すべてのおすすめ
樹木の恥じらいが小鳥の逢瀬を覆う頃
光を浴びてあなた
光を断って歩き
文字から浮き立つイメージのように
境界を越えて往く
今朝の雫にふるえながら幼さを脱いだ
蝶のように 華やぎながら
― ....
いつもより早く起きた朝は第六感が冴え渡ったみたいで
天窓から降り注ぐ朝日に特別な事が起こりそうな気がした
ホットプレートの上では忙しなくウィンナーが走り回り
どこかへ連れて行ってよとはしゃぐ子ど ....
手と手が触れ合う少し前に
ためらう私の手を引き寄せる
普段は鈍感な貴方のことを
好きになってしまったのは
きっとそんな些細な理由

定位置なんて無いけれど
左から見た貴方の顔が好き
目 ....
学校の4階に到着するまでにレベルが20も上がってしまった

放送室で行われる試練では98%の人が脱落するらしい

準備室の扉の前はすでに長蛇の行列が出来ていた

自信の無い人達は屋上への階 ....
たましいが
夜に錆びたぶらんこのように鳴っている

どこへいったの ねぇ わたしの半身たち
あざの浮かんだ あなた
詩を書くのがじょうずだった あなた

半身がふたり 抜け落ちた わたし ....
駱駝に乗って砂漠を越えるため
旅人たちはこの町で準備を整える
ウサギの餅を乾燥させたものは
長旅の大事な食料となる

中でも水は大変貴重で
高値で取引されている
どこかで水脈を見付けられ ....
ダースベイダーを
ダーツでは倒せぬので
エドモンドケンパーを
呼んで来たら
母は眼科へ行ってしまった
歯の中は秋で
狂言回しは青くて
小腹が空いて来る
車で北へ向かう我等に
歩きで南 ....
肩越しに
LEDがにじんでた

それはやがて
朝焼けに溶けてった

いつの間にか
さよならだった








(即興ゴルコンダより)
台所の窓辺に
葱だけが青々と伸びている
ほかの葉っぱたちは項垂れて
もう死にますと言わんばかり
葱だけが青く真っすぐ伸びて
葱好きではないけれど
すこし 
刻んでみたくなり 
ぱらりと ....
ガーデンズが荒稼ぎ
していた頃
玄関で図太い音が鳴り
ダースベイダー襲って来る
武器を加えて
宇宙人に備えるが
宇宙人は墨を吐く
タコのような姿ではない
歯が意地になって来て
千年杉 ....
温泉たまご並みだ

チュンしか言わない雀の喧嘩だ

スノードームだ

死の灰の乱反射だ

おしりが視線を放してくれないのは

即興画家のせいだ

占いみたいに水膨れて

ゆ ....
肉の激痛、全身を貫くなか
魂の認識、一層鮮明に
意識保ち、いずれ帰郷する
フルサトは
星達の天から滾滾と
響きとなり湧出する

影絵となり弾む旋律たちの反復に
貫く主音の自在に伸び沈み躍る
ー音色は何処までも深く柔らかく

かつて己の属していた
界の掬われ ....
あのときのあこがれが
いつの間にか
ふりかえる場所にいる

今年も何事もなく
君の季節が
通り過ぎてゆく


知らずに
とは
言ってられない国になってゆくから
少しだけでも
 ....
雨の幕間に耳目を伏して
乾いた水脈を手繰るように


生命の中核へ
堅い樹皮を穿つように
かつて滾り迸ったもの
跡形もなく
洞に ただ
ぬるく饐えた匂い


記憶――暗愚な夜
 ....
遠くで春雷鳴っている
遠い遠い国からの
流出する熱、光

此処は既に
隙間だらけのあばら家だ

板張りの破れ目から
熱の光の炸裂する
俺は戦慄錯乱、
混沌渦!混沌渦!
呑まれのた ....
あなたはわたしのなかにいる

あなたの肌にはその日になると
青や緑の痣が浮かぶのだと
教えてくれた

うごかない左腕で
必死に笑ってた
じっと見つめるとちからのぬけた顔になった
それ ....
あたりまえの幸せに

喜びがあふれる

イースターの日に

希望にあふれる

人生はピクニック

楽しみがあふれている

子供のように

夢中になって

あそぼう

 ....
ふらふら

はらら

うららかな春の日

うらうら

ゆらゆら

かぜに

ゆれている野の花

ぼくらもゆれてる

こんな日は

裏の山まで

散歩に行こう
 ....
はじめは
まとわりつくなにものもなかったのに
いみのないような
おしゃべりを
くりかえしくりかえし
しているうちに
からみついてほどけなくなって
しまう
そんなことを
えん 
 ....
つぼみふくらみ
匂わずに匂うよう
結びの前にほころんで

