すべてのおすすめ
秋の夕空は切ないね
全てを真っ赤に染めて
あんなに五月蝿かった喧騒も
やがて静かになり
完全な静寂がやってくる
私の人生の最期も
このようでありたいと思う
荘厳な夕日は
明日の夜明 ....
祈り捧げる
オリオンの夜に
わたしはあなたの首輪となりましょう
締め付けて
もっときつく
わたしの憂欝は
すでに蛇のようにわたしに絡まり
両手を合わせるのさえ
まるで機 ....
乾いたガラスの向こう側。
バイクが通って水がはねる。
はねる。
どこか遠くで救急車。
道を急いで水がはねる。
はねる。
白い空の下
黒い道で
踏みつぶされた水がはねる。
....
『LOVE』と叫んでみたところで
返ってくるのは鉛の刃
陰鬱な空を見上げれば
額に当たるのはRed Rain
未来からの使者は
苛々怪獣ばかり連れてくる
『薔薇色』という名のU ....
木枯らしが吹く頃には
僕はどうしているだろうか
木枯らしを受け止めて
一歩一歩前に進んでいるだろうか
それとも木枯らしに翻弄され
ころころと後ろに転がっているだろうか
夏に夢を ....
たとえば、
精密に作られたメトロノーム。
大きく右へ、大きく左へ。
素早く右へ、素早く左へ。
常に同じリズムを刻むために、
右へ振れたのと同じ分、左にも振れる。
ゼンマイが切れるまで、ずっ ....
闇を照らすランタンは
いったい誰が持っているのか
取り残された僕は
もう一歩も動けない
迷うことすら出来ないんだ
カボチャオバケのランタンでいいから
明かりをくれよ
道を照らして ....
名前なんてない
僕の詩に名前は存在しない
固定概念はいらない
先入観なんて必要ない
自由な詩なんだから
題名に
とらわれる必要なんてない
縛られる必要なんてない
ただ自由に
思うがま ....
快晴とは程遠い 灰色の空
本日 あなたはついに最愛の人の隣で永遠の眠りにつく
見守りにいけなくてごめんなさい
あなたの娘とその夫が
私の分も あなたが永遠に眠りにつく姿を見ています
....
秋のイチョウ並木道
枯れ葉を踏む音が哀しい
でもこの音が好きだ
リズムが少しずつ元気をくれる
だから哀しさはあっても
寂しくはない
夏の命の抜け殻となってもなお
心に響く木々 ....
埃っぽいよね
埃っぽいよね
埃っぽいよね 埃っぽいよね
埃っぽいよね
....
床に落ちたカンバスの上を電線の影が、行ったり来
たり。君はえんじ色のシートにひざを立てて、窓の景
色に見入っている。昼のさなか、大阪から京都へ向か
う各駅停車だから、人の影はまばら。遠慮 ....
響き
(響き)
朧夜が鳴いている
乳白の温もり
掌の母の心音
(迷い)
蝶に吸われて
ひらり
闇夜に零れる
(嘆き)
蓮の華 ....
文明の熱狂の皮の下で、いつでも戦争がにたりと舌
を出して笑っている。
*
たまの休みになると田畠さんは町を散歩するのが常
だ。そうしていつからか彼のお供を ....
覚えていますか
あのぬいぐるみのこと
楽しく遊んだときも
喧嘩をして帰ったときも
眠くてぐずったときも
いつも一緒にいたぬいぐるみ
ふわふわしてた
笑ってくれた
話してくれた
....
シロツメクサの絨毯の上で
君と僕の笑顔を飛ばそう
まるでモンシロチョウみたいに
ほら空高く昇って行くよ
消えないように
絶やさぬように
笑顔を飛ばし続けよう
穏やかな6月の午 ....
私の心を、
揺さぶる、
君からの、
愛してる、
は迷惑な、
メールだ、
なんてね。
求めてはいけない
何も求めてはいけないんだ
蔦に絡まれた僕の心
息を潜めて隠れているぞ
だからその心は誰も見ることが出来ないのだ
泉の周りで一晩中踊ろう
round and r ....
冬*
パチパチパチと雪が降って
コーラの缶を蹴ったら 少し上ではしけて
犬も猫も焼き鳥も みんな掘りごたつの中
人々のささめきだけが
しんと石ころになって 沈んだ
....
今まで吐いてきた嘘は数知れず
自分を護る為についた何て言い訳に過ぎない。
お前は嘘が上手だから、振る舞いだけでも良くなさい。
誰かが言った言葉。
嘘に嘘を塗っていたら、真実 ....
秋か来て
恋が終わる
楽しかった時間は
静かに波にさらわれ
打ち寄せられた貝殻が
夏の余韻を残すだけ
絡み合った君の指は
今はあまりに遠くて
青空を切り裂いていた白い太 ....
空は悲しみ色に染まり
やがて激しく泣き出した
あえて僕はそれを浴びよう
僕の錆びついた鉛の心
純粋な悲しみ色で塗り替えて
きっとその方が
素直に泣けると思うから
水銀みた ....
パパはお魚釣りに行ったよ!
君はカエルのような平べったい声で言うと
真っ直ぐ僕を見て、おしっこおしっこと喚いた
汲み取り式の便器が怖くて一人で行けないから
君のママが居るのに僕を便所に連れて行 ....
流れ星ひとつ
流れ星ふたつ
宇宙が放った僕らの希望
流れ星みっつ
流れ星よっつ
それは儚いものだけど
流れ星いつつ
流れ星むっつ
必ず輝く時が来るって
何億光年も ....
昔 うちの父さんは
カレーライスにソースをかけて
スプーンをグラスに突っ込んで
上から下までぐるぐる混ぜて
それはそれはおいしそうに頬張っていた
ある日 それを友達に
なにげなく話した ....
ただいま と思いながら両手を下に広げる
林檎畑は収穫のための作業で忙しい
陽があたるように実の回りの葉を取るため
晴天の日曜日 実家に帰る
草を分ける土の道 人の歩いた道
風にそれる 緑 ....
デッサンをする
かりかりかりかりかりかり・・・・・・ ・・・・・・ごしごしごしごしごしごしごし
嫌いなあの子の声がする
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガ ....
昔の自分は忘れた頃に
薄っぺらい所から
ひょっこり顔を出して
やさしく今のわたしを
いましめてくれる
「へそ」
夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
草むらは切り開かれ
キリギリスはいなくなった
裏山は切り崩され
クワガタはいなくなった
沼は埋め立てられ
ザリガニはいなくなった
代わりに蟻のような人間が来た
巣穴を広げ
....
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