すべてのおすすめ











すもももももも
すみずみまでみずみずしい


ほしふるよるに
ビクターのいぬ






すやすやとやすらかに

 ....
最近では人の姿もめっきり少なくなった

街角の公園


細い木立の合間

ブランコが木枯らしに揺れる


寝そべり始めた太陽が

砂の上にいくつも影を落とす

錆付いた ....
そろそろ秋も終わる
木々は葉を染め
散り際の命の謳歌
吐く息はかすかに白く
もう眠りの季節の入口

弱音なんて吐かない
赤い瞳は強がりで
遠くの山々に涙を堪える
随分冷たくなった風に ....





電車をおりたら、正しい冬の予感がした
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂い!
冬の匂いが冬の匂いで
あたしはとっても幸せだ
今年の冬はシチューのC ....
{引用=

悲しむことなどいつでもできるのです 

とどかない想いは、手にあまるほどなのに
あきらめない
今という日をすごす 今日

           透明な引き潮は、
小さな入 ....
ライオンが海辺で吼える
電解質として孤独は宙を舞い
蛍たちがその行き先を示している
この獰猛な植物世界

心ばかりが跳ねるので
四分の五拍子にした
凍りついた月を見て
ライオンが海辺で ....
漁村の朝は早い
6時にもなると御丁寧に
町の中心に置かれているスピーカーが
朝を知らせるサイレンを叫ぶ

二階の窓から見える風景は
殺風景な野原の向こうに
海が見える
野原と海が半 ....
あをによし
奈良のみやこの若葉の頃は
群青 {ルビ縹=はなだ} {ルビ甕=かめ}のぞき
{ルビ藍濃淡=あいのうたん}に夜が明ける

{ルビ瑠璃=るり}{ルビ玻璃=はり}きらり
渡来の品を
 ....
あかぎれた手の甲は膝のうえに重ねたままで
ふぅっと深くため息をついてみる

シャッターを下ろした売店脇の柱に掲げられた時計は11時55分過ぎを指していて

どうやら今夜もフェリーは出航しない ....
その腕を伸ばし光を遮り
覆い茂る葉の濃い緑は
生きている証 生の強さ

ぽとり
先からこぼれ落ちる雫で
小さき命を救いながら
静かに立っている様は壮大な命

私に目もくれず
拒まず ....
地平線の彼方に大きな夕日が沈む
地平線の見える大地など、僕の住んでいる街には無いのに。

無いのだが、地平線を僕達は確かに感じとることができる
感じ取ることができるので
僕は地平線に向かって ....
据え膳の味を思い出さない男
なんて
今この時私より欲しいものがない
って言えない
なんて
あなたは
一体
どこまで
可愛いの


はしたない
口を引き裂いて
私は
今日も
 ....
小さな黄色いトウシューズ

夜空に投げ込む

舞姫ひとり 


気がつけば

見知らぬ砂浜 星と佇む 


昇る三日月 

波の舟


櫂漕ぐピエロ

どこか微笑 ....
下層にあるもの
サブストラータム
複数形は
サブストラータ

地面を引き剥がして
心の内面にいたる
荒らされた地表に
どこまでも黒い水

にごる声
滞る言葉
翳る星の上で

 ....
しろいしかくのなかの記憶は日に日にとおくなりにけり


初の外来診察で茶色い合皮の長いすに座ってるときあんたたちに会った
イズミヤに買い物に行くんだって
五人のあんたたちに三人の看護婦さん
 ....
たとえこころは暗くても
いのちはあかるい

たとえ世の中は暗くても
たましいはあかるい

たとえわかりあえなくても
たとえ憎しみあっていても

血塗れの戦場や
やるせない食卓で
 ....
仮にアレがアレだとしたら

意外に簡単に理解ができる

とどかなかった物は

隣の席に座っていた

綺麗な世界をみたいなら

とりあえず待って帰ってきたら

おかえりなさいとく ....
不安になる
でも、あたしは不安の正体を知らない

あなたの頼りなさとかいい加減さとか
分かり切っていた甘さとか
そんなものなのかもしれないし
あるいはインカ帝国の予言のような
ある種の胡 ....
誰かを好きになることで
その人を幸せにできると思っていた
そんな過ちを振りかざし
頬を赤く汚してきた

殺さなければいけないものは
純粋紛いの青春か


人のせいにしておけば
きっ ....
ひとつふたつ 手鞠唄
縁側に咲く 寒椿

すべてはあの六花の如く
儚く消える運命だと

俯き顔の君が言った
膝の上には銀色の猫

尾を高くあげ、するりと寄り添う
混沌の中にいる ....
近頃ふいに怖くなるんだ
きみの中身がいつのまにか入れ替わっていて
僕はそれに全く気付かずに
きみだと思い込んで毎日過ごしていたら

それはきみの気持ちがもし変わっていたら
と、いうことでは ....
幸せの音がする。


私ってこんなにポジティブだったっけ?

