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いと愛しき我が恋人よ
瑞々しき性の若葉よ!
駆けぬける涼風の美よ!
夏の日の花園よ!
立ちて
窺いて
待つ
心落ち着かぬ幸福…
日ねもす
夜もすがら
私は君を待ち焦がれる
....
話せば判る
夫婦喧嘩した際、父が母に言い放ったような
パパとママ、どちらが好きなの
そんな母の発した答えようもない問いかけに弟と私
布団のなか、ひたすら息を潜めるばかりで
話せば ....
数人の人が
現れて退き
出会った白髪の老人
何か言い残して
消えたが
印象に残って
束の間の老人よ
また来ておくれ
自分だけがまちがっていることを
信じてはいても
わたしには疑念などなかった
ただ父は
大抵開けぐちが分からなかったので
最後にはいつも口をつかっていた
色のぬけ落ちた昇降口で
晴れた ....
昔々(むかしむか〜し)は無関心
徐々徐々にに親しくなって
今は友と呼べる奴
昔々いつも傍らに蹲(うずくま)り
たまには気になるときがあるが
それはいつでも憂鬱さとともに
昔々は青と ....
朝の訪れるたび
切り離されたからだを思う
昨日との交信が途絶えて
寄る辺ない
なまぬるい風に
輪郭を確かめる
季節がしみこんでくるのと
季節に染み出していくのが似ている ....
六月の風
どこかにする
子どもの遊び声
落ちてくる手にあまる垂直な陽射しは、
すべての影を限りなく縮小し 見放し
あるがままの姿を投影してくれない
公園の木陰に一人ぽつねん
ベンチの女が ....
彼女は彼を愛していたし、
彼もまた彼女を愛していた。
傍目から見れば完璧な二人だったけれど
どちらも鋭く光る牙を
その身に隠し持っていたから
二人の恋はいつも死闘になった。
顔を逢わせ ....
7日に蛭木の浜に下りていき
ヨガをする。
足の爪先から、踵まで、ゆくりと着地する。
干潮を合図に背中を反らせ、アーチを模る。
オヒルギとメヒルギが
音をひらいて絡み合い
嘆いて赤土を溶 ....
青
車は停まり
人は進む
車は停まって
足は歩いて
手はそよいで
目は泳いで
思考は羽根をつける
時計を読み流して
ショーウィンドーを見過ごして
雑踏の中で溺れかけ ....
泣く女
泣く女は階段の下で
セーターを編んでいる
赤い毛糸と緑の毛糸で
哀れな女
シンデレラは靴の片方をなくした
シンデレラは靴の片方を探している
シンデレラは義足の片足 ....
ありきたりな時間を刻む
虚像は実像よりも鮮明
ここから貴女に手を振った
見えていないと知りながら
一生懸命手を振った
小さな子供が「こんにちは」と言ってくれた
貴女は脆い人 ....
天において幼女を賛美せよ
高い天において幼女を賛美せよ
天の天よ
幼女を賛美せよ
幼女の御名を賛美せよ
時は満ち
自然は命じられ
すべての幼女は創造された
地において幼女を ....
疾走する赤き車
似つかわしくない車
それでも
気にならなくなった
麻痺したのだ
新産業道路から
尾久橋通りへ
さらに環状七号線へ
夜の四車線道路をとばす
その恍惚感
月の光 ....
えっ、ここなの?
翔太さんに背中押されるようにくぐった暖簾
彼とはじめてのデートだしお洒落なイタ飯屋さん期待してたのに
お母さん、ただいま!
彼の挨拶に笑顔で答える和服姿の女将さん ....
桜に混じって散り始めた朝も
川面を滑る鴨たちの口ばしも
濁さないほどそっと静かに
重ねた手のひらからさらさらと
留まることなくこぼれて落ちる
喉元がとくとくと同じリズムを刻む
指の ....
みんなが巣へ帰るのを
なんとなく眺める烏
木の枝が
夜露に濡れて
涙の雫をたらしてる
闇に溶けた烏
朝までここに
朝日が烏を
見つけてくれるまで
こうしてこのまま
....
大勢の声と、笑いと、熱やそういったものたちが、
フッ と とぎれて、
気が付けば
取り残された私を覆う
いつもの駅の案内の音声と
....
6月3日
6896頭の殺処分。
間も無く、えびの市、清浄化。
6月4日
昨日までの殺処分完了は135028頭。
6月5日
昨日の殺処分は5498頭。
昨日、牛に蹴られ、目に重 ....
雪降るように桜舞う
薄桃色に輝く道の
向こうの果てに
愛しい愛しいあなたがいた
薄桃色の霧雨
水之色に緑の薫り
ぼんやりとした彼岸の先に
愛するあなたの姿が見える
愛し ....
わたしたちの考えた春というのは
玄関すみでは
魚のかげがうごめく4時半のことだった
羽のあるもののように
わたしもそれの中に入ったり
あるいは
絵を描いている
ゼリー状の
青いこれがわ ....
いつもと変わらない日常のはずだったけど
携帯電話を持つ手が
なんとなく違和感をおぼえて
メールを打つのをやめる。
誰にも縛られたくはないのに
何かに縛られることで居場所を探す
....
{引用=さあ、懐かしのメロディーを歌ってみませう!}
Ferdinand(ファーディナンド)
イングランド代表ファーディナンド
編み込みヘア
何でやめちゃったんですか
マンチェスターのフ ....
月が雲に埋もれてしまうように
儚い想いを隠したくない
宛先のない手紙のように
本当のことを伝えられない
溜め息をついては
言葉を摘んで誰に渡す?
記憶を信じられなくて
先 ....
【マルボロ】
かあさん あのね わたしがうまれた世界って
本当の本当は しろい正方形だったのでしょう
そこはとても清らかな場所だったのでしょう?
エタノールで消毒した 清らかな ....
空虚のなかに生まれ堕ち
荒れ果てた世界に生きるロリコンよ
孤独でいることを覚えなさい
一人で楽しむ術を学びなさい
誰がお前の為にいてくれるのだろう?
誰がお前を留め気遣ってくれるのだろう ....
モンパルナスのキキ
信頼できる男は
愚痴を言う集まりに
えげつない
どんちゃん騒ぎ
ロスト・ジェネレーションが
....
淋しい人に
夢をなくした人に
この歌を送ろう
聞けば
元気になれる
前向きになれる
元気で
たからかな
歌声を
淋しい
あなたに
この歌を送ろう
大きく
柔ら ....
触れる
あなたと手が触れる
コレクションを手渡した
ほんの 一瞬
....
雪のひとひら 概念的な整理や体系化 は 作曲 を 伊豆諸島の鳥島や尖閣諸島の南小島で繁殖する 入り込んだ
古き時代 に バイオハザード を 災害救助犬の育成 に 政治的な ....
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