すべてのおすすめ
各時代には
それぞれペニスが生えていて
長いものや
固いものや
それはそれはいろいろな種類があるけれど
私は特にその中でも
品のいい形をしたものを選んで
自分にあてがった  ....
何人目かのオンナが踊っていた


純粋だった景色も
捨てられた新聞紙のように
風に吹かれ、転げてゆく夜の雑踏

街は痛みも
嘲笑で、もて遊ぶ


ナマあたたかい酒を知り、

 ....
西の国の王様は嘆いた。
彼の一番に大切にしていた海より青く世界一珍しい、
自慢の鸚鵡が逃げ出したのである。
王様は独身だった。彼は早くに両親を亡くした。
彼は悲しさをわかりたくないと、その鸚 ....
   ふれたいの

   手も髪も、声も視線も

   くちびるも、指も肩も

   全部、

   ホントはね、

   ふれたいの

   なれてないから、
 
    ....
彼の乗った船が エーゲ海で消えた

滅多にあることでも ない



彼の乗った船が エーゲ海で消えた






遠州浜の海岸線は 遠い砂浜
波に運ばれる 白い砂と 生き物 ....
昨日食べた、アメリカンチェリーの種を庭に植えた。
どんな花が咲くのかなって想像しながら
私は毎日、水をやる。

世界には
私の知らない花が、たくさんある。
マンゴーだって、アボカドだって
 ....
いま
{ルビ仄=ほの}明かりの部屋がとても寒くて
ぼくは
コカ・コーラの気が抜けてゆく潮騒の中で
花が開いていくのをじっと見ている
足が冷たく
息の僅かな白さの中に
ちいさな子供だった頃 ....
認めたくない 嘘であってほしい 身代わりを探す僕
ちゃんと光を灯したはずなのに 影を選んだその末路

全てを愛せて 幸せにしちゃう 答えや呪文なんてなくても
僕らには 人それぞれに与えられた切 ....
取引先と切れた
親友が転勤で遠くに行った
母が再入院した
そして今、
花見をした帰り

前を歩くわが妻
うまくいけば
子ができて
うまくいけば
その子は老いた妻を
今の私と母のよ ....
嬉しかった


あなたが私に気付いてくれて



初めて私が

私という存在が

認められた気がしたんだ





ありがとう


嬉しかった



 ....
指から零れ落ちた

割れたガラスの欠片が

熱で溶けてゆく

炉の高温は素手には耐えられず

赤くなった指先が

悲鳴をあげるまで

熱を発するガラスに手を翳す

心の熱に ....
さくら さくら
あの人を返しておくれ
さくら さくら
私の元に戻しておくれ

さくら さくら
女の業が咲き乱れ
さくら さくら
今宵私は鬼になる


満開の桜の花の下
額に蝋燭 ....
ねぼけ まなこの アトリエ

いっぱいに 陽光は 満ちて

画布には 旋律から 対話への

やがて ひとつに 見える 道が 伸びる

( それは きつねの なの? うさぎの ....
甘い 甘い

苺を食べた

あんたと食べた

最初は普通やった

やのに

あんたがいきなり
あたしの口に苺入れて

にっと{ルビ笑=わろ}てから

「うまいやろ?」
 ....
失墜した月
隠された罰
夜という欠けた楽園

互いに刻まれた
二重の螺旋をほどいて
貴方のその卑猥な指で


ほの光る白い乳房を
道標にして

黒く反り立つ墓標まで
二人 ....
目の輝きがレンズ頼りになって、
小さなポーチに小物を詰めて、
逆睫毛をひっくり返した。
前髪を切りすぎて、
眉毛の端がちょん切れて、
頭が少しだけ軽くなった。

でもまだ心臓に毛は生えな ....
また 春が きた って だれかが いう

とめどなく 梅は ほころび

いぬふぐりは 淡く むらさきの 列を 走る

つぶらかな 音で ころ ころ と

ひとなりの {ルビ絃=いと ....
木漏れ日の降り注ぐ駅前の並木道で
信号待ちをしている君を見かけた
髪型と服装以外何も変わっていない君
懐かしい気持ちが風に乗って蘇る

