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  もがりぶえを真似し始めた
       公園のそよぎに
もつれ雲も羊雲も戸惑ったのか
  淡いひかりだけが寂しげに
 鬼瓦の眠る家並みをふちどる
           そして
ゆがんだ ....
{画像=111007205854.jpg}
  
 青

画用紙に青いインクを零したら
晴れやかな空になった
青いフェルトに涙を零したら
透明の染みになった

道端の石ころにも成れな ....
雲が ぶんぶん飛んで行く
クローゼットに投げる 枕みたいに

川が びゅんびゅん流れていて
魚たちは 光のようなスピードで 海に殺到する

せわしないな
かみさまが 居眠り運転をして
 ....
風の色が 澄んでゆく
そろそろ厚着を しなくちゃね
石油の香りが 恋しくて
灯の色を 浮かべてる

急く気持ちを 忘れたら
ぼちぼち読書を しようかと
サガンの本が 恋しくて
少し瞼を ....
{画像=111007000549.jpg}


窓ガラスに映る大空は青く
青いパネルの上に白い雲が貼り付いていた
冷たい空気が流れ
机や椅子は緊張している
床の上には煤がざらつき
チョ ....
クリスタルで覆われた街
音も無く忍び寄る爆撃機
頬をつたう血の香
逃げ惑う人の群れ

此処が何所だかとうに忘れた
何がなんだか判らない日々
手をつないでいた彼女は消え
二の腕から先が無 ....
おや
朝の電車に 赤いランドセルふたり
姉妹かな,
ホームに残った母親に 手を振っている

柔らかな両手が動く
声にならない 唇の動きと一緒に
よどんだ空気を切りながら
僕 ....
さくほ のざらし せに まいわき
みおり みずお くらり めにおつ

んゆらま こひ えあぶり しずき
むつて たかれ おりもひ すずろ

ぬかるむ つのり けしのむ さち
ゆむひ もる ....
乾き始めた体が
 
今 欲するのは
貴女と云う名の海
 
ただ 名も無い
いまの“わたし”では
 
ただ 同じと
海鳥が鳴いた
 
さて あのすすり泣き
深夜不気味な静寂の中
心の中を踏みにじる
遠吠えのような鳴き声と
嗚咽を漏らしたすすり泣き

寝静まった街の中
街路樹に風 だけがざわざわと
聞こえぬふり ....
静寂の中
聞こえぬ音が
漂っている
リアルな凹凸
まだ見ぬ実体

見はなされ
おびやかされ
晒された者の
裏返る脳裡
粘液質のものが痛々しく
外気に触れられてゆく

これ ....
手の中で粉々にした蝶
鱗粉がまとわりついた指
幼児の残虐性が目覚める
自分の手の中での理不尽な死
鱗粉で彩られた指 虹色に染まる

まとわりつくような夏の暑さに
気だるい顔をした少女
 ....
風に靡く黄金色の原の影

命のバトンが渡されてゆく

円環が不満で逃げ出す者も確かにいるが

伸びた影が同化するまで私は此処に立っていたいと願い続ける

そして

引き継いで何かが ....
降りそそぐのを
右から整列させる
ぼくはもう
だんだん
目が暗くなっている
あかるいテレビから
もれる笑いごえが
喧騒が
壁をつくる
あしもとをぬらす
ぼくは
もう
だんだ ....
暖かい掌 冷たい掌 柔らかい掌 硬い掌
掌には いろんな感触がある

幼子のちっちゃな 紅葉の掌
老人の節くれた 皺だらけの掌
掌には いろんな人生がある

愛し合う恋人たちが 握り ....
子供が鈴なら 親の愛は それを揺らす風

世界が鈴の音で いっぱいになれば いいのに
かみが かわくまでは
はにかみで あいせそう
つきのうらがわの めつぼうのあらすじも
かわいた だいちの のろいのことばすら
そよぐ水草、駿馬のたてがみ かみが かわくまでは

 ....
あきらめてみる

たとえばわたしでいることをあきらめてみる

すると亡くなった母のこととか
ひとりぼっちの寂しさとか

なんだかふぅっと身軽になれて

お線香のくゆりは相変わらず苦手 ....
駅までの15分



キンモクセイの匂いが

日に日に濃くなってゆく



秋の日差しは暖かい

暖かくて気持ちがいい。



3ヵ月なんて嘘みたい

 ....
ニンゲンは幸せだ
猛暑の代名詞になることもなく
熱い息をイライラ吐き
しばしば彼らを罵倒する

(やつらは実に暑苦しい
いっそ冬に産まれてくれればいいものを)

