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しんえん と呟きながら
浅瀬をえらんで 辿ってゆく
夢をつたうひんやりとした風が
時折 うなじに触れてゆく
誰かが指をつないでくれているような
そうでないような気がする

深淵
踏み込 ....
ながれるものを受け止める時
砕かれる自我と知らぬ顔のミミズク
其の目に見入られる真空の闇だ
内泣く子抱きて己が頬叩き
細胞沸く熱 夜を灯す


イタイ イタイ イタイ
最大浸透圧の手前
咽喉より吐シャ物もしくは胃
 
−何も知らないコバルト・ブルウな鳶色に嫌われてしまうよ −

大車輪の自転車追いかけてる
あの女の子本当はピンクが好きな

そして夢
 ....
仰向けに寝台に横に
疲れた魂はこの身体から
しばらく戻らぬ旅に出る
わたくし、自然と目蓋を閉じます
赤や白の球が目蓋の裏側で
そっと弾けると
静かに涙が零れるのです

意識を寝台に委ね ....
ホームレスが灰皿に
深々と頭を下げている
制服の女性が後ろで睨みつけている
歩道に頬杖を付き
Yシャツに血が滲む
彼女の脚の下
フォーカスをぼかし
そこいら中に降ってくる
皮のアイスピ ....
まだ日のあたらない街灯が夜道を照らしている。
ネオンの光を辿って私の電話が鳴った。
シーラカンスからです。
「僕の骨を探してください」
そう言ってシーラカンスは言葉をおいた。
「見つけて僕の ....
地球が滅びるとき
進化が過ぎて
全種類のいきものが
一斉に空を飛ぶ
大気圏を越えて
少し離れたところから見た地球は
丸裸になっていた







そんな夢を見てしまったら ....
窓辺の鉢植え
赤いスイートピー
 
穏やかな陽を浴びて
そよ風を受け
真白なカーテンと共に
ゆらゆらとリズムをとる
 
 
この部屋とも
今日で別れ
 
明日には
新たな一歩 ....
黄金の銀杏の下、落ち葉を掃くより落ちる方が早くって、
もうすぐ暗くなるよって、黄金の絨毯に夢中な少女、ご主人をうかがいつつ、ぴょんぴょん、散歩する嬉しそうな、子犬、恥ずかしそうに、立ち小便するオヤジ ....
 午後 誰もいない家の中を 醒めた眠りから引きずられて
 歩いている 春の匂いがした 北のベランダから薄い日の光が
 廊下を明るくして白い壁紙に黒い木のトリカテル
 


     
  ....
    さaa 手を繋ごう(aaaaaa)
a
a

a a a

a
           可哀相 ....
   煙草がけむりを上げて燃えていた

   指先まで




   空が

   夏を焼いていて
  
   仰ぎ見た 

   
   空襲警報の鳴り続けた
  
 ....
白線の内側を
遵守するものにはわからない
よごれ
くすみ
否応なしに手にさせられる

白線の内側を
順守しないものにはわからない
うつくしい
かがやき
届かないからこその憧憬

 ....
親指でしか語れなくなった


指先が覚えてしまったのだ
無機質な凹凸に触れるだけで
整然とした文字が手に入ることを


まっさらな紙の緊張や
そこに落ちるイビツな文字
との格闘も捨 ....
魔女、セイレーンの歌声
高らかに

鳴り止まない脈動、


水銀の唇から吐き出される
箴言。



放射され る
ダイオード、鉛色の悪魔。




絡まる蔦は
グラ ....
それは独奏だろうか
タイピングに魅入ってしまい
流れをシャッターで遮断したいのだが
塞いだ手が静止し続ける

そんなことをしても
きみが何をしたいのか
お見通しだ

あなたは
ま ....
鼓動を知っている
急激に階段を上がり
寝床に入ると
生きている苦しみと共に
息切れと共に
脳を覆う

熱を合わせると
寝床が海に変わり
大海原を旅する船になる




鼓動 ....
やさしくされるたびに
真冬の鯉になってみせた
一番深い底のあたりで
ひげだけ動かして
じらしてみたりした

春になり
浅いところに出ると
やさしい人は
もういなかった
かわりにたく ....
夜の淵の
とおくに浮かぶ一つの雲

煙よりも深い
炎たちがその一生を終えようとしている

知っているだろう
月明かりに照らし出された

燕が巣をつくり
とかげは土で眠る


 ....
野良猫は仕事を求めている
ダンボールで背広を守るホームレスのように

野良猫は仕事を怖れている
歯医者で口を開けない子供のように

野良猫は仕事を決めかねている
半年前の求人誌を読み返す ....
おめでとうサンドイッチマン
おめでとうコブクロ
おめでとう白組
おめでとう 
きっと 
ことしの 
あた し
やわらかな午後の風が吹きこむ窓のそばの

