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生真面目な絆の国の小市民の仮面

の下には

逃げ足だけが速いご立派な大人の仮面

の下には

空気より希薄な辛うじて世帯主の仮面

の下には

コップ1杯でクダを巻ける安 ....
時空が虚構であることを
何故僕たちが知らなければならなかったか
知らぬことが一つの特権でもあったのに

夢の跡をたどり
確かめられるものの
すべてを消し去るために確かめる

片々の ....
政治に詳しいわけではない
選挙も行ったり行かなかったり
本当は行かないことが多かったけれど
ラジオで聞く国会中継は
結構好き

政治家は同じ演技しかできない
その劇場でしか使ってもらえな ....
一羽の鳩が飛んでいた
わたしの乗る列車を追いかけるように

無機質な四角い窓枠のなか
黒いコートの肩越しに
羽ばたき続ける
白い鳩の





線路を渡る架線を巧みに避けて ....
{画像=120109021256.jpg}



君に一等賞をあげよう!

神さまが居たんだ
表参道の交差点から明治通りを渋谷方面へ歩いていたら
通りすがりの神さまが振り向き様に僕の肩 ....
突然現れた希望が
暗闇の中ですさんだお前の身体を
光の元に暴き出した
お前は頭を抱えてうずくまる
ふしくれた指の間から
針金のような髪が四方八方に飛び出している
かびたパンのような身体には ....
心の奥底から
ぼこん ぼこん 
呻くように
呟くように
一つ 
また一つ
上がってくる
白いあぶくを
押しつぶす
日々の生業に
心を添わせようと

外側は
辛うじて
規格品 ....
嫁いで どれくらいたった時からだろう
実家の両親が 他家の者として私に接し
夫の両親も 嫁として私と接した

血族でも 他家の者になった私は
実家の事には 深く口を出さず
それが お互いの ....
今でも あの場所を流れています
高速道路の車列が整然と
途切れない 地平線のように続いて

形にならない声を
無差別に浴びて打たれ
そして 流れ 流れていく河

大きな河の膝の青タンを ....
空虚は私を蝕んでゆくし

不安はわたしを励ますし。


気が狂ったかのように泣いていたって

次の日にはなんにも変わっちゃいないのだ。


小さな原因は大きな動機だし。
 ....
飛べない魚が
雲の中から這い出してくる
ふるい戦闘機のなきがら
双胴に牡蠣殻のいちめん

酷使されたラジオから
喉をさいて響く歌
あたたかいミルクを呼んで
冷たい夜に泣く ....
まつげの先にくっついているのは
きっと、全てからこぼれたひとかけら


布団からはみ出た指先の冷たさに驚く
そういえば昨夜見ていたニュース番組で
朝夕の冷え込みに注意しましょう
とか何と ....
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現状認識


悔恨と希望、両極端に振れる

不安定な時代を生きる

情景は印画紙に焼き付けられ

その意味は後から知るこ ....
 
朝起きたら、外に出よう

白い息を吐きながら

此畜生と吐きながら



 

お正月、
特別なその日をくぐる
肩上げの晴れの着物に赤いりぼん
門松は凛々しく

遊び仲間はおすましして
行ったり来たり
どのお正月も晴れていたような
追い羽根の檜扇の実は
音 ....
南島の
国際通りでるつぼに会おう
安里から
牧志にかけての人だかり

沖縄三越の道向かいから 平和通りはかまぼこ型で
龍の捩れる ガマほどにあやしく
おいで おいでよ
ほの暗くゆるやか ....
月は敵でも味方でもない
その光は冷え切ったこの身を温めてはくれない
ただいつも美しく
いつも見つめてくれるだけ
月は訴えることはしない
だが証人にもなってはくれない
寡黙な隣人だ
星もそ ....
白い電気が光を帯びては

私の心臓を突き刺すのだ。



長い間わからなかったことも

ずっと知ってたあのことだって

よく考えたらすごくくだらないし

人差し指と親指 ....
詩人たちよ

雨が落ちてくるように言葉は降ってくるのだよ

時に水滴を凍らせ沢山の結晶をまきちらすのは僕らの魂

手探りで取り出した心臓の鼓動に空の波動と風の色がにシンクロするまで

 ....
告白に必要なのは

ユウキ

困っている人を助けるのに必要なのは

ユウキ

会議で発言するのに必要なのは

ユウキ

暗闇から抜け出せない

私たちに必要なのは
 ....
誰かのために歌ったんじゃなくて
私のために歌った私の歌が
一番愛しかった
そうして
やっと
あなたのために歌いたいなんて
思ったりして

