すべてのおすすめ
 ――起床、起床! 

スチームを切られた鋼鉄の部屋の恐ろしい朝、
一夜の温みをようやく蓄えたアクリル毛布を剥ぎ取られ
既に凍り始めた虫襖(むしあお)色のジャージを脱ぐと
柔い生肌のかよわさ ....
冷たい夢 もわんもわん
目覚めの悪い 午後二時

休みが不定期な君に
あわせてとった有給休暇

綿密にたてたデートプラン
直前になって水の泡

しかたのない理由
優しく受け入れるの ....
原付の女性は頭から浅い砂利のプールに落ち
彼女は救急車で運ばれ視界から消えた
目撃したのはたったそれきり



知らない十字路で同世代の会社員が跳ねられ
乗用車が反対車線のトラックに突っ ....
夢を観ていた
広い空の下で
あなたと二人
幸せな香りが二人を包む

なのに
花を手にしたその瞬間
私は今に目覚めるの
蛍光灯の光をまとって
汚れを隠し
微笑み続け
私はここにいる ....
   「ほら これでも食っとけ」 
   そう言ってメクリあげたスカートが ひるがえった空に
   燃えて 灰になっていった 秋

   喫茶店の横でたむろしながら
   目線でくねくねと犯 ....
  抱きしめて 歌を (歌を、)



  あなたの 匂いや 
  あなたの 皮膚や 
  あなたの 内の世界

 
    特急電車が好きだった 普通電車と違って
    特急電 ....
これは明日のパンだと言われた
これは明日に辿り着く岬
丁寧に描かれたここは通路
これはあなたの横顔を書いたつもり
気遅れした線が
紙への浸透で変わっていく
並べられた額縁のそれぞれのう ....
 妹はよくセックスは嫌いだと言った

「恋人も嫌いさ だって鬱陶しいもん 恋って何だろう ふん
 そんなもんがあるとしてさ
   
 ・・・私さ ね 人が隣にいる体温が、熱さが好きなんだ
 ....
公的敵性と公的聖像を繋ぐ、企業のイメージ
ロマンスの花束

GOD≠DOG
神は犬か?

時に嘲笑、
僕の復活。




平凡な人の
クラスター爆弾よりやかましい言葉達
、 ....
人であるために必要な何かを落とした
それは必要なくなったので



沈みゆく太陽に
またねと手を振ること
飛び立つ力を失って地面でもがく蛾を
目で追いながら
ひょいとよけて歩くこと
 ....
 クリリンが
「くそ〜、俺もいっぺん結婚してみたかった」
 って死にそうなときにいつも言ってた 
 ああ言ってるけど あれはきっと
 死ぬ前に一度セックスしてみたかったということだろうと思った ....
 光る君の歯を透かして見たらば私、何の悔いもなく
 三回転半、ラビオリジャンプ
「生きる
 というのは、」
 君、プールサイドの哲学者で、
 編み椅子に優雅に身を横たえ、うん、
 これがか ....
私の知らないトコロで


また一つ傷が増える。



私は傷つかないまま

誰かの傷がまた増える。


それは私がつけた傷。

無意識のうちにつけた傷。

私がそれに気 ....
その痕は

痛いほど澄みきった
マイナス42℃の夏空を覆う豪雨のよう



歪みきり揺れては
捻れ滲んだピンク色の粒子


埋め尽く
された聴覚は光化学スモッグで視るアリゲー ....
よどみない涙の音がする
あなたはいつも隅にいる
渚の色に似たものよ
深海ににたあなたの涙よ


やわらかな光があって
それを与える指がある
雲は陶器のようだよ
空も風ももう優しいよ
 ....
唇の奥に見えた虹
忘れゆく定めとしましても
瞼の裏に潜む今
流れる水はつゆ知らず
あきらめきれない私の足は
幾つの海を渡れましょう
昔話を語るにも
馴染んだ舞を踊るにも
まとえる衣がな ....
軋む骨 滲む血