ニンゲンは幸せだ
数 ....
なんどもしたね
なりゆきに任せて
なんども死んで
生き返った


しあわせだった
そうと気づかないほどに
1限の講義は起きた時には終わっていた
2限の講義は遅刻してまで出たいと思わない

何となく携帯電話をいじっていたら
絶好のタイミングで彼女から着信

出るの早いねってそりゃそうだ
ちょう ....
携帯電話の電源ボタン



電話を切るとなんだか

泣きたくなって涙が涙が



すきですか?と聞いてみて

すきですと返ってきた



途端に嬉しいか悲しいか
 ....
ドット絵の竹林を歩いていた
瀕死の仲間達を引き連れて

ボスを倒して洞窟を抜け出した時
竹取りの村はすぐそこに見えたけど

遭遇した鬼から痛恨の一撃を受けて
最後のセーブポイントまで戻さ ....
  わたしはあなたを愛しています
  日は沈み夜が街をつつみます
  空を飛んでいた鳥たちは
  どこへ消えていったのでしょうか
  わたしはあなたを愛しています
  なぜならあなた ....
都会は公園が狭い

そこらかしこに人々が置き去りにした言葉がころがっている
威力のない不発弾ばかりだ
今は放射能だかセシウムだかで
こだまのように響いていた子供たちの声もあまり聞こえなくなっ ....
十月の午後の坂道は
陽が傾くほど急になる

呆気なく転がり落ちていく
未消化の棚牡丹と
未開封の地団駄

十月の坂道の午後は
追い縋るほど暗くなる

勝手に暮れなずむ
未完の ....
 
陽気なハリー

今日も命を削って商売繁盛

そして、sold out!


 
可能性は宇宙よりも無限
膨張していく宇宙よりも遙か
遙か背中を追って
{ルビ僕等=ぼくら}は{ルビ久遠=くおん}と疾走していく

広大な海原に踊る大星雲
幻でもない想い人たちが
明星より ....
遠いところから吹いてきた
風を感じている

静かな部屋
月光が射しこんで来る
月を見上げている僕の姿は祈っているように
見えているのだろうか

忙しい日々にかまけて
貴方と向き合うこ ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
失われた空(二)- 信天翁自由詩111-10-7
【_トリコロール_】- 泡沫恋歌自由詩14*11-10-7
雲がぶんぶん飛んで行く- さすらい ...自由詩7*11-10-7
移ろい- 雪路自由詩311-10-7
教室_/_昔通った中学校の木造校舎が博物館になっていた- beebee自由詩24*11-10-6
救援物資- あやとり自由詩3*11-10-6
沈黙するお喋り- 御笠川マ ...自由詩911-10-6
え_な_しずか- 砂木自由詩9*11-10-6
渇望の抑止- 徘徊メガ ...自由詩411-10-6
夜の唄- ……とあ ...自由詩7*11-10-6
覚醒する幾千の日と夜- シホ.N自由詩411-10-5
夏の贖罪- あやとり自由詩1*11-10-5
新米を喰らう季節に- 徘徊メガ ...自由詩111-10-5
整列- はるな自由詩511-10-5
【_掌_】- 泡沫恋歌自由詩8*11-10-5
鈴の音- さすらい ...自由詩6*11-10-5
かみが_かわく- るるりら自由詩21*11-10-5
見つめるひと- 恋月 ぴ ...自由詩3011-10-3
中央病院から- ハリマ自由詩311-10-3
黄昏ナツの一生- 佐々木妖 ...自由詩7*11-10-3
なりゆき- はるな自由詩311-10-2
自主休講のススメ- 1486 106自由詩311-10-2
キンモクセイ- ハリマ自由詩211-10-2
竹取りの村- 1486 106自由詩211-10-2
Baby_I_Love_You- 草野春心自由詩5*11-10-2
息子、七ヶ月- ゆるこ自由詩611-10-2
秋風- nonya自由詩19*11-10-2
陽気なハリー- 殿上 童自由詩12*11-10-2
可能性- subaru★自由詩15*11-10-1
遠いところから- kauz ...自由詩6*11-10-1

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