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ふくろうは飛び去らなかった!子供が死んで、その子供に捧げられている音の数は少なく、和声は簡素ながら、鐘のように心を静かに打つ。失われた時間へのなごりおしさのようなものが網のように聴くものを包み込む。美 .... 笑っている
見下ろされて恥ずかしくなる
毎日は
知らないところで進んでいた
取り残されたような寂しさが
独りぼっちみたいで悲しかった


 あの、
 昼間に薄く青くなる
 広大な陰 ....
たとえばいつか
時計の針が十五時を指したら
南向きの窓辺に腰をおろし
熱いミントティーを飲む
白壁とコバルトブルーのきらめく
シティ・ブ・サイドのカフェにいるように
乾いた風が吹いたら
 ....
写真にない記憶の中で
四つ葉のクローバーというものを
探し当てた
四つという概念に覚えがあり
クローバーというものをすでに知っていた
だからこれが
初めての記憶ではなかったのだろうが
初 ....
夜は泣いている
あの星の輝きは涙の輝き
青い瞳の奥底からあふれて来る
真珠のような涙の輝き
あちらこちらで涙を浮かべた
悲しい少女の星よ
なぜに夜に泣くのか
この静けさの中で息を殺して
 ....
ある人は
上手にすくったものを
目を細めて ごくごく

ある人は
上手にすくったものを
パンにつけて ぱくぱく

ある人は
上手にすくったものを
塗りたくって べたべた

未だ ....
たとえば
履き潰し
捨てるつもりだったスニーカーを
いまだに車へ立てかけている
何度も体温を通わせた
足に馴染みきった身体を

物を
肉体を
引きずって

これは道具なんだと
 ....
(カウントして、さあ!)

笑えばいいかみさまのイコン

ついこないだまで生きていたと、信じないなら問題なかろう

すりこまれた誠意

フォルテッシモより馬鹿げたメルシー

ファイ ....
すいかの「す」
きりんの「き」

「すきやき」の上2つ

たぬきの「たすき」



・・・どうして素直に「すき」って言えないかなぁ
{引用=体温の変化って
すごいね


+



うるんだ夕刻の
スプリンクラーからは


しずまないでいる陽が
不遜で
わたしたちは
落日みたいなことばで喋る

 ....
すべての数が
奇数であればいい
あるいは
すべての多角形が
三角形であればいい
それもできれば正三角形で

そんなことを思ってしまう朝はおそらく
何かをあるいは誰かを
探す夢を見てか ....
     一

 細かな枝をつたう幽かな震え
 桧皮色の樹皮を湿らせ
 梢を這う、自動律たる水の脈動 )))
 沁みゆく荒地の渇きへ
  一滴、
 地球システムを孕んだ涙のかたち

 ....
もう疲れたよ、終わらない迷路
ずっとおんなじことばっかり考えてる
毎日なんにも進歩がない

『もう忘れた?』『やめよう』『でもやっぱり』『ごめんなさい』『でもやっぱり』『好き?』『本当は』『い ....
ひとひら
白い花びらのように

ひとひら
優しい言葉のように

私の髪に 肩に
静かに舞い降りてくる


思わず手を差し出したら
ひとひら
掌の中 ふわりと落ちた


こ ....
scene1

箸で造った橋の端を走る



scene2

書いた貝を飼い、絵画を買い足した甲斐があった
今の世の中明るすぎる

もし支配が可能なら
是非とも夜に闇を返したい

赤いドアのみならず
ありとあらゆるものを
黒く、黒く、黒く

住宅街の屋根を滑る
おぼろげな月明かりの下
 ....
パソコンは行間に
椅子のない背もたれを 普及させた

鉛筆とは違って
垂直に線が 交わるかもしれないという期待は
抱きにくくなったが
キーボードの奥行は
不意に折れるということがなく
 ....
うん、
わたしも
ほんとはもう好きじゃなかったの
もう嫌いだったの
ぜんぜん好きじゃないの
だから、

いいよ、 
さよなら。

そんな言葉も、
強がりだって
見抜けるくらい、 ....
 
