すべてのおすすめ
{引用=
やっぱり、いくことにした
どうするか わからないけど
心配しないでください、
でも、これって
さよならじゃないから。
学校は ひどく味気なくて
教室の窓は鳥かごのよ ....
満員電車に揺られるたびなんで人間は増え続けるのかなって思う。
だけど日本人は減ってるらしいからそれはそれでおあいこなのかな。
家の近くのコンビニではアラムさんがレジを打つ。
片言混じりの日本語で ....
ただ本当のことが知りたくて
でもそれがわかったからって
何かしたいわけじゃなくて
結局なんのために
知りたいのかわからない
名付けた金魚が
身を賭してまで
伝えたかったことって
....
魚な感じの魚が泳いで行って
すれ違いに
自分ってなに?ってって
金色?
赤色?
なんかそんな色で
キラキラじゃ無くって
ギラギラって感じで
瞬いて
眩しくて
眼が痛くって
喧しく ....
週末の三条大橋はちょっとしたお祭りだ
駅から出てくる人と駅に向かう人
遊びに繰り出す人と帰宅途中の人
お酒や香水のにおいが混じりあい
鴨川では小さなジャズライブが行われている
駅に向 ....
25年
この 家庭という
いっけん しあわせな
牢獄につながれている
しあわせだったのは
10年くらい
つながれていることに
気づいたのは5年前
あたしが
ウツを発症し ....
摩擦子音+母音の
「す」
を発音する時の
舌先をすり抜ける息の
すがすがしさが好き
破裂子音+母音の
「き」
を発音する時の
喉の奥で突き放す息の
いさぎよさが好き
「すき ....
気がつくと
あなたと同じ背格好の
ひとの首筋を捜してる
忙しいひと
メールも
ままならない・・・
でも でも
あのときの笑顔
だけこころに残して
日々を送ってゆ ....
瞳をひからせるものの
やってきた さそい
ちいさくて人肌ほどに、
もたらされる快適な乗り心地は 羽もうのよう
やさしくて
☆
厚誼にかしぐ 昔ながらの従順さがあ ....
助かるには確率は少なく
1%より少なくコンマ以下の数値だった
誰よりもわかっていたけど
やっぱり君を失うのは嫌だ
そういう僕は君からみたら
わがままな子供にでも見えたのか ....
迷うってことはさ
どっちにもそれなりの
メリットデメリットが
有る訳で
どっちを選んだとしても
何らかの後悔は残るんだ
ただ君は約束を守れ
(首を絞めるよりも)
ただ君は約束を守れ
(首を絞めるよりも)
十五夜の夜に
私ら月もみないで
凍らせた私の血を
温めなおしていた
あの季節とは
もう
さよなら
サングラスも
その帽子も
ここから先は
進入禁止
ベランダでは
服を
もう一枚
涙
拭う間もなく ....
アイデンティティという言葉を知っていますか。
自分が何者であるか?
自分が何をなすべきか?
ってなものらしい。
最初はみんな意識しません。
しかし、そのうち意識せざるを得ません。
それ ....
「ただいま」とあなたが言う
「おかえり」と私は応えてお鍋を火にかける
リビングにいるあなたを見ながらキッチンに立つ
別々のことをしながらも同じテレビを見る
厳密には私は音を聴いているだけだ ....
くちびるをとがらせて
こいしをけとばす
りょうてはせなかでむすび
あかねぞらにあかとんぼ
こころはくすぶって
やりきれないりゆうが
くちをついてこぼれだす
きのうはだいすきなあのこを
....
空を見る人に詩はいらない
ほんとうに
空を見る人には
月日星の巡りや
吹く風のわけを思う人には
咲く花を知っている人も
詩を欲しがらない
花が咲くということの意味を
ほ ....
授業が終わると、真っ先に教室を出る
いつもなら軽音楽部の部室で
とりとめのない話をして
演劇部の発声練習を聞きながら
ひとりの娘の姿を追いかけるのだけれども
夏休みの間、炎天下の中ひたす ....
異常な口で笑い
異常な声で笑う少女
異常な聴覚を持ち
異常な音を始終聴きながら
異常な躾を受け
異常なしきたりの中で
異常な発達を遂げ
異常な涙腺を持つに至る
異常な感 ....
僕の中の皮肉な哀しみに
黄昏色のトッピングを施したら
あまりに見事な出来映えだったんで
みんなに見せたくなったのさ
僕の中の卑怯な痛みに
暗闇色のリボンを結んだら
あまりに可愛いら ....
緑色を青というのは信号だけだと
白線の前でブレーキをかけ思う
嘘でも慣れてしまえば
覚えてしまって逆らう必要もなく
立ち止まらなければいい
音楽を聴いて風景をながめて
ハンドルと時間だ ....
{引用=翠の眼をした少女が
ふぅわり ふぅわり
と
信号待ちの交差点で空を昇っていくのをみた
だからたぶん、明日は雨が降るに違いないのだ
今は心が浮き立つような白けた曇り空から
じぃっ
....
{引用=
それは、思うよりも
地理的分布や生息環境に左右されるのです
砂漠を好んだり 湿気や樹上を好んだりと、
生きていく条件は限られているのですから、
あたしという種は、そうせずには生 ....
雲 中なのだ 走らせていく
車を 見えないのも
暗闇の 鳥が飛んでいくのが見えた
暗闇の この僕には言葉もなく 姿
誰か ああ何の自信もなかった 部屋も
待っているのか 声で 見えたのが ....
五時半暖簾をあげる女将
「やってるかぃ」
「今あけた(開店した)ばかりだけど
早いのね」
「ご挨拶だなぁ
今日は涼しいから燗つけてよ」
とり鍋ぼたんの斜向かい ....
花のように
命の終わりごろ
涙の代わりに
種を流すことができれば
ヒトにもそれが
できるのならば
こんなに悲しむことは
ないのでしょうか
いっそ子の顔を知らなけ ....
東口改札から
身を投げた二人は
人知れず裏通りを流されて
ライオン像の視界を
斜めに掠めつつ
川底の止り木に引っかかった
三丁目交差点に
打ち上げられた二人は
これ見よがしにじ ....
{引用=
願いながら、息つぎあがっていく
街をみおろす丘がある
樫の木は、そそり立つそこで、
長いときを枝にのばしながら
すこしもためらいをみせぬ
自然とよぶ惰性などでない意志 ....
樹木のふりしたブロンズの支柱から
つり下げられた
仄かな風にそよそよと揺れるシルク
柔らかすぎる壁の中に
たたずむものは何だろう
揺れるシルクの隙間から
薄茶けた蝋のような
立体 ....
初秋の風が吹くころ
フレンチトーストが食べたくなる
あたたかいカフェオレをともにして
愛しい人を想い描きながら
サクッ ふわっ しっとり甘い
フォークを持つ大きな手 あなた
....
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