何を見ても素晴らしく愛おしい。



そして愛してるが故の哀しさと、寂しさもあって。



私の ....
雨が空からの使者ならば
私は何を伝えられよう

木々のこずえに
しなだれかかる茂った葉に
この窓に流るる雨水にも
知りたい便りがあらんことを
少し望みてじっと見つめて

このカラダ全 ....
 魔法なんかじゃないよ
君はそっけない顔をして言う

そのきれいな指先で操られて
形を変えていくものを茫然として見つめ
そんなしなやかな指裁きはできないと
溜め息を吐く

魔法の呪文は ....
忘れたフリが上手くなったでしょ?

付かず離れずが好きなフリして

本当は近付いた後の別れが恐かったりするし

曖昧な態度はお手の物だけど

時にはハッキリ心のうちを吐き出したいよ
 ....
何じろじろ見てやがるんだい。
ねえちゃん俺の顔知ってるかい。
逃げなくてもいいじゃねぇか。
ここであったのも何かの縁だから
少し、爺の愚痴聞いてくれよ。
すこし臭いか?
ジャっ 少し離れて ....
木造の家。

年老いた梁がぱきりと声をあげる。

見上げると其処には長い年月を経た木目としみ。

ぼんやりと眺めているとまたぱきりと鳴った。



そうかこれは、

 ....
ネットは好きだ

いや

中毒者なんだけども

あの世界はどうもピンとこない

刹那は単位なのか?

使われる表現は真っ赤な血の色に

分解した肉片

断片の拘りまで表現し ....
火の星が地球に災いをもたらすと
最初に口にした男の軽薄
蟻の長い行進を眺めて
奴隷制度に思い至る男の明察

エレベータをおりてエントランスホールを抜けると
都市計画に完全に準拠した景観が広 ....
例えば私があなたに会えるのなら
全速力であなたのもとへ向かうでしょうけれど
あなたが愛し愛されたいのは
全速力のスキップで向かうようなひとなのですから
私にはなす術がありません。

ああ神 ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みずのみのりといぬのいのり- 笠原 ち ...自由詩409-11-19
揺れるブランコ- 楽恵自由詩6*09-11-18
赤い瞳- ミツバチ自由詩7*09-11-18
独白二篇- 笠原 ち ...自由詩809-11-18
「三元素」- 月乃助自由詩6*09-11-18
ライオンが海辺で吼える- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-18
愛を伝えるのに言葉はいらない- ルナ自由詩8*09-11-18
いろあそび/あヲ- 笠原 ち ...自由詩5*09-11-17
フェリー乗り場のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*09-11-17
針葉樹の森で- 朧月自由詩209-11-17
ち_へ_い_へ- ……とあ ...自由詩14*09-11-16
肉食女子- さき自由詩709-11-16
三日月の舟- 楽恵自由詩2*09-11-16
植物的獰猛- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-16
ジャッジメントをぶっとばせ- 笠原 ち ...自由詩409-11-16
All_Miracles_Mean_Life- 笠原 ち ...自由詩7*09-11-16
戦闘力53万- こめ自由詩1709-11-16
不安になる- 智哉自由詩2*09-11-15
償い- 中原 那 ...自由詩6*09-11-15
春告げ鳥- 三奈自由詩9*09-11-15
中身は犬か魚- 智哉自由詩209-11-15
清眠。- aokage自由詩2*09-11-15
空からの使者- 朧月自由詩609-11-14
魔法- kauz ...自由詩9*09-11-14
独り言- 伽茶自由詩209-11-14
ノーバディ・ノウズ・ユー_ーバブルー- ……とあ ...自由詩7*09-11-14
はり。- aokage自由詩3*09-11-14
必然- 伽茶自由詩209-11-14
ギリシア・ローマの時代から- 瀬崎 虎 ...自由詩409-11-14
スキップ- 夏野 雫自由詩209-11-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294