誰かのためんなていうのは
とても難し ....
気合入れて目覚めても
去年となんら変わることの無い朝だった

それでも
いつもの年とは変えよう
変えてみよう

初春は一途な決意が大切なんだと自らを奮い立たせ

買いだめしておいた菓 ....
嫌いだとか好きだとかって

苦しくって気持ちいいね。



となりで寝息をたてる姿は

まるで子供のようなのに。



あなたは時に残酷だ。

苦しくって気持ちいい ....
あなたは

僕の影を見つけてくれた



重なる痛みは



愛おしくて

切なくて

優しくて





この気持ちも

明日には

はぐれてしまうん ....
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青春 / 矛盾する感情に流されるままに


青春って何だ

捨てられるものさ
だから忘れられるもの

もっともっともっと、感じてく ....
流れていく方向を見失って
濁り始めた水と空気

「仕方がない」のお題目の下で
済し崩しにされる許容限度

時間をかけて築き上げた壁を
やすやすとすり抜けて
目の前に現れる他人

 ....
年の終わりの最後の日

赤褐色の大地に立ち
遠く約束された地に行くことを阻む
北の山の連峰をのぞむ
彼の地の地平線を目指していたはずだが
あまりにも遠方にあることに気づき
今立ち竦んでい ....
窓硝子から流れ込む 午後の陽光に
植木鉢の スパティフィラムが
静かに 溺れていく

凍えた足首を燃やす 電気ストーブ
郵便ポストに忘れられた 年賀状
西向きの食器棚から 背伸びして外を見 ....
 あけましておめでとうございます。   たま




 オロチ

箸は一本でいいと言う。
ふたりの子は箸を一本ずつ持った。
狐の権太はうどん屋に化けて
村の二本松の辻に店を出してい ....
空から降ってくるものたちは
悲しみをたずさえてそっとやってくる

それはアリューシャン列島の凍った針葉樹を融かし
地に降り立つとそれぞれに色を変えて南下してくるのだ

柱時計をぼんと鳴らし ....
吉岡ペペロさんの自由詩おすすめリスト(8812)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
仮面_(再)- nonya自由詩21*12-1-10
触角- シホ.N自由詩3+12-1-9
あんまり政治家たちを責めないで- ただのみ ...自由詩8+*12-1-9
Bird_strike(車窓のひと)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-1-9
君に一等賞を上げよう事件_/_冬もやっぱり不思議話- beebee自由詩34+*12-1-9
迷い子(ゴラムに)- まーつん自由詩7*12-1-8
この海は深く呼吸する- ただのみ ...自由詩12*12-1-8
お面- 砂木自由詩20*12-1-8
なぐられ河- subaru★自由詩24+*12-1-8
誕生日- 自由詩212-1-7
即興(夜空への祈り)- あまね自由詩1312-1-5
きみの、ひとかけら- あ。自由詩17*12-1-5
現状認識- beebee自由詩23*12-1-5
此畜生- 殿上 童自由詩26+*12-1-4
正月の空気- 木原東子自由詩12*12-1-4
るつぼ- 乾 加津 ...自由詩18*12-1-4
すべてが敵でも味方でもなく- ただのみ ...自由詩14*12-1-3
小さい部屋- 自由詩312-1-3
詩人- 梅昆布茶自由詩712-1-3
ユウキ- ジュリエ ...自由詩312-1-3
歌う- 森未自由詩9*12-1-2
It's_a_beautiful_day(変わらないひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-1-2
真横に- 自由詩312-1-1
俯く自画像- 自由詩11*12-1-1
青春_/_矛盾する感情に流されるままに- beebee自由詩19*12-1-1
re-born- nonya自由詩21*12-1-1
始まりの物語ー終わらない話- ……とあ ...自由詩14*12-1-1
スパティフィラム- まーつん自由詩12*12-1-1
新春お年玉セット- たま自由詩23*12-1-1
風の章- 梅昆布茶自由詩1112-1-1

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