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消え入りそうだったんだ
夜明け前に
悪夢で目覚めると
孤立に窒息して
消え入りそうだったんだ

そんなとき
何気なく手を差し伸べてくれる隣人が居た

「水が欲しいんだろ」、
ってト ....
動かない川の水に、
漆黒と銀白の陰陽
濃密に混じり輝いている

対岸の雑木林、
淡い陽光に照らされ
そよとも揺れず
枝絡み合い重なる奥に
白い空間 ぽっかり開く

凝視されている気 ....
あァ、
もうこんな時。
刻限を忘れるほど
夢中になっていたか

あっという間だった、なぁ。


顔上げれば一面炎のよう

夕日がきれいで
朱色に染まる体
泪は無色
なんで色付 ....
粥をすすって居たら
出血して焦った
夢の中で君がほほ笑む
アルコールが
夜明けに零れたようだ
五月は眩しい
意志が優先され
寺山の季節が来た
ルビーギリスとむつみ合う事も忘れて
遺影 ....
ひざまづいてしまおう
 ーもういっぱいいっぱいのときは
ゆだねてしまおう
 ーもうなすすべがないときは

こうべを垂れ土の上に額を擦りつけ
自らの血と熱を地球の青さに流し込む

秋口が ....
ただ泳ぎたいだけ
ぷかぷか浮いてたいだけ

どこの海かは問題じゃなくて
夏の海こそが
帰りたい場所なんだ

泳げば忘れる
いいことも悪いことも

自分が生きてることすら
フナムシを怖がる
都会の子供たち

岩棚から
クリフダイブして遊ぶ
地元の子供たち

彼らはそれぞれ

何度目の
夏を過ごしているんだろう

夏は永遠に巡ってくるけど
命に永 ....
赤い目に睨まれて
堕ちる男 ひとり
酔ったように
ゆれる蝋燭に照らされ
快楽を貪る

青い舌に舐められた魂は
火の海を転げ回る

苦悩の幕開け
罪に溺れる

エロスが暴走する闇 ....
 噂話で伝わる

 いい人ね

 食事御馳走になった

 荷物持ってもらった

 話を聞いてくれた

 過去形で

 未来への言葉がない

 やさしい人

 いつま ....
みつばちのささやかな羽音に
ひかりが絡まる
かけてはうだる夏のあかるみに
みせびらかした琥珀色
やわらかな土を踏みならし
踊ったあしもとに
すこやかな針をさしとおしては
はれあが ....
瞼は重く 早々に

店じまいでもしてしまおうかと

言わんばかりの思考回路

タッチパネルの感度が落ちていく

人と機械の融合

ありえない話ではない今の時代


頭は重く ....
私の瞼に咲く花は
いつも明るく黒い色をしている
明るい黒い色は
ナイフで切り刻まれた
唇の笑顔になって
翼のようにひろがっている
空を見上げては
飛びたがっている
私の明るく黒い花は
 ....
工事現場の空を
トンボが
とんでいた



過ぎ行く夏に
思い出の詩たち

とまどい
惑った
言の葉のリボン

また来る夏のどこかで
ほどけばいい

それまで
しまっ ....
生きるのがキツイ
意志が萎えて
今日を乗り切る
ので精一杯

タイトロープに身を預け
垂直に落ちていく時間を想う
足場を失くし耳切る大気の音は
いつか見聴きしていたリアリティ

遥 ....
何も言わずに其処にいる

決まったところにいる

適度な距離感とも言える

微妙な距離感とも言える

手の届かない場所にいる


まるで太陽、でも太陽のように

万能でないこ ....
描きたいものを描くのは

素晴らしいと天才だって

環境や話題性もきっと

其処には存在してる

手を抜きたく無いのだろうね

環境や材料、

それに君なりのプライド
 ....
風が吹いてくる
夢をさらって 追いまどい
所かまわず星を散らす

遠くから歩いてきた
揺れる陰に怯え

さまよい歩く道の果て
落ちてきたリンゴを磨き上げ
かぶりついた 

罪の味 ....
今日も雨だね、

そうだね、と返す

季節外れの雨好きよ、

君も物好きだね、

無名のコーヒー飲みながら

僕らの会話は続いていた

湿気と雨が纏わり付いて

苦手だった ....
暑い 暑い 暑い
暑さから逃れるがため
ほおばるかき氷の山
アンタは リスか
制止の声を無視して
忘れられない腹痛の山

海だ 花火だ お祭りだ
盛りだくさんのイベント
僕らの天国、 ....
太陽よりも早起きで電気もつけずに外へ出た
のまれていく忍び寄る追憶から
逃れる術ないことを知っているのに

幻想と現実の狭間で引き裂かれて
しまいそうさどちらに行くことも
出来ぬまま守り ....
暑い日に大きなあくびをひとつ
団扇で夏をかき回し
もう一つあくびをうって
横たわる
畳と麦茶の匂い
誰かと猫と夕焼け
待ちぼうけ

風鈴一つの高音
虫の音
花火よ火花
とりどりに ....
移ろいの中で
影がゆれる

レトロな風に
吹かれて

アンティークを並べ
空へ

幸せは
あたりまえの中に
あるから

優しさにつつまれ
モノクロームを
見つめる
ああ なんていい風だろう

みんみん蝉が緑の木立に鳴いて
大きな鳥が素早く飛び立ち
鬱々とした気分が
涼やかに洗い落とされていく

この高曇りの八月十一日

[目を閉じれば未だ
橙 ....
響きの粒子揺れている
暗がりから明るみへ
ゆらゆら粒子の揺れに揺れ

生きる糧としての音楽は
わたしの孤立を心の穴を
響く旋律振動で充たし
新たな力を注ぎ込む
そうしてわたしは立ち上が ....
しかめっつらしてないでさ
むりやりにもわらないでさ

ぽかんと空をみようよ
窓がよごれていて
みがきたくなるかも

ふしぎだね
むかしもいまもこのさきも
どこかではかならず
ひとと ....
趣味で生きているんです
死ぬこともできるかもしれないが

くだらなくとも
生きてゆくことが
せいいっぱいの趣味なんです

まだまだ生命活動を続けたいと
こころが言っているようなので
 ....
日々の暮らしの中で
言葉の海を泳ぐようになった

なにが良いのか
悪いのかわからぬまま
てきとうに
真剣に詩を紡いでいる

私という一人の男が
悩んだり
叫んだりして
右往左往し ....
コトコト走る
1両編成の海鉄を見ていると
失われた何かに気づく

錆びたレールの上を
一面の田んぼの中を
むせかえる緑の中を

ゆっくり走る
その可愛らしい姿

もう二度と
見 ....
田舎の
海辺の町は

夏だけ賑わうことの証に
朽ちた郷愁を見せる

古びた町並みは
時代に忘れ去られ

潮風にさらされて
風化した屋根が
陽炎のように歪む

人も少ない真っ青 ....
虫の声もしない
深い月の夜に
貴女は私に
ピアノを弾いてよと

貴女だけが
観客で
貴女のために
ピアノを弾きましょう

私を見つめた目からは
何も感じられなくて
悲しみも
 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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後もう少し- ひだかた ...自由詩517-8-19
海月- ガト自由詩3*17-8-19
夏休み- ガト自由詩3*17-8-19
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