に吹雪いていた
時が流れるにつれて徐々に雨へと変化して
暮れる頃にはそれさえもあがっていた
駅の改札を抜けて家路につく
空には呑気に星がちらついていて
コー ....
ここはどこなのか
じめじめとした空気が
身体にまとわりつき
呼吸さえも自由にできない
暗く
深く
冷たい場所
動かずうずくまってしまうと
この暗く深く冷たい場所に同化し ....
空想を語りつぎ
今はただ虚無でしかない
物語りはかなりの頻度で
涙をながした
ありとあらゆるもの全てに
意味があるけれど
時代がすすみにつれて
その意味がうす ....
たしか
あの日の空も
こんな青だった
一日が長く
遊びに飽きたらお昼寝
目覚めると
優しい手が私を撫で
ふわふわな愛で包んでくれた
今日も空は青
あの日と同じ青
....
私は今
学校のパソコンを使ってる
放課後のこの静けさ
この緊張感
体に震えが走る
私の好きな時間
夜まで
桜の木の下で
お花見をしている
とても
大きな
桜の木
風も
少し
吹いている
夜空に舞う
桜吹雪
ラッコが
海の上を
すいすいと
泳ぎながら
横たわっている
貝殻を
手にしたまま
海の上に
身体を
浮かべて
眠っている
すやすや
すやすや
気持ち
よさそうにして ....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし
なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でないのに
傘を頭に
かぶっている
畑の
作物を
荒らされないように
誰 ....
奇数行 奥主 榮
偶数行 鵜飼千代子
草むらにもぐりこみ
地平線がゆるむころ
息をひそめた虫たちは
オパールの海が{ルビ有明方=ありあけが ....
わたしの彼は駆け出しミュージシャン
現代の若者と言えばロックバンドで
例にもれず彼はボーカルを務めてる
週末になれば仲間を集め
小さなライブハウスで叫んでるけど
スタンドは冷めきって ....
私のかいた詩が
読んでくれた人の心に
ちゃんと届いたかな
やっぱり、詩をかくのは難しいな
だけど、何でだろう、かいたあとはすごくスッキリするんだ
だから、やめられ ....
立ち止まっては駄目ですか
うずくまっては駄目ですか
這いずりながら前に進もうとするあなたが羨ましい
その勇気が眩しいのです
私の手をひいてくれませんか
私も共に地を這いな ....
午前一時七分
ごらん
粉雪が降っているよ
まるで天使の羽が舞っているように
今は
僕らだけの窓辺
君と一緒に過ごしたクリスマス
最初の告白
....
『あのね、お魚さんがかわいそうだから、たべれない』
・・・・はぁ?
なに言ちゃってんの?
仲間と切り離されて、卵も産めないまま
勝手に釣り上げられて、市場でてきとーな値段で売られて ....
たった二文字をいえなかったせいで
いや、いわなかったせいで
いまこんなにも、後悔してる
好き好き大好き
あいしてる
そんな言葉じゃ足りなくて酸素不足で苦しくて
ねぇねぇぎゅっとして
早くあなたに会いたいなぁ
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