すべてのおすすめ
僕はジミヘンドリックスになりたかった
ギターがまるでおもちゃみたいにね生きるの
きみにあえないときもギターを弾いている
シェリルクロウのように歌えてエルトンジョンのよ ....
愛する哲学者は『神は死んだ』と
我等に告げた 我等に教えた
その言葉は間違ってはいない
哲学者の言う通りすべての神は死んだ
そうでなければこれほどに
世界が無秩序で残酷になるはずはな ....
この箱庭を平和な場所にいたしましょう
雪の下には
クロッカスの球根を植えて
春がくるのを待ちましょう
小川を作り 犯した罪を流してしまいましょう
この箱庭を王国にいたしましょう
くさむ ....
ねえ、生まれてきた意味って 考えたことある?
ああ、あるね。
考えたってわかるもんでもないけどさ。
わからないことはわかってて、考えるんだよね。
多分さ、人は自分に価値がない ....
と
ある日の深夜
僕をじっと見る
餌の器をじっと見る
再び僕をじっと見る
知らんぷりして
パソコンに向かっていると
いつの間にか後ろに回り込んで
爪が出ていない肉球で
僕 ....
イマドキの女子にとって
バレンタインデーは
好きな男子にチョコレートを渡して
愛を告白する日では
もはやないようである
友チョコといって
親しい女子同士で
チョコレートを贈り合う日で ....
おばあさんが 一人
風に あたっている
何もなかったように
日曜日
特になし。私が在るだけ。
月曜日
遠回りなのか、近道なのか、そもそも行先はどこ ....
ぼくはかつて猫を飼っていた
あるいは飼われていたのかもしれないのだが
いつも隅っこの居場所で僕をみている
そんな猫さ
何も言わないけれど何もも求めないけれど問いかけてくるの ....
欲求不満熟女料理のタグはカレーライス
エヴァーノートウェブクリッパー同期して
外れやすそうな蝶つがいのようだ 僕ら
じゃがいもとにんじんとたまねぎとお肉を
キリリしイタメルルしニララして
お ....
何度も何度も
すべり降りた
体育館の屋根の上
つばめの弟
やってきて
もう帰ろうか
額をつけた
横断する春の粒子
ずっと眺めていたけれど
探しにいこうか
遠い昔に流された
小さな ....
何かが{ルビ蠢=うごめ}くのを背中で感じた
後ろを振り返れば
モゾモゾと動きまわる
何一つ微動だにしない筈の
心の虫は笑いながら蠢く
痒さは手では届かず
イライラで集中できない
....
夜に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
闇夜になるのが
淋しくて
誰かを想わずにはいられない
星に心があったなら
きっと淋しい心でしょう
たったひとりで
何億光年旅をして
誰 ....
ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる
雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ....
今を頑張るための
エネルギーに変わるキモチとは
何なのだろう
褒められる喜び
理不尽な世への怒り
空っぽの哀しみ
週末の楽しみ
あの人への愛や
失敗への恐れ
過去の ....
よく晴れた夏の日の朝、私は海岸沿いを走る電車のシート
に座っていた。ふいに砂浜のぬるい風が窓から吹き込んでく
ると、私が飲み干したペットボトルの中に、しゅるしゅると
渦を巻きながら吸い込ま ....
私は苺を潰して食べるのを無上の喜びとする女です。完全に潰すのではありません。
いうなれば半殺しです。苺を半殺しにするのです。
半殺し、などと、物騒な言葉を知ったのは、お彼岸の時だと記憶してお ....
朝のまどろみの中 鳴り響く携帯の着メロ
あなたからの モーニングメールだ
仕事で疲れて 起きられないわたしのために
毎朝メールで起こしてくれる 優しいあなた
色 ....
夢を見たのは僕で
明日を見たのは君だった
現実だって本当はわかってた。
はらはらり
粉雪が手の上で溶ける
それぐらいの時間で一番大事な何かが変わった気がした
粉雪みたい ....
あなたは
黒いショールの隙間から
少しだけ
見せてくれた
嘘も真もなく
構えもせず
力を抜いて
雲間の月のように
鉄筆で深く
刻まれた詩
人生の一片一片
散りゆく時を知り ....
失うものがなにもなかったなら
あなたとわたしは色でいられた。
あなたにもある。
わたしにもある。
子供なりにも事情がある。
大人にだって事情はある。
....
無性に活字の大きい本を読みたくなつた。老眼だから。出来れば薄つぺらい本がよい。根気が続かないから。一五〇頁位が手頃だ。しかも中身が空疎なものがよい。血の巡りが悪くなつて頭まで血が行かないからだ。重要 ....
どうもはじめまして
わたし「くまちゃん」と申します
とあるアパートの集合ポストの上に置かれ
かれこれ一年くらいでしょうか
わたしが「何か」と申しますと
まあ一言で分かりやすく申しますなら ....
今年こそ行こうねと やっとのことの格安バスツアー
強制イベントは トイレ休憩のサービスエリア
お土産ひとつ 幸せひとつ
寒いのに雨まで振りはじめる。
二年前に捨てた猫たちの事を思い出す。
どうにもできなかった、と言ったなら
私も誰も私を責めたりなんかしない。
....
左手はご不浄らしいけど
わたしって左利き
どうしよう(笑
歯を磨くのも
お箸を持つのも
字を書くのも左なんですけど
小学校のお習字の時間
せんせいから右手で書くよう指導さ ....
球い地球の表をめぐる水の一部が
立体の水槽に拉致された
左右にたなびく水草を移植し
静止した
とうめいな境界線まで
眼光のアフリカンランプアイが群れる
コントラストにまぶした ....
短歌を超える詩が、あってもいい
詩を超える短歌が、あってもいい
詩人も、歌人も夜はおなじ寝床で肌をよせあって
眠るのだとおもう
今日はもうなにも書けなくて
はやくお風呂にはいってあし ....
雨が降る日はねむれない。
目をつむれば嫌な夢
幻覚のまがいものまで見えるから
頭でもいかれたのかと思った。
あまりに私が眠らないので
男の人はお家 ....
雪が融ければ ぼくは
陽射しを探しながら
現れた冬の排泄物に
いつものようにがっかりするだろう
春が 出入りする雀のように
あちこちでさえずる時
ぼくは自分の年齢を思い出して
陽炎が ....
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からっぽな心 / 電車の影を追って
電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走す ....
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