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緑黄色野菜が嫌いだった
ほうれん草の葉の胡麻和え、甘くして誤魔化すのがやっとだった

体育が嫌いだった
決まって体育が出来る奴がヒーローみたいになった

眼鏡が嫌いだった
余計根暗に見え ....
パン作りに悪戦苦闘する教室の扉をそぉっと開くと
可愛らしい眼でこちらの様子を窺いだす

仲間外れされているとかの感情より好奇心が勝っているようで
親指を口に含みながらきょろきょろしてる
手足 ....
掴み損ねた言葉の
微かな尻尾を追いかけて
自分の中の暗闇を
遠い目をして彷徨い歩く

赤いサンダルを履いた
今にも消え入りそうな
小さな誰かに手を振って

片道切符を握り締め
 ....
人の耳にはピチピチなんて
明るい音ではねる鰯の水揚げ


にぎわう港から鰯そのものへ視線をうつせば
全身でわななく声が 流線形のまま突き刺さる


何万もの銀の鱗が震えている

 ....
彼女は言った。





この娘の唄って。



一聴するにうまく聴こえるかもしれないけど。

低音が雑ね。

最も悲しいことに

心が入ってないわ。




 ....
ハローハロー聞こえますか?

殺伐とした絵画の中で

その少女の顔だけが

まだ手をつけられていなかった
ふるびた懐中時計は

なりやまない秒針の音を

闇夜に響かせる

ふ ....
天地がひっくり変えるような出来事があった日も

バケツをひっくり返したように、とことん泣いた日も

小さな箱に閉じ込めてあった痛みが、

心を深紅に染めた日も

手首から血が流れた日も ....
僕たちは

諦めることに慣れていたのかもしれない


だから

島の美しさとか
戦の悲しさとか
人の優しさとか


全部全部押し付けて
なけなしのプライドで生きてきたのだ
 ....
客観的に見て、問題点を言ってくれる。
大事なことを気づかせてくれる。
忘れてたことを思い出させてくれる。
見ないようにしていたところに光を当ててくれる。
これ言ったらこう思われるとか抜きにして ....
「ブタが来るらしい」
マスコミで臆病人間が囁く

コーンフレークに注ぐ冷たい牛乳
ふやける前に急いですくうシリアルメニュー
私の朝食は海難救助に似ている、とは毎日思うことだが
それでは ....
期限切れの“愛してる”

捨てきれず抱いたまま胸の奥で微かに揺れた

ハッピーエンドは架空の生き物

期限を知らない

物語の中の
 
草のよこに
好きな
歌を並べる。

ロロロリル
ラル ──
今度誘われたら
断ろう、と思っていたらしい。
(あんまりじゃないか)
遠く崩れる雲を
見つめているよう ....
スライドする
月が笑う
夜の窓辺

憂鬱を孕んだ
胸が冷える鼻先

わたしはわたしの行方を
ポケットに押し込んだまま

吸い込まれる
終電の渦

たった1mgの錠剤で
繋ぎ ....
種類別名称 :お酒
商  品  名:水波一夏
原  材  料:米
内  容  量:500ml

格    言:酒は「粋」ではない。
注    意:お酒です。酔うらしいです。危険です。

 ....
私が犬だったら駆け抜けるでしょう

荒野でもなければ、廃れた街でもない

あなたの闇の中を・・・・


あなたは拒絶反応を起こし

その闇に投げ込まれた犬一匹をいかにして殺すか考える ....
新しいドライヤーだけれど
白くてやわらかい
両輪がふたつに割れる

夢に見たんだよ
耳の後ろの痛さを

口ばしる
側に
置いておいてくれる人の大切さで
判ろうとするのは
恥ずかし ....
分けもわからず

戦いの中で消える灯を眺めて

そこから沸き上がる

闘志の前に話し合いど意味をもたなかった

わからずやのペンギンは

空を自由に飛ぶなどといった

たわいの ....
雨が降り続く夜を
遮ってしまおうと
戸袋から雨戸を引き出しかけて
ふと 手を止める

視界の端で
何かが咲いていた

雨戸とガラス戸の隙間
わずか2cmの
薄っぺらな空間の足元 ....
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
夏祭りですくった金魚は
10年以上経った今でも元気で
水槽の中を気ままに揺らぎ
ときどき思い出したように
視線を合わせてくる