今なら気兼ねなく話せると思い
君の元へ駆け ....
 仕事に疲れてベッドに倒れ
 布団にくるまり丸まって深い夢の中へ帰る
 本当の僕は夢の中で生活しているのだ
 ジャングルで狩りをしたり 海で漁をしたり 畑で収穫したりだ
 君もまだ生きている
 ....
曇った 庭の かたすみ に

そんな 便りが ある

二季を 過ぎて きた 冬の 朝顔が

ア・カペラを 一輪 ふるえて

白さに ひらかれた 暗さの 土地で

無伴奏(  ....
まぼろしなら良かったのに。

それなら私は、あなたを哀しんで泣くこともなかった。

だって、ぬくもりを知らないのだから。
恋人にはなれないけど、傍に居てあげることは出来るよ。
君を愛することは出来ないけれど、僕は君を宝物のように大切だと思っているから。
あの頃は大傑作だと思ったシンデレラ城も、
今見るといびつに歪んだ自己満足の結晶だった。
 
順調な始まりは、容易く
頻繁に転調してしまう。
 
予想していた 音は
半音 下がったり
   上がったりだ。
 
怒【ド】 殻を破り
姿【シ 】 美しく
裸【ラ 】 立ち ....
何故        そんなに       笑っているの        人知れず        ひとり誇らしげに        懍としてるの        何故        そんなに        生 .... 拝啓
 お元気ですか?私は相変わらずの毎日です。
 
 朝は六時におきて、支度を済ませてから家を出て
 電車を乗り継いで、会社につくのが大体八時。
 五時まで仕事をして、また電車を乗り継 ....
「は・ひ・ふ・へ・ほ」という文字が

ひとつずつだと


「は〜」「ひ〜」「ふ〜」「へ〜」「ほ〜」


ほら、なんだかため息みたいでしょ




「は・ひ・ふ ....
何処かに吸い込まれていく君に

好きだ

と叫んでみたが

声になっていなかったらしく

通行人から物乞いと間違えられて

誰かが5円置いていった

ちょうど手元に100円あっ ....
小さい足の
小走りピアノ
今日はとなりのネコとかけっこ

空気の上を弾む足
いっしょになって浮かされて
勉強どころじゃなくなった

もっとたくさん弾んでよ
耳にこぼれる音の玉
弾ん ....
17歳の春を覚えている
高校二年の春休みの夜
死に気づいた

いつか死ぬんだ

そう思って
胸が締まって
吐きそうになった


生きたいと思った

僕の意識が
僕のカタチが ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
時代産み- なかがわ ...自由詩4*07-4-10
しわ- わら自由詩16*07-4-9
鸚鵡の偉業- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-4-9
ふれたい- 逢坂桜自由詩15*07-4-8
彼の乗った船が_エーゲ海で消えた- もも う ...自由詩32*07-4-6
花いっぱい- 壺内モモ ...自由詩6*07-4-6
花冷え- 水町綜助自由詩35*07-4-5
クオリア- 蒼穹自由詩6*07-4-4
バス停から玄関まで- 七味とう ...自由詩14*07-4-1
あなたに、- 蓮未自由詩3*07-3-31
夕凪蒼想- 彌月自由詩6*07-3-30
桜鬼- 未有花自由詩12*07-3-28
目撃者の真昼- モーヌ。自由詩14*07-3-23
- 愛心自由詩9*07-3-21
罪と罰- 衿野果歩自由詩307-3-20
準備- むくげ自由詩407-3-16
すぷりんぐすてっぷ・じゃんぷ- モーヌ。自由詩15*07-3-14
つかの間の再会- 1486 106自由詩6*07-3-11
現実逃避- はじめ自由詩2*07-3-9
暁の巡礼- モーヌ。自由詩9*07-3-7
幻影- むくげ自由詩507-3-3
彼女に微笑む- むくげ自由詩3+07-3-2
けれども美しい。- むくげ自由詩407-3-2
指揮に逢う- ピアゴー ...自由詩107-2-24
- あるぺん ...自由詩3*07-2-20
もし、許されるなら- もこもこ ...自由詩6*07-2-13
はひふへほ- むむ自由詩8*07-2-11
こいうた- 大城 小 ...自由詩407-2-11
気まぐれピアノ- ポッケ自由詩3*07-2-10
はじめまして- 自由詩21*07-1-10

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