薔薇色の安楽椅子でまどろんでいる地球に

影をもたない人がひとり そっと近づいて

あえかな接吻をひとつ 残して立ち去った


 ....
ここは私
地面との距離も
クツやズボンのサイズも
タイピングする指も知っている
ここは私

ここは私の部屋
どこにトイレがあって
どこに埃が溜まっているかを知っている
ここが私の世界 ....
ここはいくつめの駅だろう
外では雪がやまないし
君はつま先をもてあまして
車内にころがる星屑を
蹴っ飛ばしたりなんかしている


君を胸に抱くまで
宇宙なんてしらなかった
僕はじぶん ....
雪のなかに立ちつくし
あとからあとから降り続く雪片を待つ
そうして私を埋める白いせつなさよ
ぼんやりかすんだ空を見上げ何を待つのか
あとからあとから降り続く雪片を待つ
夜をかさねた底で
かすかに聴こえてくるのは
淡くほどける
ひとしずくの
きらめくゆらぎ


一定のリズムを打つ心拍
冷酷に刻まれる一秒


整然とした規則の中で
とぎすまされた ....
集めている


草花の歌声を

鳥の時を

空気の鼓動を

水の根を

空の恋を

魚の道のりを

暗やみの夢を



ひたすら

見つけては
集めている
 ....
おとぎばなしを信じる
そんな年頃を過ぎても


おとぎばなしは今も
あの頃のまま、まだ




聖夜に思いは消えず
静夜にひとり祈る


街のイルミネーションが
優しく点 ....
曇った硝子窓の向こうは、
憶えているから。

あたしは、ブランケットで身を包みながら、探し物。
集めたもの、星屑、蜂蜜。水煮の缶詰。
そして、おやすみなさい。の、
声を待っています ....
16年経って動かなくなった壁の
パチンコ屋の景品の
時計の匂いがする

雪が屋根を揺する日に
凍えた足を挟んでくれた
シワシワの両脚の
安心の匂いがする

肝臓をやられ
病室で孫の ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
拡_散- 塔野夏子自由詩12*08-1-13
無題08- ねろ自由詩208-1-13
無題07- ねろ自由詩108-1-13
魂の行方- AKiHiCo自由詩308-1-13
くすぶる- 佐々木妖 ...自由詩10*08-1-12
イマジネイションの腐海- エチカ自由詩6*08-1-12
地球が滅びるとき- 小原あき自由詩12*08-1-11
スイートピー- 秋桜自由詩4*08-1-9
チャンネル- 七味とう ...自由詩5*08-1-8
sketches- 鴫澤初音自由詩508-1-8
honeybee- 鴫澤初音自由詩108-1-8
army- 鴫澤初音自由詩108-1-8
つぶやき- FUBAR自由詩6*08-1-8
メール症候群- 渡 ひろ ...自由詩29*08-1-7
Light‐Emitting_Diode_and_99.8% ...- やまぐち ...自由詩508-1-5
友人- 佐々木妖 ...自由詩8*08-1-5
鼓動- 小原あき自由詩20*08-1-5
真冬の鯉- 小川 葉自由詩508-1-2
- 黒田人柱自由詩508-1-2
猫を求む- 佐々木妖 ...自由詩12*08-1-1
目出- co自由詩4*08-1-1
淡い神話- 塔野夏子自由詩7*08-1-1
世界- 佐々木妖 ...自由詩8*07-12-31
銀河鉄道- アヅサ自由詩6*07-12-30
空を見上げて- 石瀬琳々自由詩9*07-12-27
1/fのゆらぎ- 渡 ひろ ...自由詩24*07-12-26
集めている- 小原あき自由詩20*07-12-26
クリスマスの魔法- 秋桜自由詩3*07-12-25
猫といっしょ。- 鯨 勇魚自由詩307-12-23
物差し- 佐々木妖 ...自由詩9*07-12-22

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