それぞれの朝
うずら豆

深夜二時の静かな夜
てらてらと月が笑っている

朝焼けとともに草木は目覚め
さわさわとお喋りを始める

やがて歯車達が目覚め
ぎしぎしと電車に乗り込む

僕はそれを横目で見ながら
さらさらとした彼女の髪を撫でる

サイフォンがぽこぽこと
朝の訪れを告げている


自由詩 それぞれの朝 Copyright うずら豆 2011-09-13 23:32:53
notebook Home 戻る