右目
はるな


すぐに壊れてしまう街をつみあげて
あたらしい街を構えるが
それもまたすぐに壊れてしまう
人のいないすがすがしい街が好きだから仕方ない

罪のない言葉で誘ったので
言葉は罪だらけになってしまった
わたしはいつも間違えてしまうし
好きなものばかりを見た目は濁ってしまった

世界は変わらない
世界以外のすべてが変わるだけで


自由詩 右目 Copyright はるな 2014-11-20 04:13:58
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