すべてのおすすめ
溶け出す恋は
まるでチョコレート
甘い香りに酔ってしまう
君のハートは
まるでアイスクリーム
甘いくせにツンツン冷たい
一口舐めて溶かしてやろう
とろとろと流れ出すまで
感 ....
真に円いものなど
何一つとしてありえない
にもかかわらず
孤独を円く円く
よりやすらかなかたちへ
よりあたたかなかたちへと
僕はひどく愚かだった
とはいえ限りなく球体に近く
蹴っても投 ....
お菓子はね、子供や、それから男のためにあるのよ。
甘いお菓子のにおいに騙された子供は従うようになります。
とろけるようなめまいの中で男は幸せになります。
子供も男も基本は同じです。
ホームメイ ....
足音は雨音に紛れ
身体は真夜中に紛れる
微かな人とすれ違うが
みな傘を手に雨よけに夢中で
真っ直ぐ歩いていく
傘を手に飛び出てはみたが
差す差さないで迷ってしまう
肩へ着地した滴 ....
柔らかな緑の草で
指を切ったら毒
血に書いて 流れた塊
草の水脈を焼く
告白すべき晴れ渡った青空の下
汗に隠れた熱の音
茂る 土の影
崩れる 白い月
分からない
何も分かりたくないしニータニータいたい、たしくわらっていたい口元の傷隠して笑っていたい
頭でっかちの前向きが窮屈に耐えかね鈴生り走ってった夏
青白く誘う街灯に触れ指紋が1つ消えた ....
{引用=
( 乾いた木のままでは つらいのです )
( 秋がやってくるなら なおさら )
通り雨の大粒な なみだのような冷たい滴に
もうこれで 夏が終わるのを知りました
すぐにや ....
見上げれば一番星
こいつは絶対降ってこない
降ってくるのは飛行機ばかり
そして魂が登っていく
『一番星よ 降ってこい』
滅びを望んで夜空に願う
みんな一緒に天に登ろう
重力か ....
いっぴきの蝉が
務めを終えたように
仰向けに落ちて
空をひっかいている
親しんだ木々の幹に
戻る力はもう無い
おまえの瞳が
磨きたての宝玉のように
くろぐろと光をたたえるのが
....
ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
それはとても危険なことで
....
開かれていない
扉は
開けることができる
予感のうち
大通りを歩き
天秤は傾ぐ
路地か聖性か
重なる街
歩行
ときに白い肉
指の腹
青に砂
....
あ、あれ嘘ですから。
って、
信じてどうする。
また愛を怠って
また後悔などして
わたしは、いまだ愚かです
町には、
都会の路傍の実を摘み
ジャムを作る女もいるのです。
黒く指をそめながら、
けして与えられるものでも
買うものでもなく
何かを知るために。
立ち枯れる花たちが、
夏色を ....
明日は大好きな
カラオケ
ハナミズキ
瞳を閉じて
各種メドレー
皆に声が澄んでいて
迫力もあって上手いと
誉められる。
皆が呼んでくれる。
極めつけは
ARMED AND ....
私の神様を殺したのは私だったような
それとも世界だったような
どちらにしろ
全てが台無しになって
しばらくは半狂乱で
泣いていた
もう一回つくらなくちゃ
私の神様
白々とした蛍光灯
清潔な薄いグレーの床
僕の影を映し出す
ツンと香る消毒アルコール
ナースが忙しそうに動いている
『ああ、病院に居るんだな』
と思う
不安げな患者達は
診察 ....
あの夏にいたあのこは、
目眩の見せた幻。
輪郭のない蜃気楼。
茹だる午睡の短い夢。
もう会えないけど、それでいいの。
私大人になったから。
愛しか数えたくないのに
私の変換は
愛でなく 哀とでて
悲しくさせるのです
人差し指が枯れるほど
押しているのにみつかりません
あなたのかいたさよならが
削除されずにそこにある
....
もう見慣れたものさ
のんだくれの青空ベッドなんて
誰も起こしたりしないよ
シャツの下ボタン肌けて仰向けに
観音菩薩の表情(かお)はいまも石川さゆりの膝枕なんだろうけど
酒やけで毛穴全開サ ....
隣のビルが見つめている
夕焼けの頃
熱い視線で
緋色の丸い目玉
上から下に舐めるように
ニヤリと笑うエントランス
時々人を喰っている
宵闇が訪れると
目玉は見えなくなり
....
空の青と
花の赤を
重ね合わせた
君の可憐のマゼンダを
追いかけ過ぎて
森の緑を彷徨った
森の緑と
空の青を
擦り合わせた
僕の弱虫のシアンを
飼い馴らせなかったから
花 ....
光に目を凝らすと
色彩が失われ
あらゆるカタチはこわれている
ひとつの塊にしかみえなくなっている
蠢くものの姿がみえない
ほかと選別できないから言葉がうかびあがら ....
夜の散歩に出掛けた際に
無数の小さな光たちは
私を少年時代へと連れていく
できるなら、ここへ来ることは避けたかったのだが
不意に遮っていったかつての残像は
無罪の色をしていた
....
少年が銃をぶっ放している
ブサイクは恋に夢中だった
少年が銃をぶっ放している
とある二人が永遠の愛を誓っていた
少年が銃をぶっ放している
ニートは親と自分に言い訳を続けている
....
小さな木の箱に
青灰色の小石が入っている
特別な宝石や鉱石ではなく
河原に幾らでもある
丸っこいありふれた石
箱の中に白い布が敷かれ
その上に置かれている
箱は石の為の棺だ
あの人 ....
夏空からのさそいは、
手にあまる 光りの束
私は私が赤く錆びてしまわないように
少しばかりいばった母親の顔になって
子供達の好きなパンを焼く
summer’s kitchen
女の ....
すずめをひいた
会社に出勤途中
青空の下でひいた
フロントガラスからみえた
ちゃんと道の上を横切ったのに
なんですぐ私の車の下に引き返すの
くちばしから餌を落としちゃったのか
あ ....
暑い暑い
熱帯夜の入り口。
夕暮れを過ぎて、
思いだすのが
汗の冷えた君の背中なんて。
今日のあたしは
ほんとうに
どうかしてる。
からん からん
下駄が鳴る
くるん くるん
風車が回る
一歩ずつ前に進む
そのつもりだった
でも運命は
同じところで回ってるだけ
決まった時間にニワトリは鳴き
日々は ....
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