 
 
消えないように、
残しておきたいの。

消えないように、
伝えさせてよ。

消えないように、
ちゃんと憶えていて。

「アナタに会って伝えたい」

それだけのコ ....
途中だった思案を開いてみる
また白紙になっていて
今日という日があるのはそのせいだ
記憶なんて信用できないもので
記録のほうがあてになるかもしれないと
毎日、一頁ずつ
日々を書き留めていて ....
西瓜の種を飛ばそう

頬をふくらませて

ポゥ!ポゥ!

飛んだ先で

西瓜は生きてみる

だらっと。


   窓から PEACE 
   の旗をはためかせて 
   向かいの坂道をのぞむ
   窓からみえる坂道
   あれは どこだろう
   土曜日の 昼下り

   日曜日の  ....
 鍵を持っていたんだよね、君は


 閉じた空に背を向けて、僕らは山へ登っていく
 道筋を辿って、汗をぬぐって
 ひたすら 
 足の上下運動を繰り返す

 ねえ 君は
 上下運動なん ....
寒気が
どっさり
目覚まし時計を押しのけ
郵便受けには
号外の雪が
詰め込まれている
のだろう

起きぬけのトイレから
スニーカーをつっかけ
目を閉じて
つま先からゆっくり踏みし ....
怒っている

ほったて小屋の前で
巣箱なんか作りやがってと
空に
怒っている

怒っている
俺の仕事が
詩人で
せっかく
命がけで
産んできたのに
何の恨みがあって
背中か ....
雪が降っている
ゆっくりと
確実に
地面に
森に
山に
田畑に
人に
犬に
家々に
音も静かに
きちんと降りてくる



そんな様を見ている

景色が
無音の白にな ....
真夜中
帰宅して灯りを点けると
妻の気配が待ってる
まだあたたかいから
一緒に夕食を食べて
少しだけ話す


妻が僕を見送る
隣には
昨夜の妻もいる
その先で
いつかの ....
カメラマニアの父は
ファインダーを通してでしか
娘を見たことがなかった

娘の結婚式の日
撮影は業者に任せたので
父ははじめて娘を
ファインダーを通さずに見た
僕が欲しかったのはこ ....
キン、と手が凍る夜
決まって裸の木になって
斑になった空の隙間に
貴方を探し始めます。


「いらっしゃいますか、まだそこに」


三日月が私に笑顔を向けて
安堵したのは数日、{ル ....
冷凍庫に
たくさんの思い出が保存されている
消費期限が古いものから解凍して
毎晩妻と二人で食べる

これは去年の夏の海ね
妻がうれしそうに話す
去年の梅雨の日のドライブ
まだ残って ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
colorless- 鴫澤初音自由詩208-1-30
簡単に空を空とは呼びたくない- 小原あき自由詩12*08-1-29
たとえばいつか- 石瀬琳々自由詩7*08-1-29
未詩/独白/告白- 佐々木妖 ...自由詩5*08-1-29
夜は泣いている- 未有花自由詩8*08-1-29
黒糖とプリン- FUBAR自由詩9*08-1-29
七年- 佐々木妖 ...自由詩9*08-1-28
カウント- 自由詩308-1-27
素直になれなくて- Honesty自由詩1*08-1-27
平熱- 簑田伶子自由詩14*08-1-26
あるいは- 塔野夏子自由詩8*08-1-25
炭素循環_☆- atsuchan69自由詩13*08-1-25
愛して愛して愛して- lazy自由詩8*08-1-24
ひとひらの雪- 渡 ひろ ...自由詩12*08-1-23
エコー- Honesty自由詩1*08-1-23
低い月- FUBAR自由詩9*08-1-22
チクチクするね- 佐々木妖 ...自由詩8+*08-1-20
あなたなんかいらない- 風音自由詩2*08-1-20
Not_Found.- hope自由詩208-1-20
死とか臨界とか循環とか- 小原あき自由詩26*08-1-19
自適- 短角牛自由詩208-1-19
peaces- 鴫澤初音自由詩308-1-18
esquisses- 鴫澤初音自由詩408-1-18
予言ライフ- 佐々木妖 ...自由詩12*08-1-17
世界のどこかで叫ぶ- 佐々木妖 ...自由詩5*08-1-16
- 小原あき自由詩20*08-1-16
気配- 小川 葉自由詩408-1-15
カメラマニア- 小川 葉自由詩408-1-14
ハレルヤ- 揚羽 欄 ...自由詩8*08-1-13
記憶- 小川 葉自由詩608-1-13

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