白い皿の上に横たわる 頭部のない私の死体
当然の帰結のように
導き出された答えのように

あるいは悪い夢のような日常を終わらせるみたいに

夜毎 夢の中で惨殺される私 ....
黒目勝ちな瞳で
何を 見る

天然の朱に彩られた唇で
何を 語る


平らな胸に秘めた
紡ぎ事を
誰が知るだろう


揺れる花に
想いを寄せた日

誰かの幸福を祈る
 ....
小さい頃は、世界は狭く

繋いだこの手がすべてだった


他人へ愛情を求めていったのは

いつからだったか


全てを分かり合う事はできない

それが定め


所詮は他人 ....
あの頃に戻れるとして
(時計の針が逆に回ったとしても)

ここから
あの頃に戻る旅程に費やすものと
これから先に進む時間とは
夕焼けの回数ぐらいしか
違いはないのです

つまり
生 ....
楽しそうに微笑むね
嬉しそうに笑うね
優しい顔で悩むんだね
キレイな顔で泣くんだね

丁寧にカレーを食べるんだね
熱くなさそうにコーヒーを飲むんだね
先週挑戦して失敗したカルボナーラ作り ....
足元が霞んでいく
進むごとに
そんなこと
とっくにお見通し
突き出した指の先
新しい冬の風が
舐めていった


夢を見てたんだ
極彩色の
鮮やかな天国
ああ
過ぎていった季節 ....
心に
焼き付けるものを
得られた

心で
叫ぶものを
獲られた

それなのに
喪失感が
どことなく
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
おめかししてまいりましょう
からす瓜もほんのり色づいて
アザミの花が熱いため息ついたから
あなたに逢いたくなりました


おめかししてまいりましょう
赤いカエデに負けないように
くちび ....
貴方は、

私の、わたしたちの標の
星。



(悪魔の概念を指し示せ、けれども溢れ出る優しさは隠さず に)



ショッキングピンクの大気上、10代の熱狂を
詰め込めんだ12 ....
やたらと
犬が吠えると思ったら
今夜は満月だった


クルクル巻いた
オレンヂ色のマフラーや

ヒソヒソ内緒話をする
双子だとか

そういったものには
もう 懲り懲りで
 ....
もがいて

苦しんで

傷つけて





希望なんてないのだろう?

この世がどんなに残酷か

知っているのだろう?


自分の無力さも

知っているのだろう? ....
全てを、そう

寂しさで塗り固めて


寂しさに囲まれて

生きていたら


いつかしか

寂しいなんて感情は

消えるのだろうか









ひ ....
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている

田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い

手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海の彼方、_☆- atsuchan69自由詩6*07-11-30
目覚めの悪い木曜日- 北大路京 ...自由詩8*07-11-29
不安- 佐々木妖 ...自由詩7+*07-11-29
Go_to_one's_dreams.- 揚羽 欄 ...自由詩6*07-11-29
ジャズ・マシーン- 鴫澤初音自由詩207-11-28
歌を- 鴫澤初音自由詩207-11-27
創書日和「指」_Touch- 大村 浩 ...自由詩6*07-11-27
初旬、二七日- 鴫澤初音自由詩507-11-26
No.5の夢- やまぐち ...自由詩207-11-25
必要- 佐々木妖 ...自由詩11*07-11-25
ねえ- 鴫澤初音自由詩207-11-24
ぐるる、三回転半- 鴫澤初音自由詩207-11-23
マル- 三奈自由詩5*07-11-19
World's_End_Scratch_Wound.- やまぐち ...自由詩607-11-18
海岸通り- アヅサ自由詩4*07-11-17
月影- 揚羽 欄 ...自由詩7*07-11-17
獏の喰う夢- 朽木 裕自由詩4*07-11-15
天然少女- サバオ*自由詩6*07-11-13
新世界- 三奈自由詩5*07-11-11
ここへは戻らない三百六十五の理由- たりぽん ...自由詩807-11-11
みちのきみ- 智哉自由詩207-11-10
初冬- さき自由詩1007-11-10
糸に土って- FUBAR自由詩6*07-11-10
五つ目の季節- なつぎ自由詩27*07-11-10
あかね色の慕情- 渡 ひろ ...自由詩24*07-11-9
☆☆≠$- やまぐち ...自由詩507-11-9
掌の上の真実- サバオ*自由詩407-11-8
- 三奈自由詩3*07-11-8
知らなければ- 三奈自由詩4*07-11-7
- 小原あき自由詩39*07-11-7

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