特に感情は見受けられない

小さな家の小さな水中で泳ぐお ....
じりじりとあがる気温に耐えかねて
とうとう藤はにげてしまった
山の中に
まだどうにか残っている
冷ややかな空気と
無口な水を引き連れて

 5月の山の青です
 より一層涼やかな青です
 ....
心地よい浮力を感じながら
どこまでも流され続けようと覚悟する
その心意気だけで日々を過ごし
世界を変えようとしている

隠れたセオリーを白日の元へ引きずり出す
幸せに繋がる/がらない/のか ....
電話のあなたの声がしゅるしゅるとしぼんでゆく
タイムリミットは15分

「ウルトラマンのカラータイマーみたいね」

3分の5倍あると思っても
沈んでいくあなたを掬いあげられないまま
電話 ....
ボーっとしてたらホフク前進で歩いてきたよ

絶望が

歩いていたら地雷のように出てきたよ

絶望が

ヤギのミルクの缶の底から出てきたよ

絶望が

僕はこうやっていつも

 ....
その詩を書いて僕は死ぬ

浮遊して目的もなく
受け取り人指定もなく
切手も貼られていない

これといって特別ではなく
目新しいところもなく
自己弁護も含まない

一人で生きる感謝の ....
 第七の封印
  ――Седьмая печать ――


碧玉や赤めのうを思わせる背後の
かがやく虹の現れた天空に座した、在って在る者
或いは吾が父である、偉大なる神は
ぶっちゃ ....
投げかけてしまうのは
簡単なことだけど
それでおしまいじゃないって
みんな、知っている

自分の足で立つことが
どれだけ大切かなんて
色んな人が色んな言葉で
語ってきたこと

それ ....
私は

「アンドロイド」か「人」かという区別を

ぬめり気で感じとる
平穏な毎日の中で思い出す
都合のいいきみは
なんだかアニメのようにチカチカして
曲がり角で衝突するために 疾走してみるのだが
ぶつかるのは壁ばかり
たかがメインカメラをやられただけだと強がり ....
仮に我々は静止しているとして
それでも地球は回っているのだろうか

仮に地球が回っているとして
我々が静止しているのだとしたら
動いているのは夕食
カツオ本来の旨味をたっぷり含んだ味噌汁
 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嫌いだったもの- 相羽 柚 ...自由詩2*09-5-20
夢あそび- 恋月 ぴ ...自由詩23*09-5-19
皐月闇- nonya自由詩9*09-5-19
さかなの目- 夏嶋 真 ...自由詩15*09-5-19
また明日などに何も- 高杉芹香自由詩1009-5-19
泣き空- こめ自由詩909-5-19
グルル- 三奈自由詩8*09-5-19
バスケットボール- 自由詩4*09-5-18
指摘- つゆ自由詩6*09-5-18
今日、銃と特殊防護服を装備した特殊部隊が私の学校を包囲するだ ...- ひとなつ自由詩2*09-5-18
制限区画内ストーリー- 徘徊メガ ...自由詩309-5-18
ピクニック- 吉岡孝次自由詩309-5-17
『蒼の日』- あおい満 ...自由詩16*09-5-17
ひとなつの町の酒屋さんに行ったら、お酒の後ろの白いラベルにこ ...- ひとなつ自由詩3*09-5-17
貴方は拒絶反応を起こし、その闇に投げ込まれた犬一匹をいかにし ...- ひとなつ自由詩5*09-5-17
スティング- 梶谷あや ...自由詩1009-5-17
ペンギンは空を飛びたいようです- こめ自由詩509-5-17
2cmの宇宙- nonya自由詩15*09-5-16
不透明な世界- 緋月 衣 ...自由詩17*09-5-16
金魚- あ。自由詩16*09-5-16
初夏の逃げ道- 亜樹自由詩309-5-15
心地よい浮力を感じながら- kauz ...自由詩8*09-5-15
脳内麻薬- 渡 ひろ ...自由詩21*09-5-15
ごくありきたりな詩- ひとなつ自由詩1*09-5-15
その詩を書いて僕は死ぬ- 瀬崎 虎 ...自由詩7*09-5-15
第七の封印- atsuchan69自由詩11*09-5-15
繰り返す、のは- あ。自由詩7*09-5-14
どうせストライクしか投げてこないバッティングセンターで、「選 ...- ひとなつ自由詩2*09-5-14
パーソナルカラー- 佐々木妖 ...自由詩5*09-5-14
セイウンスカイ- 佐々木妖 ...自由詩2*09-5-14

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