 笑いも 
   泣きも
     つかの間の

結びの前に散りはてる
燃えてあふれるその様を
いまは小さくしまったまま
 ....
行き先のないお前の虚像
とどまることを知らない水
不器用に溢れるのを忘れて
拒絶された命の河に埋もれる

沈んだ肌を撫で
冷たい手を取り出す
無数のお前が揺らめき
苦しみと愛しさを唱う ....
静かに生きてると
図々しい人にやられ続けるから

たまには牙があることを
教えなきゃダメだ

この世は弱肉強食

風に吹かれて
ただ気ままに生きていたかったけど

お前たちはその ....
諍いが嫌いで
嫌な人間から逃げる

くよくよした
ちっぽけな自分の頭の中を
粉々にふっ飛ばしたい

人に疲れたと言って
癒しの場所を確保したところで
いつもその場所は無残に奪われる
 ....
                
父、母からの生に自立して
もう己自身がひとつの風土だ
と書いた北の国の詩人がいた
東京育ちのわたしにとって
風土とはどのような意味をもつのだろう
解体され ....
湯の地に
美しい姫が居て
ゴミを捨てる
美しい姫は
腹を貸して
磯野カツオに会いに行く
じわじわと不治の病に犯されて
じわじわと
笑いがこみ上げる姫の名前は
ナンシーだった
コマを ....
ありふれた新月も満月も
見上げることもなく家路に急ぐ僕ら

ただいま
とは言うものの
おかえりとは言うものの
すぐにテレビやモニタの光に飲み込まれ


朝の目玉焼き
月みたいだね ....
春の訪れと共に
夢は去り
熱は冷めてゆく

桜の花びらは散り
情熱は燃え尽きた

メタセコイアの並木に
風が光ったのは
青春の日

今は
定めを悔やむこともなく
新緑の風に吹 ....
二階の窓からみてる
箱にとらののらねこがうずまってねてる
ちいさい海が砂時計のまんなかみたいにきらきらしてる
沢で茶色いのらいぬがしんだときく
もう少し毎日の学習を解いていたい

晩ごはん ....
玄関のチャイムが鳴って出ると
幼馴染みのおばさんが
手作りのプリンを持って立っていた
上がってすぐの急な階段には
いつの間にかサンタのプレゼントが置いてある
すぐ下の弟の部屋からは
サ ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ご旅行ですか、お嬢さん- ただのみ ...自由詩9*17-4-29
モーニングショー- 1486 106自由詩217-4-29
横顔- 1486 106自由詩217-4-28
誘惑の術- 1486 106自由詩117-4-28
泣く鬼- 田中修子自由詩7*17-4-28
月の町- 1486 106自由詩317-4-27
分裂- 間村長自由詩417-4-27
ひだり肩越しに見る夜- AB(な ...自由詩317-4-26
- ただのみ ...自由詩18*17-4-26
予想出来なかった- 間村長自由詩317-4-23
疲れもするさ- ただのみ ...自由詩8*17-4-22
帰郷- ひだかた ...自由詩5*17-4-22
響くフルサト(改訂)- ひだかた ...自由詩5*17-4-22
50- AB(な ...自由詩5*17-4-21
ガラパゴスの雨- ただのみ ...自由詩6*17-4-19
春雷(改訂)- ひだかた ...自由詩2*17-4-19
おかあさんの音- 田中修子自由詩8*17-4-18
あたりまえの幸せ- 星丘涙自由詩1*17-4-17
こんなひは- 星丘涙自由詩2*17-4-17
ぽりまー- AB(な ...自由詩317-4-16
春遅れの街で- ただのみ ...自由詩11*17-4-15
命の河- 宣井龍人自由詩6*17-4-15
怒り- ガト自由詩3*17-4-15
サバンナ- ガト自由詩2*17-4-15
風土- 白島真自由詩12*17-4-14
姫の名前はナンシー- 間村長自由詩617-4-13
見えない満月__- AB(な ...自由詩217-4-12
夢さりしあと- 星丘涙自由詩2*17-4-11
釧路- ともちゃ ...自由詩10*17-4-10
4月11日- フユナ自由詩7*17-4-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294